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来月8日(土)、お江戸両国亭昼席で開催予定、第11回「愚者の会」に、出演予定でしたが、今回私は休演致します。申し訳ございません。体調の問題ではなく、超人員不足で、業務から外れることが、叶いませんでした。会は、予定通り開催されますので、ご参集くださいませ。取り急ぎ、お詫びとお知らせ申し上げます。
2023.06.25
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いよいよ、開催が明後日に迫りました。今年下半期、一番お付き合い賜りたい会です。復活!玉井亀鶴の私見平成講談史「上方講談を繋いだ男」‐旭堂南鱗先生の藍綬褒章をお祝いして‐とき 6月23日(金)17時30分開場、18時~20時半木戸銭 2000円せき お江戸両国亭 http://www.ntgp.co.jp/engei/ryougoku/index.html 出演 遥々上方から来演!旭堂南鱗「上方講談」「トーク」玉井亀鶴「講談」「トーク」山亭ぽっぽ「開口一番」トークテーマ 「上方講談を繋いだ男‐師、三代目南陵を語る」なみはや講談協会旭堂南鱗会長は、四半世紀にか渡る、刑務所での活動が認められ、昨年秋藍綬褒章を受けられました。生まれも育ちも今も、通天閣から程近い大阪阿倍野在住。正調上方講談の第一人者。義理堅く人情に厚い浪花っ子。今、落語の世界でスタンダードのネタになった、『荒茶』『扇の的』…を、落語の世界に伝えた、功労者です。南鱗先生の師匠、三代目南陵先生は、戦後の一時期、関西でたった一人の講釈師になってしまいましたが、孤軍奮闘の結果、上方講談の再興が叶いました。その三代目先生の逸話は、爆笑してしまうものばかり。演芸好きのお方なら、上方演芸史に、そうでない方には、ひとりの浪花のオッサンの逸話として、お楽しみ頂けます。南鱗先生の一席は、6時30分頃。遅参でも歓迎します。是非、いらしてくださいませ。
2023.06.21
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@国立劇場演芸場・昼席一、笑福亭ちづ光『鈴ヶ森』一、笑福亭希光『真田小僧』一、できたくん「発泡スチロール芸」一、笑福亭里光『堪忍袋』一、三遊亭笑遊『野ざらし』一、仲入り一、ザ・ニュースペーパー(松下アキラ・土屋タケシ)「コント」一、笑福亭和光『狸賽』一、ボンボンブラザース「太神楽曲芸」一、笑福亭鶴光『荒茶』「踊り 浪花節だよ人生は」落語芸術協会の定席だが、鶴光一門会プラス落語芸術協会の新旧面白い芸人さん、という番組。初めて見たちづ光さんは、江戸弁の高座。ニュースペーパーのお二人は、トランプアメリカ元大統領ネタ。トリの鶴光師匠は、前半は『笑福亭松鶴伝』、ネタ『荒茶』、それに加えて照明や紙吹雪を使っての新舞踊と、大サービス。鶴光師匠の踊りは、振りが美しい。
2023.06.20
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ご無沙汰しております。玉井亀鶴です。以前、楽天ブログでお付き合い頂いていましたが、数年間、アメブロにてブログを書いていました。https://ameblo.jp/tamai08ですが、最近アメブロの更新が出来なくなり、ブログが書けなくなりました。そこで、古巣の楽天ブログに戻り、また色々綴ってまいります。宜しくお願い申し上げます。
2023.06.19
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JRA浅草パークホールで、第16回「浅草パラダイス落語会」を、有借亭圓さん実行委員長の許、開催。 189名様のご来場。 【一部】 一、有借亭圓さん「代脈」 一、福々亭笑助「入れ目」 一、一日あいあいず「ほのぼのパフォーマンス」 一、隠れ家虎太郎「親子酒」 一、若木家志楽「看板のピン」 一、みやび亭抜刀「刻うどん」 一、寝床家道楽「半分垢」 一、平野ドレミ「スーパー主婦漫談」 一、何亭浅素「学校改革」 【二部】 一、立の家せんじ「子ほめ」 一、笑皆亭吉笑「寄合酒」 一、古好亭志んー「短命」 一、道落亭かね平「たいこ腹」 一、万年堂きさ馬「お客様相談室」 一、ペロ中島「ギター漫談」 一、南風亭我楽「釜猫」 一、三崎家桜の輔「最終列車」 一、マイペース「歌」 一、玉井亀鶴「難波戦記 長門守木村重成堪忍袋」 【三部】 一、万葉亭小太郎「宗論」 一、マリリン「マジック」 一、料亭彦柳「代書屋」 一、千弦家こまり「俗曲」 一、寿司家並平「松山鏡」 一、若木家元翁「紀州」 一、河内家るぱん「源太と兄貴~しのぎ編~」 一、禁煙亭白鳥「牛ほめ」 一、エムジーX 「漫才」 一、茶柱亭立丸「寝床」 この会に 2008年の第8回から参加しているが、漸くトリを取らせて頂いた。 着用の羽織は、神田陽司師のお形見。 形見の羽織来て二部の主任(トリ) 紋付き羽織袴でようやく一枚看板
2016.05.21
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さて、毎年恒例、社会人落語の殿堂「浅草パラダイス落語会」が、近づいて参りました。 この会に参加して約10年、初めてトリをとらせて頂くことになりました。これも、常日頃支えて下さる、皆々様のお陰と、感謝致します。 こういうことは、二度とないことです。短時間でもお付き合い頂きたく、お願い申し上げます。 なお当日は、2月に急逝された、神田陽司さん形見の羽織で、ご機嫌を伺います。 5/21(土)13:30~16:00「第16回 浅草パラダイス落語会」@JRA浅草パークホール 無料但しカンパ大歓迎 出演:立の家せんじ「落語」、皆笑亭吉笑「落語」、古好亭志ん―「落語」、万年堂きさ馬「落語」、ペロ中島「ギター漫談」、三崎家桜の輔「落語」、マイペース「唄」、主任・玉井亀鶴「講談」 ※当日は、10:30からの第一部、16:30からの第三部もございます。もし、宜しければ…。 当日、浅草でお待ちしております。
2016.05.19
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今月の、永福ふれあいの家には、万年堂きさ馬兄にご出演頂いた。 一、玉井亀鶴「重成堪忍袋」 一、万年堂きさ馬「道具や」 一、玉井亀鶴「鰹の強請」 きさ馬兄は、オリジナルの新作落語が売り物。しかし、今日は古典。きさ馬兄の、律儀で温かなお人柄ご活きて、「道具や」の主人公はじめ登場人物全てが、皆愛すべき人達になっていた。 私は、今度「浅草パラダイス落語会」でやるつもりの「木村重成堪忍袋」と、季節ネタの「白子屋政談」から「鰹の強請」。登場人物の設定を、しっかり演じ分ける様に心掛けた。 終演後は、きさ馬兄が学生時代を過ごした渋谷の街を探訪。渋谷には、私はあまり出掛ける所ではないが、時々出掛けることもある。しかし、足を向ける場所は、決まっている。 渋谷を良く知るきさ馬兄に、知らない所にお連れ下さり、楽しかった。
2016.05.12
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去る月18日に亡くなられた、神田陽司師を偲んで、陽司師の兄弟子・神田愛山師の独演会の番外編として、らくごカフェで昼夜の「神田陽司を偲ぶ会」。 昼夜共満員。 愛山、神田山吹、神田阿久鯉、神田春陽の各師と、妹弟子の神田真紅さん、神田紅佳さん(ネタは昼夜「三方ヶ原」)と、陽司師ゆかりの人々が、陽司師の古典ネタ、陽司師好みの新作をが並ぶ。 何よりも、全員がマクラで語る「陽司伝」が面白い。 そして、愛山師の「幻の一番弟子」では、最期まで講談に拘り、講釈師として生きた陽司師が、温かく語られた。 頻繁に、笑が起き、素晴らしい「偲ぶ会」だった。 でも…、陽司さん、帰ってらっしゃいな…。
2016.05.08
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末広亭五月上席夜の部は、きらり改メ神田鯉栄師、橘ノ円満師、可女次改メ三笑亭可風師の、真打ち昇進披露興行。二階席が開くほどの、満員。 一、三遊亭遊かり「酒の粕」 一、神田松之丞「和田平助」 一、宮田章司「売り声」 一、三笑亭可龍「桃太郎 せつほんかいな」 一、桂伸治「お菊の皿」 一、三笑亭茶楽「紙入れ」 一、春風亭昇太「ちりとてちん」 一、東京ボーイズ「歌謡漫談」 一、神田松鯉「屏風の蘇生」 一、三遊亭小遊三「弥次郎」 一、仲入り 一、春風亭昇太・三遊亭円馬・神田松鯉・三笑亭可風・橘ノ円満・神田鯉栄・三笑亭可楽・三笑亭茶楽・三遊亭小遊三「口上」 一、三笑亭可風「新作」 一、橘ノ円満「子ほめ」 一、三遊亭円馬「雑俳」 一、三笑亭可楽「漫談」 一、ボンボンブラザース「曲芸」 一、神田鯉栄「赤垣の徳利」 春風亭小柳枝師は休演で、その代演は昇太師。昇太師らしさ溢れる「ちりとてちん」。よく聴いてみると、マクラは別にして、ネタに入ると現代的なクスグリが全くなく、昇太流でありまた、落語の世界に合う高座であることに、感心した。 鯉栄師は、松鯉師ゆずりの「赤垣源蔵」。流れる様な美しい一龍斎の義士とは違い、武骨さが前面に押し出している「赤垣」で、良かった。おめでとうございます。
2016.05.04
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お江戸日本橋亭での、朝練講談会特別番組「黄金週間十日間連続読みの会」4日目を聴く。 一、玉川太福「河内山と直侍」〈水乃金魚〉 一、神田春陽「浅妻船」 平日にも関わらず、沢山の客席。 この会では、春陽師は「清水次郎長伝」、太福さんは「青龍刀権次」と、連続読みを聴かせる会。続きを楽しみにして行ったが…、2席共連続のネタは聴かれず…。 実は、この会を楽しみにしていて、あと1~2日通うつもりだったが、またこんなことになったら…。
2016.05.02
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去る4月30日に、お江戸両国亭で開催した「荒到夢形と玉井亀鶴」、「三つ葉葵と桐の紋」は、「聴講無料ただしカンパ大歓迎」としていましたが、急遽頂いたお金を、熊本地震の義援金にさせて頂きました。 荒到夢形さん、本間織峯さんにもご協力頂き、私も少しだけ足して、30500円となりました。 先程、日本赤十字社に、送金しました。 ご協力、有難うございます。 取り急ぎ、御礼申し上げます。
2016.05.02
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お江戸日本橋亭は、昨朝から神田春陽師と玉川太福さんで、朝練講談会特別番組として「黄金週間十日間連続読みの会」。 一、玉川太福「青龍刀権次2」〈玉川みね子〉 一、神田春陽「清水次郎長伝 三本椎の木お峯の茶屋」 沢山のお客席。熱気が溢れながらも、どこかのんびりした雰囲気がいい。
2016.04.30
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神田愛山師のお宅に伺って、「花川戸助六」の三席目「助六と松鶴屋」、四回目(最終回)のお稽古へ。 何回か高座に掛けているこどもあり、噺の序盤にある、お茶を淹れるくだりの、上下目線たけを直して終了。 青の絽の紋付きの羽織を、頂戴した。これは、愛山師が作り来ていたものを、弟弟子の神田陽司師にあげたもの。2月に陽司師が亡くなり、愛山師の所に戻って来たもの。 有難く、頂戴した。
2016.04.26
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今夜は、神保町にあるらくごカフェ「神田愛山・宝井琴調冬の会」を聴く。 一、神田愛山「三方ヶ原軍記」 一、宝井琴調「小政の生い立ち」 一、仲入り 一、宝井琴調「小田小右衛門」 一、神田愛山「葛飾北斎と谷文晁」 非常に珍しい、愛山師の「三方ヶ原」が楽しみ。五色備までの高座。本領ではないだろうが、今の若い講釈師の講談のリズムとは、違っている。愛山師の一言一言が、講談らしいリズム。 講談のリズムといえば、琴調師もそう。普通に喋っているが、講談らしい。これは、愛山師も、琴調師も、きちんと修羅場を叩いたからであろう
2016.04.25
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今夜は新宿の道楽亭での、第12回「談之助・唐沢の落語アカデミア」へ。今回のテーマは「落語評論」。 一、唐沢俊一・立川談之助「トーク」 一、立川談之助「五目講釈」 一、仲入り 一、唐沢俊一・立川談之助「トーク」 オープニングでは、談之助師と唐沢さんが、先日亡くなった神田陽司師の想い出噺を。 談之助師の一席は、「五目講釈」。立川談志師がやっていた「鮫講釈」は、「桑名船」に「五目講釈」の講釈の部分をつけためのとか。 講釈の部分は、マニアックな物真似沢山。 「トーク」は、「落語評論について」。野村無名庵→正岡容→安藤鶴夫と、落語評論の系譜を説明した所から、始まった。この三人の特色は、全て高座経験があること。これには、気付かなかった。 また、安藤鶴夫が「良い落語の基準を作った」とも。 現在の落語評論は、「この落語家を聴け」の様な評論が多く、今の落語を後世に伝えようとしていない。また、評論は作品として面白くなくてはならない。しかし、現在の落語評論は、面白くないという言葉が、印象に残った。 この会は、観客にプレセントがある。私は、あの目黒名人会のビラ(コピー)を入手し、満足。
2016.04.25
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荒到夢形さんを、函館からお迎えして、一日お江戸両国亭に籠城する、「荒到夢形と玉井亀鶴」「三つ葉葵と桐の紋」が、間近に迫りました。 残念ながら、私は自分の高座をお付き合い頂く状況には、恵まれているとはいえません。とにかく、一席でも聴いて頂きたくて、朝から夜まで一日ぶっ続けの会を、企画しています。短時間でも、両国亭にお顔出し、激励して頂けませんか? 今回も、「入場無料但しカンパ大歓迎」ですが、頂いたお金は、熊本地震の義援金として、被災地にお送りします。 ★4/30(土)13:00「荒到夢形と玉井亀鶴5」 亀鶴演題:長講・寛永三馬術「曲垣と度々平」 主任・函館から荒到夢形「講談(田中正造)」 ★4/30(土)16:00「荒到夢形と玉井亀鶴6」 亀鶴演題:家康没後四百年「春日局」、天保水滸伝「繁蔵相撲の啖呵」 主任・荒到夢形「講談(島崎冬子伝、海賊退治)」 前講:本間織峯「講談」 ★4/30(土)19:00「三つ葉葵と桐の紋9」 亀鶴演題:連続・難波戦記8「大坂冬の陣2」他一席 共演:荒到夢形「講談」、本間織峯「講談」 ※会場は、全てお江戸両国亭(墨田区両国4-30-4両国武蔵野マンション1階。総武線両国駅西口徒歩5分 大江戸線両国駅A5出口徒歩3分。全席椅子席) お忙しいでしょうが、ご来会をお待ち申し上げております。
2016.04.25
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今日も、深川江戸資料館小劇場での、「講談伝承の会 講談師34名発表会」へ。 一、神田松之丞「忠治山形屋」(指導・神田愛山) 一、旭堂南青「馬場の大盃」(指導・一龍斎貞花) 一、神田蘭「呂昇物語」(指導・宝井琴桜) 一、田辺一乃「敦盛の最期」(指導・宝井琴嶺) 一、仲入り 一、旭堂南陽「沖田総司」(指導・宝井琴星) 一、一龍斎貞友「平野の地雷火」(指導・旭堂南左衛門) 一、神田山緑「瓢箪屋政談」(指導・一龍斎貞山) 一、神田すみれ「前原伊助」(指導・一龍斎貞水) 一、仲入り 一、一龍斎貞鏡「鬼薊清吉・佐竹家乗り込み」(指導・旭堂南陵) 一、桃川鶴丸「真田の入城」(指導・神田愛山) 一、旭堂小二三「笹川の花会」(指導・神田松鯉) 一、仲入り 一、神田春陽「楠の泣き男」(指導・旭堂南鱗) 一、神田昌味「山内一豊の妻」(指導・宝井琴調) 一、旭堂南湖「五郎正宗孝子伝」(指導・一龍斎貞山) 一、仲入り 一、宝井琴柑「瞼の母」(指導・神田翠月) 一、一龍斎貞橘「お竹如来」(指導・神田香織) 一、旭堂南華「報恩出世車」(指導・神田翠月) 一、神田紫「徂徠豆腐」(指導・一龍斎貞心) 昨日より開演時間が早く10時。10時間18席の講釈の講談を。 南青、南陽、貞鏡、鶴丸、小二三、春陽、南湖、琴柑、貞橘、南華(敬称略)の皆さんの高座が、良かった。 特に、鶴丸師は、今まで聴いた中で最良の一席だった。 また、上方の皆さんは、全員充実した高座。 昨年の「伝承の会」から、今年まで、昨年の「伝承の会」で掛けたネタを、私の見る限りではあまり聴かれなかった印象がある。折角の機会なので、末永く高座に掛けて、次世代に伝承して頂きたい。
2016.04.25
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深川江戸資料館小劇場で、「講談伝承の会 講談師34名発表会」初日を、最初から最後まで聴く。 一、一龍斎貞弥「楠屋勢揃い」(指導・一龍斎貞水) 一、田辺銀冶「国定忠治の愛妾菊池徳 」(指導・宝井琴梅) 一、旭堂南斗「真田の入城」(指導・宝井琴梅) 一、田辺鶴瑛「五平菩薩」(指導・宝井琴梅) 一、仲入り 一、神田すず「亀甲縞」(指導・一龍斎貞心) 一、旭堂南舟「大石東下り」(指導・宝井琴星) 一、一龍斎貞寿「真田大助の初陣」(指導・旭堂南左衛門) 一、仲入り 一、神田紅葉「母の慈愛」(指導・神田翠月) 一、旭堂南海「小政の生い立ち」(指導・宝井琴調) 一、神田あおい「爆裂お玉」(指導・神田翠月) 一、仲入り 一、神田真紅「扇の的」(旭堂南左衛門) 一、田辺一邑「木村重成堪忍袋」(指導・一龍斎貞山) 一、神田鯉風「平野の地雷火」(指導・旭堂南鱗) 一、仲入り 一、一龍斎春水「玉川上水の由来」(指導・宝井琴調) 一、田辺凌鶴「後藤又兵衛大坂入城」(指導・一龍斎貞水) 一、神田陽子「秀吉と易者」(指導・旭堂南鱗) 12時半から9時半まで、9時間16席を。流石に疲れるが、面白い。普段なかなか会うことがない人と談笑したり…。
2016.04.25
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広小路亭から、浅草演芸ホールへ。4月中席から、立川吉幸さんが落語芸術協会で二つ目昇進。今日からは、浅草演芸ホールでの披露。 一、春雨や雷蔵「寝床」 〈夜の部〉 一、春風亭べん橋「狸の札」 一、瀧川鯉八「からぬけ?」 一、宮田章司「売り声」 一、瀧川鯉ん「ん廻し」 一、立川吉幸「肥瓶」 一、新山ひでや・やすこ「漫才」 一、神田紫「山内一豊」 吉幸さんは、まず快楽亭ブラック門下になったが、立川談幸門下に移り、談幸師に従い立川流から落語芸術協会に移籍し、二つ目だったが一年前座修業をしたので、二度目の二つ目昇進という訳。 吉幸さんの落語の力量は、折り紙付きだが、すっかり寄席の雰囲気にぴったり合っていた。 回り道しっぱなしだったけれど、本当に良かった。おめでとうございます!!
2016.04.21
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お江戸上野広小路亭昼席の「広小路亭講談会」は、神田あおい師の、真打ち昇進披露今回。満員。 会場時に、木戸であおい師、ロビーであおい師の師匠である神田すみれ師が出迎えて下さり、熱の入れ方が尋常ではないことがわかる。 一、田辺凌天「三方ヶ原」 一、一龍斎貞橘「五条の橋」 一、宝井梅福「お竹如来」 一、田辺一邑「山葉寅楠オルガンを直す」 一、宝井琴桜「小松菜の由来」 一、神田翠月「春日局」 一、一龍斎貞水「蘇生奇談」 一、仲入り 一、神田翠月・神田あおい・神田すみれ・一龍斎貞水「口上」 一、神田すみれ「木津の勘助」 一、神田あおい「伊達家の鬼夫婦・越後伝吉4 正次郎とお梅」 5日間の披露目で、敢えてこの日を選んだのは、翠月、琴桜両師が顔を揃えるから。両師が、一緒に出演することは、珍しい。 翠月師は、「春日局」。神田畑の講釈師でよく聴く一席だが、今日の「春日局」は初めて聴いたくだり。おふくが家康の所に、「竹千代を三代将軍に」と直訴に行く直前、おふくが水ごりを取るくだり。 翠月師は、「瞼の母」や「お富与三郎」など、威勢のいい読み物が得意だが、家康の愛妾お勝とおふくのやり取りが、品格があり素晴らしかった。 最近の、講談協会の新真打ち昇進披露では、新しい真打ちが前後両席読むことが、通例になっている。 2席とも、すっかりあおい師のカラーが出ていた。 改めて、おめでとうございます。
2016.04.21
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携帯電話、スマートフォンですと、このブログの表紙に書いた、出演予定が見にくい様なので、決定している本文にも出演予定を掲載しておきます。 ★4/30(土)13:00「荒到夢形と玉井亀鶴5」@お江戸両国亭 亀鶴演題:長講・寛永三馬術「曲垣と度々平」・無料但しカンパ大歓迎(熊本地震の義援金にさせて頂きます) 共演:函館から荒到夢形「講談」 ★4/30㈯16:00「荒到夢形と玉井亀鶴6」@お江戸両国亭・無料但しカンパ大歓迎(熊本地震への義援金にさせて頂きます) 亀鶴演題:春日局、天保水滸伝「繁蔵相撲の啖呵」 共演:荒到夢形「講談」、本間織峯「講談」★4/30㈯19:00「三つ葉葵と桐の紋9」@お江戸両国亭・無料但しカンパ大歓迎(熊本地震への義援金にさせて頂きます) 亀鶴演題:連続・難波戦記8「大坂冬の陣2」他一席 共演:荒到夢形「講談」、本間織峯「講談」★5/21㈯13:30「第16回 浅草パラダイス落語会」@JRA浅草パークホール・無料但しカンパ大歓迎 二部主任・玉井亀鶴! 共演:立の家せんじ「落語」、皆笑亭吉笑「落語」、古好亭志ん―「落語」、万年堂きさ馬「落語」、ペロ中島「ギター漫談」、料亭彦柳「落語」、マイペース「唄」★6/14㈫14:00「第97回 玉井亀鶴の講談日和」@江東区総合区民センター第一和室・無料但しカンパ大歓迎 亀鶴演題:寛永宮本武蔵「吉岡兼房」、丹羽節子作「六条御息所」、鰯屋政談「伊勢の初旅」★6/25㈯19:00「三つ葉葵と桐の紋10」@江東区総合区民センター第一和室・無料但しカンパ大歓迎 亀鶴演題:連続・難波戦記8「大坂冬の陣2」他一席 共演:本間織峯「講談」★7/3㈰13:00「第2回・愚者の会」@お江戸両国亭・無料 亀鶴演題:五平菩薩 共演:上方より田舎家かかし「上方落語」、有借亭圓さん「落語」、万年堂きさ馬「落語」、恋文家たんめん「落語」
2016.04.21
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偶数月の第3金曜日夜に、田原町にある日本浪曲協会の大広間で、東家一太郎さんの会「東家一太郎雷門会」へ。 一、東家一太郎「一休婿入り」〈東家美〉 一、仲入り 一、東家一太郎「安兵衛道場破り」〈馬越ノリ子〉 2席とも、何回も聴いていて、もう「東家一太郎十八番」と言っても良いネタで、楽しい。 2席の後は、茶話会。一太郎、美ご夫妻の温かいお人柄で、和気藹々。美さんの三味線で、みんなで「俵星玄蕃」を合唱。これまた楽しい。
2016.04.15
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田原町の日本浪曲協会に行く途中に、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅から程近い、隅田湯で入浴。住所は墨田区隅田。墨田区にある隅田湯で、入浴という訳。 この隅田湯の面白い所は、入口の靴脱ぎから、男女が別れている所。仮に、夫婦が隅田湯に来たとしても、道路で別れることになる。 また、浴室の壁は、富士山の絵ではなく、タイル画であること。 流石に下町、お湯が熱いのがいい。 脱衣室には、昔ながらの体重計に加え、現代式の体脂肪計があり、生まれて初めて体脂肪を測ったが、採血などをしないで、何故体脂肪がわかるのか?また、この数値は正しいのか?
2016.04.15
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歌舞伎座での、「四月大歌舞伎」夜の部序幕の「毛谷村」を、幕見で見物。 「彦山権現誓助剱 杉坂墓所・毛谷村」 毛谷村六助:片岡仁左衛門 お園:片岡孝太郎 杣斧右衛門:坂東彌十郎 微塵弾正実は京極内匠:中村歌六 お幸:中村東蔵 「毛谷村」には、あまり縁がなく、一度見た位。 毛谷村六助は、私の中では、中村富十郎、中村吉右衛門というイメージがあったが、今回は仁左衛門。東京では、初めてらしい。仁左衛門独特の颯爽とした所と、上方らしさが同居している。 孝太郎のお園は、父仁左衛門に、引けをとらない。 今回は、お馴染みの「毛谷村」の前に、「杉崎墓所」がつき、「毛谷村」に至った経緯が、わかりやすい。
2016.04.13
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八丁堀の敬老館・いきいき桜川での、「桜川いきいき寄席」は、今年度初の会。2月に出演予定だった、麹家馬ことさんの、ご出演。 一、玉井亀鶴「繁蔵相撲の啖呵」 一、麹家馬こと「長屋の花見」 私は、「天保水滸伝」から「繁蔵相撲の啖呵」。「天保水滸伝」の主人公・笹川の繁蔵の生い立ちともいえる一席。今日が、ネタおろし。神田愛山師の音源にて覚えた。 音源を聴いている時には気付かなかったが、繁蔵が勘当されるきっかけとなった、利根の渡し場の一件、題名にもなっている「相撲の啖呵」と、酒に纏わるトラブルが繰り返されている。この部分を、飽きさせない様にやらなければと思ったが、ネタおろしなのでなかなか…。 馬ことさんは、「長屋の花見」。東京では、既に葉桜がちらほらと。登場人物が、いきいきしていた。
2016.04.13
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渋谷駅近くにある、東福寺の涅槃堂にて、講談協会の定席である、第26回「渋谷金王町講談会」へ。 随分前から開催しているが、私ははじめて。 トリの一龍斎貞水師は、「文芸講談」とのネタ出し。 「仇討兄弟鑑」は、菊池寛原作。小説を読んでいて感じる、独特の味わいを楽しんだ。 宝井琴柑さんは、昨日からの連続。神田翠月師直伝の「お富与三郎」は、教わったことを一つ一つ噛みしめながら読んでいる。 連続といえば、宝井梅湯さんの「西遊記」も、昨日からの連続。荒唐無稽な講釈を、のんびり楽しく聴かせてくれた。
2016.04.10
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年度始めは、お江戸両国亭に立て籠り、函館の荒到夢形さんとの会です。 黄金週間の最初に、一席でも高座をお聴き頂きたく、ご来会賜りたく、お願い申し上げます。 ★4/30(土)13:00「荒到夢形と玉井亀鶴5」 亀鶴演題:長講・寛永三馬術「曲垣と度々平」・無料但しカンパ大歓迎 主任・函館から荒到夢形「講談(田中正造)」 →この会は、夢形、亀鶴長講一席。お仲入り休憩はありません。 ★4/30(土)16:00「荒到夢形と玉井亀鶴6」 亀鶴演題:家康没後四百年「春日局」、天保水滸伝「繁蔵相撲の啖呵」 主任・荒到夢形「講談(島崎冬子伝、海賊退治)」 前講:本間織峯「講談」 ★4/30(土)19:00「三つ葉葵と桐の紋9」 亀鶴演題:連続・難波戦記8「大坂冬の陣2」他一席 共演:荒到夢形「講談」、本間織峯「講談」 →この会は、お仲入り休憩はありません。 ※会場は、全てお江戸両国亭(墨田区両国4-30-4両国武蔵野マンション1階。総武線両国駅西口徒歩5分 大江戸線両国駅A5出口徒歩3分。全席椅子席)
2016.04.07
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今日は、「浪曲定席木馬亭」へ。最近、平日の昼間でも、客席が埋まっている。 孝子師の「母子河童」の楽しさ、雲月師の「小村寿太郎」の凛々しさは勿論、一太郎さんの「木っ端売り」が、何といっても楽しい。 「木っ端売り」は、やり方によっては、古臭い噺だけれども、一太郎さんの「木っ端売り」は、解りやすく丁寧にやっているが、古臭さがない。しかも、江戸の人情の温かさを眺めている様な心地で、気持ちが良かった。
2016.04.06
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平成28年度の初めは、浜町の敬老館・いきいき浜町での「浜町のんびり寄席」。寝床家道楽さんに、ご出演頂いた。 一、玉井亀鶴「花川戸助六と松鶴屋」 一、寝床家道楽「崇徳院」 「松鶴屋」は冬、「崇徳院」は春の噺。季節の変わり目は、ふたつの季節の噺が聴かれ、こんなことも良いもんだと、思った次第。 道楽さんの「崇徳院」を聴いていたら、春の気配が漂って来た。
2016.04.01
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八丁堀の敬老館・いきいき桜川での「桜川いきいき寄席」は、今年度最後の会。陽気が良くなり、何となく客席が華やいでいる。 今回は、めずらし家芝楽さんのご出演。 一、玉井亀鶴「桜屋梅吉」 一、めずらし家芝楽「猫の災難」 今日の私は、明治物の「桜屋梅吉」。自分では、少しではあるが、明治の雰囲気が出て来つつある様な気がするが、如何? 芝楽さんは、お酒好きらしく「猫の災難」。マクラでは、お酒や美味しい食べ物の噺が、何とも美味しそう。 昼から風呂に浸かって、のんびり一杯やっている様な、豊かな気分になった。 まあ、私はお酒は呑みませんが…。
2016.03.31
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北千住にある、労音東部センターで開かれた、 第102回「千住日の出寄席」に出演させて頂いた。 この会は、嬉野亭慶多さんが席亭だったが、昨年4月に急逝。若木家元翁、料亭彦柳両先輩が引き継がれた。 ネタは、「たらちね」「大浦兼武」「宿屋の富」「憧れの甲子園」「バイオリン演歌」「らくだ」の順。 私の出番は2本目、お後の邪魔にならない様に、長くならない様に気をつける。 「大浦兼武」は、新人巡査の奮闘記。新入社員を多く見掛けるこの季節に、よくやっている。国本武春師の得意ネタだ。単純で陽気で、短く出来る。受け入れて頂いた様で、一安心。 ゲストは、春風亭一左さん。客席の外で少しだけ拝聴したが、高座と客席が一体となっていることがよく判り、素晴らしかった。
2016.03.27
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お江戸日本橋亭昼席での、「鶴光の会 その三」を聴く。 一、笑福亭希光「二人癖」 一、笑福亭羽光「天神山」 一、笑福亭和光「江戸荒物」 一、笑福亭鶴光「阿弥陀寺」 一、仲入り 一、マグナム小林「バイオリン漫談」 一、笑福亭鶴光「崇徳院」 この会では、鶴光師による生粋の上方落語がたっぷり聴かれるのが、魅力。今日は「阿弥陀池」と「崇徳院」。「崇徳院」は、下げが「割れても末に…」ではない。上方はそうなのか、鶴光師が変えたものかは判らないが、すんなり得心出来るもの。 「阿弥陀池」は、馬鹿馬鹿しく軽くて、愉快。 前方のお弟子さんの落語も、面白い。特に、羽光さんの「天神山」は、繊細。お弟子さんにも、馬鹿馬鹿しく繊細な鶴光落語は、受け継がれている。
2016.03.26
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神保町のらくごカフェでの、「神田愛山独演会」は、「徳川天一坊」が続いている。 一、神田愛山「紀州調べ(上)・昨日の花」 今回の「天一坊」は、15回目。大岡越前の家来白石治右衛門、吉田三五郎が、天一坊の生い立ちについて調べに、紀州に出向くくだり。淡々と過程を話すだけだが、二代目神田山陽師を彷彿とさせる軽いやりとりが、面白い。 後席は、「品川陽吉遺言シリーズ」。若死した弟弟子、紆余曲折あり休業している姪弟子と、志半ばで高座から離れざるを得ない後輩の物語。 今を、懸命に生きようと思わせる、一席だった。
2016.03.25
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今月の歌舞伎座は、中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露「三月大歌舞伎」。昼の「鎌倉三代記」と、夜の「角力場」「口上」「金閣寺」を、幕見で見物。 「鎌倉三代記・絹川村閑居の場」 時姫:中村雀右衛門 佐々木高綱:中村吉右衛門 母長門:片岡秀太郎 三浦之助義村:尾上菊五郎他 「双蝶々曲輪日記・角力場」 濡髪長五郎:中村橋之助 吾妻:市川高麗蔵 山崎屋与五郎・放駒長吉:尾上菊之助他 「五代目中村雀右衛門襲名披露口上」 (舞台下手から)中村吉右衛門、片岡我当、中村鴈治郎、中村東蔵、中村橋之助、中村時蔵、尾上松緑、大谷友右衛門、松本幸四郎、中村雀右衛門、坂田藤十郎、片岡仁左衛門、片岡秀太郎、中村歌六、中村扇雀、中村又五郎、中村魁春、中村梅玉、尾上菊五郎 「祇園祭礼信仰記・金閣寺」 雪姫:中村雀右衛門 松永大膳:松本幸四郎 狩野之介:中村梅玉 此下東吉:片岡仁左衛門 慶寿院尼:坂田藤十郎他 襲名披露狂言では、経験のある雪姫か特にいい。また、仁左衛門の東吉が、滅法良く、雪姫と東吉が、舞台一杯に広がる。 一歩、「鎌倉三代記」の時姫は、時姫独特の激しさがない感じ。初日から休んでいた菊五郎も、出演して、先月同様菊吉の芝居を楽しんだ。 今年、八代目芝翫になる橋之助と、菊之助という珍しい「角力場」は、橋之助扮する濡髪が貫禄が出、また菊之助の与五郎と放駒も健闘。しかし、与五郎の様なつっこればしは、難しい…。 それにしても、いい雀右衛門が出来て、嬉しい限り。
2016.03.22
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お江戸日本橋亭「講談夜席」は、神田春陽師のトリ席。今日は、宝井梅湯さんから聴く。 一、宝井梅湯「無心は強い」 一、神田すず「太閤記」 一、宝井琴調「浜野矩随」 一、仲入り 一、一龍斎春水「秋色桜」 一、神田春陽「幾代餅の由来」 すずさんの「太閤記」は、始めて聴いた珍しいくたり。琴調師の「浜野矩随」は、以前聴いた時と違っている。琴調師が、内容を再吟味したに違いない。仰々しくなく、さりげない素晴らしい一席だった。 トリの春陽師は、いつも通り黒紋付きの羽織の下は、珍しく水色の明るい着物。この着物は、神田陽司師の形見だそうだ。 マクラでは、陽司師の想い出話。淡々と、しかも洒落っ気ある想い出話の中で、陽司師は生きていた。 「幾代餅」は、春陽師が前座時代にやっているのを、聴いたことがある。落語と同じ様にやっているけれど、聴き終わった時には、「講談を聴いた」という充実感が残った。
2016.03.17
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雨中、五代目眠家狂四楼さんと、永福町のデイサービス・永福ふれあいの家へ。 一、五代目眠家狂四楼「たらちね」 一、玉井亀鶴「忠臣二度目の清書・助六と松鶴屋」 狂四楼さんが、きちんと「たらちね」をやっていたら、客席がだいぶ温まって来る。 前席は、「このネタに、興味があります」と話していた、「忠臣二度目の清書」。気負いなく出来た。「さっぱりとした、『二度目の清書』ですね」と、狂四楼さん。仲間内に、自分の高座について、声を掛けて貰えることは嬉しい(そうでない人もいる)。しかも、それが後輩というのは、嬉しさもひとしおだ。 後席は、「花川戸助六」から「松鶴屋」のくだり。時間の関係で、駆け足になったが、噺の省略法を見つけた気がする。 所で、私の講釈は、軽いとも、講談としては軽薄とも思う。真実は如何に?
2016.03.14
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日本橋亭で合流した、釈場のご常連と、東京メトロ有楽町線護国寺駅から程近い所にある、本浄寺というお寺にある拝鈍亭という、小さいながらも立派なホールで、雑司谷拝鈍亭「講談の夕べ」へ。 聴く所によると、本浄寺のご住職が、ハイドンを楽しむために作った会場とか。 釈台も立派、居心地もいい。 一、一龍斎貞奈「木村又蔵駆け付け」 一、一龍斎貞心「徂徠豆腐」 一、仲入り 一、一龍斎貞心「お紺殺し」 貞奈さんは、最近貞心師に入門した女性のお弟子さん。 貞心師は、前席は軽妙に「徂徠豆腐」。 後席は「新吉原百人斬り」の発端「お紺殺し」。夏場ではないが、ご住職のリクエストで怪談を。これが良かった。 佐野次郎兵衛とお紺の再会、無念のままに殺され、お紺殺し、幽霊になったお紺…と、一連の出来事が目の前で行われている様で、実に素晴らしいかった。 マクラで、昔キャバレーでの立体怪談の想い出話。今でも立体怪談は盛んだが、怪談は素ばなしが一番いい。
2016.03.13
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お江戸日本橋亭昼席は、「一龍斎貞山公開録音の会」。本来なら、京山幸枝若師の独演会の予定だったが、幸枝若師急病で会は延期。急拵えの貞山師の会となった。 一、一龍斎貞山「山崎の合戦・木村重成堪忍袋」 前席は「山崎の合戦」。今の講釈師は、「三方ヶ原」から修業するのが主流だが、貞山師は師匠の六代目神田伯龍師から、「山崎の合戦」を最初に習ったとか。また、貞山師は高座では、修羅場を読まないから、これは大変珍しい。私も、貞山師の軍談は始めて。格調高さは、貞山師ならでは。その中に、修羅場らしさ溢れている。 後席は、「木村長門守の堪忍袋」。普段は、カットしてしまうくだりも含めてたっぷり。 どうとうことのない噺を、きっちりしっかり。二席で約1時間。贅沢な一時。
2016.03.13
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浜町の敬老館での「浜町のんびり寄席」は、五代目眠家狂四楼さんと伺う。 一、五代目眠家狂四楼「短命」 一、玉井亀鶴「桜屋梅吉」 「短命」は、艶笑落語。特に若い演者には、大変難しい。しかし、狂四楼さんは、さらりと演じていて、なかなかいい。 私は、先月の独演会でネタおろしした「桜屋梅吉」。客席が、何となく春らしくなっているのは、気のせいか? 高座を下りて、お見送りの時に、ご常連のご婦人が声を掛けて下さり、四方山の物語。 そのご婦人のご主人は、「桜屋梅吉」の主人公・甲斐勇吉の様な書生さんで、お人柄も甲斐勇吉の様だったとか。 客席版「桜屋梅吉」の、一席でございました。
2016.03.10
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夜もらくごカフェ。第110回「花形講談会」は、一龍斎貞山師の「貞山夜会Vol. 1」。 一、田辺いちか「幽霊半之丞」 一、神田みのり「桃井源太左衛門」 一、一龍斎貞鏡「重成堪忍袋」 一、一龍斎貞山「麹町三軒屋の由来」 一、仲入り 一、一龍斎貞山「左甚五郎その名の由来」 今回のテーマは、由来噺。「その名の由来」は、神田畑でやる「日光東照宮陽明門の由来」。 二席とも由来噺たが、傾向が違うのが面白い。
2016.02.27
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らくごカフェ昼席は、月例の「講談貞橘会」。 一、一龍斎貞橘「五条の橋」 一、田辺銀冶「国定忠治の愛妾」 一、一龍斎貞橘「秋色桜」 一、仲入り 一、一龍斎貞橘「紺屋高尾・三方ヶ原」 今日は、様々な会場で講談会が開かれていて、前座さんやゲストが掴まらないとかで、貞橘師と田辺銀冶さんの二人で。 感心したのは「秋色桜」。後半、お秋親子が上野の山からの帰り、駕籠に乗った親父に対して、駕籠屋が文句をいうのだが、その弁明をお秋ではなく父親。 私が耳に馴染んでいる「秋色桜」は、お秋が出来すぎていて、どうしても好きになれなかった。しかし、貞橘版の様に、父親が駕籠屋に弁明すれば、従来の親子に近く、共感出来る。
2016.02.27
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江東区立総合区民センター第一和室で、表題の会を開催。お一人様の客席。 一、玉井亀鶴「桜屋梅吉・助六と松鶴屋」 一、仲入り 一、玉井亀鶴「神崎与五郎・鉢の木」 ネタおろし(桜屋梅吉、助六)と、蔵出し同様の「神崎」に加え、急遽先頃亡くなった神田陽司師の想い出と、陽司師に習ったといっても良い「鉢の木」の、道中付けのくだりを。 次回は、もう少しお付き合い下さいませ。
2016.02.26
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今夜の、神保町らくごカフェは、演芸作家稲田和浩さんの「稲田和浩の時間」。今日は、「こんな夜は浪曲の話をしよう」というタイトル。 一、稲田和浩「お話し」 一、国本武春「遊女の国旗(テープ)」 一、仲入り 一、稲田和浩「お話しと質疑応答」 「浪曲について、どんなことでも喋ります」ということで、紙を配ってお題を。お題を考える間に、国本武春師の若き日(入門から3年目くらい)のテープが、流れる。三味線は、当時木馬亭専属の曲師、通称とものおじさん。とにかく「若々しい!」の一言に尽きる。けれども、後年の武春師の骨格の様な物が、しっかりある。 仲入りの後は、客席からのお題について、稲田さんが縦横無尽に答えて行く。玉川福太郎師や武春師の思い出、浪曲作家のこと、浪花節の今後、浪曲師修業今昔…と、種々雑多。これを、ユーモアと浪曲への愛情に溢れる解答をする稲田さん。いい時間だった。
2016.02.25
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八丁堀にある敬老館・いきいき桜川での「桜川いきいき寄席」は、國學院大学落語研究会の五代目五代目眠家狂四楼さんに、初めて出演して頂いた。 一、五代目眠家狂四楼「棒鱈」 一、玉井亀鶴「土方桜」 狂四楼さんとは、1月の「愚者の会」で前方を勤めて頂いたご縁。若いのに、腕が良くて気が利き、礼儀正しい、しかも美男である所から、出演をお願いした。 狂四楼さんのネタは、「棒鱈」。プロの音源から一席覚えて、そのまま演じているだけでなく、自分なりの工夫をし、しかも落語らしいことに、感嘆した。また、お願いしましょう!! 狂四楼さんは、講談にも興味を持ち、講談の客席にも座っている。「赤穂義士伝」と新撰組に興味があると聞き、函館の荒到夢形こと荒井到さんの作った「土方桜」を。講談らしさと荒井さんらしさが同居した作品。楽しく、気持ち良くやらせて頂いた。 楽屋では、演芸談義に花が咲く。今の演芸の動向を、教えて貰う。また、演芸への情熱と尊敬の念が溢れる狂四楼さんを、嬉しく思った。
2016.02.18
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今夜は、飯田橋にある東京大神宮で開かれている「十七日寄席」へ。毎月17日に、開かれているこの会。今回は「立川吉幸の会」。 木戸では、「東京かわら版」元編集長大友浩さんが、出迎えて下さる。 一、立川吉幸「時そば・義眼」 一、仲入り 一、立川吉幸「蜘蛛駕籠」 吉幸さんは、師匠の立川談幸師に従い、立川流から落語芸術協会に移籍し、二つ目から前座に戻り、修行中。寄席の楽屋での逸話が溢れる様で、楽しい。 「蜘蛛駕籠」「時そば」「義眼」と、「如何にも寄席」という噺を、入れ事をせず、その噺の味わいを大事に演じているが、これが本当に面白かった。
2016.02.17
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久々に、新宿永谷ホールでの「講談新宿亭」夜席を覗く。神田紅葉さんの途中から…。 一、神田紅葉「西太后」 一、神田愛山「飯田の焼き討ち」 一、仲入り 一、神田鯉風「太閤ごぼう」 一、神田愛山「安心出来ない男」 仲入り後は、鯉風師と神田陽司師で新作の共演という企画だが、お目当ての陽司師が体調を崩し休演。愛山師が、代バネ。 愛山師の新作は、「安心出来ない男」。噺は、随談調で進む。講釈師品川陽吉の病は、強迫神経症。その生い立ちをなぞりながら、強迫神経症の症状と背景を、紹介していく。一般人が、共感出来る逸話や解説で、客席から笑いが起きている。例えが以前より解りやすくなっていたし、面白かった。 陽司さん、どうかお大事に!!
2016.02.15
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江東区総合区民センター第一和室夜で、「三つ葉葵と桐の紋8」を開催。2名様の客席。 一、玉井亀鶴「幡随院長兵衛の生い立ち」 一、本間織峯「赤垣源蔵徳利の別れ」 一、玉井亀鶴「難波戦記8 冬合戦遂二開戦ス」 「難波戦記」は、いよいよ大坂冬の陣。今回は、その前哨戦とも言うべき、「般若寺の焼き討ち」。 徳川家康は、二条城から大坂城に向けて進軍するが、その途中奈良の般若寺で、真田幸村の仕掛けた地雷火のために、散々な目に遭う…というくだり。昨年、旭堂南鱗師から教えて頂いたもの。 一方、別の経路で大坂に向かった徳川秀忠は。また、大坂城の真田幸村はどうしていたかは、次回へのお楽しみ。 織峯さんは、今回もネタおろしで「赤垣源蔵」。どんどんネタが増えて、心強い。 次回は、4月30日お江戸両国亭夜席です。どうか、ご来会を!
2016.02.12
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浜町の敬老館・いきいき浜町での、「浜町のんびり寄席」には、初登場の珍幻斎青葉兄(写真)と伺う。 一、玉井亀鶴「夜もすがら検校」 一、珍幻斎青葉「中国小魔術」 今日は、私が前方で約45分、ゆっくりたっぷりやらせて頂いた。クスグリでは笑い、噺の勘所では身を入れて聴いて下さり、嬉しき限り。 私の後は、青葉兄。ユーモアたっぷりの中国小魔術に、温かい笑いに包まれ、これまた嬉し。
2016.02.06
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寒中お見舞い申し上げます。 先月の「愚者の会」旗揚げには、ご来会有難うございます。次回も、引き続きご支援くださいませ。 さて、今月の亀鶴の会のご案内です。 ★2/12(金)19:00「三つ葉葵と桐の紋8ー連続で『難波戦記』を聴く会ー」@江東区総合区民センター第一和室(都営新宿線西大島駅前)無料但しカンパ大歓迎 亀鶴演題:連続・難波戦記8「大坂冬の陣1」他一席 共演:本間織峯「講談」 ※大河ドラマ「真田丸」が、大好評です。亀鶴版「難波戦記」も、今回からいよいよ大坂冬合戦に入ります。一度聴いても面白い!続けて聴けば一層面白い!社会人講談界唯一の、連続講談の会に、ご来会を! ★2/26(金)19:00「第96回・玉井亀鶴の講談日和」@江東区総合区民センター第一和室・無料但しカンパ大歓迎 亀鶴演題:花川戸助六2「助六と松鶴屋」、赤穂義士銘々伝「神崎与五郎」、「桜屋梅吉」 ※100回目前の定例会は、読み手なき世話講談、お馴染みの義士伝、珍しい明治物と、初演二席、蔵出し一席、みっちり読ませて頂きます。 ご多忙と存じますが、ご来会ご激励下さいます様、お願い申し上げます。
2016.02.02
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神戸港モザイクから出る豪華客船、神戸船の旅コンチェルトデッキダイヤモンドで、平松愛理さんが毎年1月17日に開いている、「Kobe Meeting2016」へ。 今までは、夜にどこかの会場で、という形だったが、今回は船の中でという趣向。しかも、昼下がりに2回出航。私は、最初の便に乗船。 1、素敵なルネッサンス 2、虹がきらい 3、駅のない遮断機 4、花と太陽 5、美し都 6、須磨海岸 7、観覧車 8、部屋とYシャツと私 9、マイ・セレナーデ アンコール 1、南町から アンコール 2、Lala smile 神戸出身の平松さんは、神戸が舞台の楽曲が多く、それが中心。船上から見る神戸の街は美しく、海を見ながら聴く平松作品は、これまた素敵。 ツイッターのご縁で、平松ファンの先輩方(よく、ライブ会場でお見受けする方であった)と食事をしたり、語りあったり、コロッケの美味しいお店に連れて行って貰ったり…。嬉しいご縁。今後共、宜しく…。
2016.02.01
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