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2003年01月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 昼前から父がきている。いつもは犬を飼っているので夕方になると早々に帰るのだが預けてきたとのことで初めて泊まって帰ることになった。前の家でもいいのだがこの季節人気がなくて寒いので一人で泊まらせるわけにはいかないので今住んでいるマンションに泊まることになった。
 今年で七十五歳になる、知らない間に年を取るものだ、と父はいう。耳が遠くなって僕の声は聞き取れないようだ。大きな声で話しているのだが。さすがにこの頃はバスに乗っていても席を譲られることが多くなった、やっぱり年寄りに見えるのかなあ、と気は若い。少し前までは断わっていたようだが最近はせっかくの好意を無にするのも悪いのですわるという。大きな手術をした心臓の方は最近は調子がいいという話をしてくれるので安心するが親が老いていく姿をみるのはつらいものがある。
 僕にとっては常に怖い存在で子どもの頃からずっと面と向かって話をしたことがない。話してもわかってもらえないだろうと思い込んでいたからかもしれないし、実際、大学院を終えてからも一向に就職しない僕の生き方は父の理解を超えるものだったのだと思う。ようやく精神科に就職した時は父は喜んでくれた。ところが三年に満たないうちにそこを退職した。そのことを父に告げることを僕は恐れた。しかし父は僕が恐れていたような反応をしなかった。これからはフリーで、講演と執筆活動を続ける、といったら思いもかけず父はこういってくれたのだ。「うん、そうか、わかった。それはいいことだ。頑張ってくれ」その後、顔を見たら僕に説教していた父がいつのまにか「お前のいうカウンセリングというのを受けてみたい」といい出した。僕がもし父くらいの年まで生きることができた時に息子に話をきいてくれとはたしていうのだろうか…父は僕が「人助け」の仕事をしていると思い込んでいる。講演会のチラシをある日見せた時にそんなふうにいうので驚いた。たしかにあたっているかもしれない。
 休みということで長編に挑戦。村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『白痴』。どれも読めない公算が大きい。





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最終更新日  2003年01月02日 21時30分39秒
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Re:父と話す(1/2)  
yacchant  さん
いつでも親というものは、子供が人の役に立つことを、何より望むのかもしれません。
私も母と久し振りに電話で話しました。電話するだけで喜んでくれる、親という存在は、ありがたいものですね。 (2003年01月02日 23時13分58秒)

Re:Re:父と話す(1/2)  
Ichiro_Kishimi  さん
yacchantさん
 なるほどね。
 ずっと一緒に住んでいたりするとまた違ってくるのでしょうか… (2003年01月02日 23時23分38秒)

Re:父と話す(1/2)  
日向 さん
あたしは今の所一年のうち、十ヶ月近く家を離れて暮らしているので、親と久し振りに会うと改めて「…老けたなァ。」と思ってしまいます。(笑)
ただ、二人をを見ると思うのですが、あたしが老けた、と思っている要素(しわとかシミとか…笑。傷跡とか)は二人が「生きている」ということを言葉無しに説明できる最大のモノだと実感します。傷一つにしても、皺一つにしても。
そんな風にして年を取って生きたいと思います。
(2003年01月03日 15時44分28秒)

Re:Re:父と話す(1/2)  
Ichiro_Kishimi  さん
日向さん
 僕の息子も僕を見て老けたなあと思ってるのでしょうかね(笑)。年を重ねることを生きていることの証として見られるってすてきですね。そんなふうに考えたことはなかったのです。 (2003年01月03日 18時36分08秒)

Re:父と話す(1/2)  
年を重ねるごとに父も母も「親」から「人として」とみるようになってきました。いつも、両親=尊敬という構図でみていたので、初めて周りの人たちを見る目で両親をみてみると、「あ、一人のひとなんだなぁ~」と思うことがしばしば・・・想像では分からない親の気持ちや考えをこうして先生らのエピソードを読みながら知ることが出来ることが、とても新鮮で、うれしく思います。私の年では、親の気持ちが見えないことが多く、「どう、おもってるんだろう?」とか「どう、評価してるんだろうか?」ということばかり気にしてます(^^;
あまり両親の気持ちについて考えることがなかったので、とてもよい機会になりそうです。
巫女さんのバイトを一緒にしていた主婦の方が、こんなことをいってらっしゃいました。
「私(=母親)が明るく振舞えば、自然と家の中も明るくなるから、怒るときは精一杯怒って、あとはニコニコすごすねん!」と。
私もそんな母親になれたら!!と思います(笑) (2003年01月03日 21時32分32秒)

Re:Re:父と話す(1/2)  
Ichiro_Kishimi  さん
なまけもの0228さん
 参考になったらうれしいです。親もいろいろ悩むものです(笑)。今日も子どもとして父親のことをどう見ているかということを書いてみました。自分が親になって思うのはなかなかこちらの気持ちを子どもに伝えられないということです。僕の父はへたくそだったのだと思います。僕より少し年配の三人の娘さんのいる人とこんなことを話したことがあります。「娘さん達のことが心配で心配でしかたないのですね」「そうなんです」「でもその気持ちがうまく娘さん達に伝わらなくて残念に思ってられるんですね」「ええ、そうなんです」別のところで書きましたが一度親とか子どもとかいう仮面(persona=person)を外して接してみたら違った親の(あるいは子どもの)姿が見えてくるかもしれません。 (2003年01月03日 23時47分29秒)

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