言葉では語り尽くせない一年の思いを、人は歌に託したいのだろう。第九の演奏会、紅白歌合戦など、年の瀬には音楽が欠かせない。
学会でも各音楽団体の熱演が相次ぐ12月、福島・南相馬市では、福島旭日〈分県〉の「福光きぼう音楽祭」が行われ、少年少女部等の「きぼう合唱団」をはじめ各部の合唱団が歌声を響かせた(17日)。
津波や原発事故の影響に苦しんだ同〈分県〉に壮年部・福光銀河合唱団が誕生したのは、震災翌年のこと。言うに言えないつらさを抱えた日常を忘れ、時には大きな声を出して元気になろう。これが結成のきっかけだった。
だが合唱は、予想以上の感動をもたらしてくれた。「仲間と共に歌うこと、歌を聞いてくれる人がいることが、こんなにうれしいとは」と当時の団長。喜びは広がり、婦人部・女子部に福光春風合唱団、男子部に福光若獅子合唱団が次々と結成された。
音楽隊の東北ビクトリー吹奏楽団も加わった先日の音楽祭では、希望と励ましに満ちた音色に、学会への入会を希望する参加者の方も。
ドイツの詩人フライシュレンの言葉に「くちびるに歌を持て。心に太陽を持て」(山本有三編著『心に太陽を持て』ポプラ社)と。太陽の仏法を持ち、歌の力で地域を照らす友の姿に、復興への光を見た。
~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】