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裁量労働制で労働時間が長くなるとか短くなるとか、
素朴に思うことがあるんですよね。
野党が言うように、
「裁量労働制は全部ダメ」となったら、
「女性の社会進出」は、また遅れると思うんですよね。
日本の「女性の社会進出」の問題は、
基本的に大学を出て
会社に入りにくいということではないですよね
(むしろ、日本独特の新卒一括採用で
、どこの国よりも多くの大卒が会社に入れるわけですから)。
問題は、組織の経営者や幹部を務める女性が
世界的にみて極端に少ないというところです。
どうして世界第3位の経済大国でこんなことになってるかというと、
それは
「日本型雇用システム」
で、年功序列で組織の幹部を育成するシステムだからです。
このシステムでは、
途中で結婚、出産で辞める女性は幹部になれないし、
そもそも辞める可能性が高い人には、
入社した時から重要な仕事は任せないのです。
「裁量労働制」で、働き方の多様性が
少しでも認められるようになれば、
女性にとって、キャリアアップのハンデが少なくなる効果は、
明らかにあるように思いますね。
逆に言えば、野党がかたくなに守ろうとする
「日本型雇用システムによる完全雇用の実現」
というのは、男性が働き、女性が家を守る、
古いシステムそのものですよ。
本来、「女性の社会進出」は
野党が追求すべきものなのに、
野党がかたくなにそれを拒んでいる形になっているのは、
滑稽ですらありますね。
「裁量労働制と女性の社会進出」
というのは、決して無視できない論点だと思いますけど、
誰も取り上げない。
自民党は本音では「女性の社会進出」に後ろ向きだから、
野党が気づかなければ、
しょうがないのかもしれませんね。
いずれにせよ、野党が「裁量労働制は絶対ダメ」というなら、
対案を出せと言いたいですね。
僕はあまり野党に対案を出せと
言わないほうなんですが、
これは出すべきです。
現在の制度は、もう時代遅れで続けられないものですから。
それでは、またね。