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2003年01月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 父は機嫌よく帰って行った。父は気づいてないのかもしれないが二つ大きな変化があって僕は驚いてしまった。家にくると父は欠かすことなく仏壇の前にすわったものだが今回そうしなかった。お供えを持ってはきたが。前は仏壇が閉まっているとか花が供えてないとか怒っていたものだが…それと父が信仰する宗教の話を一度もしなかった。これには驚いた。父の信仰心が今も強いことは知っているのだが僕に話さなくなったので快適である。もともと反対はしたことはないのだが、僕は僕で譲れないものがあるので時に父の話に困ったことはあった。
 ずっと父との間にあると感じていた距離があまり感じられなくなった。父のことを何と呼んでいいいのかわからなかった(「お父さん」「父上」!?)、というか、これまで父に呼びかけたことがないのかもしれない。子どもの頃、勇気を出して「おとうちゃん」と呼んだら、「そんな子どもみたいな呼び方はやめろ」といわれ、それっきりになってしまった。
 僕は人と接する時に、距離を置くと、指摘されたことがあるが(当たっている…)、僕は他の誰よりも父と距離を置いてきたと思う。父と二人っきりになれば何か説教をされるに違いないと恐れていた。僕は父に対していつも恐れを感じており、避けてばかりいた。いさかいをすることもないかわりに(実際、親と喧嘩をしたり、ぞんざいな口をきいたりしたことはただの一度もなかった)、人生のどんな重大事についても相談をしようと思ったことはなかった。
 この数年は父もまるくなり、たまに家に帰ってきても以前のようにうるさいことをいうこともない。それでも父は自分の価値観を僕に押しつけてきたように思って抵抗してきたのだが、今回の父の変化には驚かないわけにいかなかった。
 僕の方の変化も大きいと思う。父とではなくて、他の同じくらいの年配の人と話すのと同じような感じで話せるようになった。
 僕の息子は僕のことを恐れることなくいろいろなことを、話をしてくれる。「君は本当に権威というのがないなあ」と息子にいわれたことがあったが僕としてはそういわれることはうれしいことである。息子は、僕のことを「お前なあ」と時々、友だちに話しかけるように呼んでくれる。はたしてこの先、人生の重大事を僕に相談してくれるかはわからないのだが。





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最終更新日  2003年01月03日 23時11分43秒
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Re:父帰る(1/3)  
やまじゆみこ さん
 正月は特に親と接する時間が多くなるので、いろんなこと考えちゃいます。楽しく過ごせた中に一つだけ汚点を残す大失敗・・・(悔)  (2003年01月03日 23時51分36秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
やまじゆみこさん
 でも全体として楽しく過ごせたのなら汚点じゃなくて数あるエピソードの一つですから大勢には大きな影響はないのでは?
(2003年01月04日 00時16分19秒)

Re:父帰る(1/3)  
deka01  さん
反面教師であっても・・親から学ぶ事って多いですよね。私には親を恐いと思ったことはありませんが、つらかったろうなあ、と思うことがあります。
それでも、この私の命をつくってくれた存在は大切です。親だから仕方ないって感じですが。きっと、我が子達もそう思っているのかしら?? (2003年01月04日 00時55分22秒)

Re:父帰る(1/3)  
やまじゆみこ さん
Ichiro_Kishimiさん
>でも全体として楽しく過ごせたのなら汚点じゃなくて数あるエピソードの一つですから大勢には大きな影響はないのでは?
-----
 そう思っていたのですが、今日の日記を拝見してハッとしたことがありました。冷静になって自分に置き換えるとそれは巨大な汚点かもしれません。恐ろしく違う価値観を押し付けられ露骨にイヤな顔をしたので、それまで徐々に関係がよくなりかけてたのをまた遠ざけてしまったのです。その人は少し前にトラブルがあってやっと顔を上げてきたところだったのに・・・私の中の偏見に気付きました。先生、ありがとう。 (2003年01月04日 00時56分08秒)

Re:父帰る(1/3)  
yacchant  さん
私もよく娘たちに
「あんたねえ・・・。」
といわれるので、息子さんと話されているとき、きっと、幸せだろうなあ、と勝手に思ってしまいました(笑)。
肩の凝らない親子というのはいいものですよね。 (2003年01月04日 01時22分15秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
deka01さん
 たずねてみたらおもしろいでしょうね。どう思っているだろうと推量しても大体外れていますから…親についての見方は子どもによって違うでしょうから。誤解を解くチャンスでもあります。子どもたちは私は愛されていないと思うこともあります。そんなことはないと教えたいのです。 (2003年01月04日 02時45分54秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
yacchantさん
 はたから見たらしつけはどうなってるんだといわれそうですけどね(笑)。僕は息子を尊敬してますよ。この頃は息子の方が博識で議論しても負けてしまいます。 (2003年01月04日 02時48分55秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
やまじゆみこさん
 むずかしいですね。変に期待感を持ってもらっても困るのであきらめてもらうためによかったかもしれません。でも、賛成できないのなら表情で示さなくても、言葉で伝えることもできるでしょう。よく僕は書いていますが理解することと賛成することは別のことだと考えています。実際には理解=賛成ととるひともありますから面倒なことになることがあります。 (2003年01月04日 02時52分38秒)

Re:父帰る(1/3)  
やまじゆみこ さん
Ichiro_Kishimiさん
>でも、賛成できないのなら表情で示さなくても、言葉で伝えることもできるでしょう。よく僕は書いていますが理解することと賛成することは別のことだと考えています。実際には理解=賛成ととるひともありますから面倒なことになることがあります。
-----
 必ずしも「賛成しない=仲良くしない」ではないということを根気良く示していこうと思います。それでも無理に仲良くすることもないので、せめて言葉に剣がないように心掛けないといけませんわ。 
(2003年01月04日 12時22分55秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
やまじゆみこさん
 私はこう考える、あなたはこう考える、考えは違うけれど仲良くしようね…というふうになれたらいいのにね。 (2003年01月04日 12時31分31秒)

Re:父帰る(1/3)  
saya-c  さん
あけましておめでとうございます。

読めなかった間の分、まとめて読ませていただきました。
12月24日の日記にドキッとしました。
丁度、夫の実家から帰る車の中で、
「ありがとう」という事について夫と論議になり、
そのとき夫が言った事と同じことが書いてあったからです。
>その場で『ありがとう』ということは、あなたがそんなことをしてくれるとは思っていなかったとほのめかすこと、つまり遠回しにあなたを侮辱することなんですから
ということを、夫が言ったのです。
「やって当たり前のことに感謝されると、癪に障る」のだそうです。
また、私がやるべきであったことが出来ていなく、
それに気づいた彼が(本当は彼の役割ではないのに)やらないといけなくなったことが、私の「ありがとう」によって思い出されてさらに癪に障るそうで。
私にとっては、「ありがとう」は、自然に出る言葉なのですが、
相手によっては、純粋な感謝というよりもむしろ
嫌味など、ネガティブに聞こえる場合もあるのだなぁと、驚きました。 (2003年01月04日 12時52分24秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
saya-cさん
 おかえりなさい。
 むずかしいでしょう? 純粋の感謝の言葉でも人によって、あるいは、その時の二人の関係によってどう取られるか違ってくるのです。でも、そんなふうにはっきりいってもらったらこちらとしても対応を考えることができますから、何もいわないで腹を立てられるよりははるかにいいと思います。そんな話ができるかどうかが二人の関係のバロメータになるということもできるでしょう。 (2003年01月04日 22時49分11秒)

Re:Re:父帰る(1/3)  
>saya-cさん
はじめまして。ご主人のこと、わたしのことかとおもいました。ご飯食べるのが早かったらますますです。(笑)

>Ichiro_Kishimiさん

はじめまして。いろいろな記事ランダムに読ませていただきました。うーん、などと合点しているうちに心持ちが楽に。これからも日記等拝見させていただきます。宜しくお願いします。
(2003年01月06日 01時13分51秒)

Re:父帰る(1/3)  
Ichiro_Kishimi  さん
マルホランドさん
 毎日考えたこと、読んだ本のことなどいろいろと書いています。感想などお聞かせいただけたらうれしいです。 (2003年01月06日 01時17分19秒)

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