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森の番猫
森の番猫 (C)きのこのキコ

三連休の最後の日に、今年最初の里山歩きに出かけました。
富士山なら、どの場所にいつ頃なんのきのこが出るかというデータが少しはあるのですが、里山に関してはからっきしダメな私達・・・。
とりあえず「山を歩こう」と・・・ある場所へ・・。

カサカサに乾いた枯葉は、太陽の光を受けると蓄熱するのでしょうか?
陽の当たらない山の入り口、枯葉の上にネコが丸まっていました。
まず、ご挨拶をしたのは言うまでもありません。

ほんの一株のエノキタケでも採れたら・・と歩きますが、見つかるのはカワラタケ、ヒイロタケばかりでしまいにはすっかりきのこを諦めて散策に切り替えました。

途中の小さな流れのそばを、芹でもないかなと歩いていますと山の奥から男性が現れ、相方が提げているカメラに目をとめ、「何か鳥の写真撮れましたか。」と聞いてきました。

そこからしばらくの立ち話が始まりました。
男性のいでたちは、長靴を履き、小さなカメラと手になにやら筒みたいな物を持っています。
そして情熱的な目で、私達に「ほたる」の話を聞かせてくれました。

雨が降った二日後には、沢の源流である湧水地へ行き、湧水量、水のペーハー、湧き出している水がどれ位前に降った雨なのかを調べているとのこと・・。
筒みたいなものは、ペーハーの測定器だったのでしょうか。

今いる場所は年々湧水量が減り、それと共にほたるが少なくなってきたとのこと。

原因は、里山のまわりが開発されて宅地になり、下水管が通されることだそうです。
下水管は約4メートル下に設置されるため、地下水脈の流れを切り、また埋設される時、浮き上がりを防ぐのに管の周りを砂で埋め戻すそうです。
すると、その砂に周りの水が集まり、下水管と同じ地下水の流れができて、いままで湧き水があった場所の湧水量が変わったり、湿地帯が枯れていき、ひいては沢で水を飲んでいる小動物が減り、それらをえさにしている鳥も減ってしまうそうです。

湿原のスゲ
湿原のスゲ posted by (C)きのこのキコ

写真の上の方山際に水の流れがあります。


地面に降った雨は約三ヶ月後に湧き出しており、そのサイクルが早まってくると、湿地帯がやせほそり湧水量がへり・・・・ほたるもいなくなるそうです。(かろうじて、三ヶ月サイクルは維持されている。)

県や市に陳情に行っても、結局うやむやにされてしまうと悲しそうでした。

色んな森に出かけ、小さな流れ、チョロチョロと集まる沢水、小川を見てきましたが、その流れにこのような問題が含まれているとは考えてもみませんでした。

「きのこ」も環境の変化や雨に敏感でほたると同じかも。
そして、きれい事では暮らしていけない私達ですので、簡単な解決法は見つからないかもしれません。





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最終更新日  2008.08.09 19:59:48
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