きんぎょ警報!~金魚飼育日記~

きんぎょ警報!~金魚飼育日記~

2024.02.12
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テーマ: 金魚(1752)
カテゴリ: 金魚の病気


昨日の記事 ​でお伝えしたように、
新入り金魚のオランダ獅子頭・​ 流珠ちゃん ​が
転覆病の兆候を見せました。

食後しばらくして、斜めにフラフラ泳いだり、
くるっと一回転したり💦

即座に塩水浴と絶食を開始!
完治を目指します。


まず、半透明のプラケースを用意しました。
嵐ちゃんの隔離 ​に使っていた、​ ダイソーのシューズケース ​ですね。




水量を計算してみると、大体5.5リットル強程度でした。
0.5%の塩水を作りたいので、27.5gの塩を計量します。






元々の飼育容器の水と新水を半々でケースに注ぎます。
水道水の水温がすごく低かったので、電気ケトルで沸かしたお湯を
少しずつ足し、元の容器と水温を合わせていきます。




温度が合いました。
水温は14℃と低めです。




次にエアー(ブクブク)の準備です。
2又分岐パーツを外して…











塩を水に入れます。
塩はかき混ぜずに、自然にだんだんと水に溶けていくのを待ちます。




流珠ちゃんを移動させます。





隔離完了です。





流珠ちゃんの方を見つめる嵐ちゃん。




気の合う仲間が引っ越してしまい、
多少のショックを受けているのかもしれません。

いつもは飼育容器の端をつついて「チャッ!チャッ!」と
水の音を出して遊んでいる嵐ちゃんでしたが、
この日はその遊びをしませんでした。

2匹とも、ごめんよ…号泣


幸いにして、流珠ちゃんは塩が水に溶けていくとともに
泳ぎ方が目に見えて正常化していきました。

1時間後には落ち着いて、水面近くに浮いて休むような
姿勢を見せました。




4時間程度経って、ほとんど塩が溶けた頃にはフラつきながらも
一回転することはなくなり、夜になる頃には
体が浮かずに塩水の中間層で漂えるようになっていました。




さらに翌朝には、異常遊泳を見せたり浮いたりすることは
全くなくなっていて、いつも通りの泳ぎ方に戻っていました。



ピントが合わないほどビュンビュン泳ぎます。
(嵐ちゃんも超回復ぶりに驚いていますね)



早期発見・早期治療が功を奏したようです。
しかしまだ数日間は絶食させる予定です。


今週後半には気温が上がってくるので、気温が高い日に
調子が良さそうなら少量の給餌から再開します。



天気予報を信じるなら、最低気温・最高気温ともに高めの
水曜日か木曜日が給餌再開日として狙い目でしょうか。


ただ…もう1匹の新入り金魚の素赤琉金・​ 甜ちゃん ​も同じ日に
体が浮き気味になり、調子を崩しました。



甜ちゃんは泳ぎが下手なので転覆病なのかよく分からなかったのですが、
夜までお腹痛そうにフラフラと泳いでいたため、おそらく転覆病かと…。


翌朝には元気になっていましたので、​ こちらの記事 ​でもご紹介していた
低水温期や体調不良時用の餌「きんぎょのえさ 5つの力 胚芽」を
飼育水で数分間ふやかして、流珠ちゃん以外の金魚
(嵐ちゃん、日ノ出ちゃん、甜ちゃん)に
1匹あたり3粒ずつ与えてみました。



新入り金魚の導入にあたって寄生虫駆除・予防の効果がある
パラクリアの特小粒フロート ​をこの2週間与えていましたが、
そちらはいったん給餌を中断しました。


しかし、やはり食後に甜ちゃんが浮いてきたので、
流珠ちゃんの0.5%塩水浴に合流させることにしました。

合流させる前にまず、
0.2%程度の塩水(塩は自然に解けるのを待ちます)に入れて
ワンクッション置きました。



友達と離れて寂しがる日ノ出ちゃんと、泳ぎにくそうにしている甜ちゃん。
2匹ともごめん…ごめんやで…。


糞は出ているので、幸い便秘ではないですが
甜ちゃんも数日間は絶食です💦
しっかりと完治するまでは先住金魚たちとは離れ離れです。



泳ぎが安定したら、気温を見て少量の給餌をするとともに
1日ごとに0.1%ずつ真水に戻していき、
再び先住金魚と合流させます。


今回、長物党だった私が「丸物の洗礼を受けた」という気持ちです。
これが金魚飼育の難しさなのか…。

長物とは体が違うことは重々分かっていたつもりだったので、
転覆病にならないように餌の量には気を付けていたのですが。


もしかするとパラクリアの効果を確実に得たいがために、
給餌量が理想的な量よりも多くなっていたのかもしれません。

そして低水温のために餌が消化しきれず消化不良になり
お腹にガスがたまって体が回転したり浮いたりする
転覆症状が出たと推察しています。


もちろん、パラクリアという商品が悪いのではありません。
キョーリンの研究員の方々が考え抜いて苦労して開発された、
素晴らしい機能を持つ餌です。

ただただ、低水温用の餌よりもたんぱく質量が多いことを知っていながら
「この時期に」「自分が思う適量を」与えた私が間違っていたんです。


今回の転覆病発症で、自分の判断の甘さがよく分かりました。
これからはもっともっと注意して給餌を行いたいです。


ちなみに転覆病の原因は餌だけでなく、新しい環境でのストレスや
水質の悪化、急変なども影響するといわれています。

原因の見極めも難しいですが、大事な金魚のために
これらのことには十分気を付けていきたいですね。


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最終更新日  2024.02.12 09:59:40
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