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2004年04月17日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 残る二人のジャーナリストも解放された知らせを聞き、安堵。

 今回イラクで人質になった人たちへのバッシングが激しく、雑誌記事にも個人攻撃としか思えない誹謗中傷記事が出ていることを新聞の広告で知る。彼らを叩くのは政府だけではないことに深い悲しみを覚える。

 人質になった三人を擁護する記事( Japon:l'etan humanitaire )がLe Mondeに掲載された。今度の出来事は、日本の若者を動かす利他的な価値観を明らかにしているとして、利他主義に生き甲斐(supplement d'ame)を見出す若者がいることを指摘している。

 あっという間に削除されてしまって驚いたが、朝日新聞の夕刊(4/17)にパウエル国務長官のインタビューについての記事が掲載されていた。「より良い目的のため、みずから危険を冒した日本人たちがいたことを私はうれしく思う」。日本では、人質になった人は自分の行動に責任を持つべきだと言う人がいるが、とたずねられ、パウエル長官は、「彼らや、危険を承知でイラクに派遣された兵士がいることを、日本の人々は誇りに思うべきだ」と反論した。高遠さんらを「イラクに派遣された兵士」と同列に論じていいかは疑問だが、このパウエル長官の異論がasahi.comですぐに削除されていたことに(記事そのものは残っていたがこの部分だけ削除されていた)驚いた。これも自主規制なのか。何を、あるいは、誰を怖れているのか。

 国内で今回のようなことが起こったとしたらすぐにPTSD、心のケアというようなことがいわれると思うのだが(この件自体には異論があるのだが今はおいておく)、そんなことはいわれていないようである。それどころかチャーター便の費用の一部とドバイでの健康診断の費用について外務省は自己負担を求めるという。彼らは被害者ではないのか。問題の本質を、自己責任という言葉で感情的に訴えて責任転嫁することで見えなくさせているように僕には思える。





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最終更新日  2004年04月17日 22時59分37秒
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Re:若者を動かす利他主義(04/17)  
みゅう さん
はじめまして。はじめてメッセージを書き込ませていただきます。
この国の政府に対する批判に全く同意見です。
自衛隊派兵から始まった今回の事件の責任を政府は被害者の自己責任に上手くすり替え、世論を誘導することに成功したようでが、激しい憤りを覚えます。
自分たちの政策に従わない国民を守ることに消極的であることを公言する政府を支持する多くの人々がいることに絶望感さえ抱かされます。

ところで、ル・モンドの記事の邦訳は何処かで読めるのでしょうか。 (2004年04月17日 23時22分24秒)

Re[1]:若者を動かす利他主義(04/17)  
Ichiro_Kishimi  さん
みゅうさん
 コメントありがとうございます。今回のことでいろいろなことがはっきり見えてきたように思います。国は国民を守ってくれません。お上に盾突くとどうなるか思い知れ、というような印象を強く受けました。
>ところで、ル・モンドの記事の邦訳は何処かで読めるのでしょうか。
 橋本尚幸さんが下記のところで抄訳をされています。
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C394170269/E2083218708/index.html (2004年04月17日 23時46分57秒)

Re:若者を動かす利他主義(04/17)  
keiko さん
Ichiro様
 ここ何日かの政府の方々のお話を聞いていると本当にまるで戦国時代の日本に逆戻りしたのではないかと思っていました。お上の言う事に従わないととんでもないないことになりますと脅かされているように感じます。自衛隊が出来ないことをボランティアでやっていたのに非難されるのはとても変だし、自己責任といって賠償金の請求されるのはまたしても変ですね。クライスター爆弾を買うと思ったら微々たるお金だと思いますが。 (2004年04月18日 00時29分17秒)

Re[2]:若者を動かす利他主義(04/17)  
みゅう さん
>Ichiro_Kishimiさん
教えて下さり、ありがとうございます。
世界では今の国内の一部(と信じたいのですが)の世論と政府の態度こそ笑い者になっているようですね。
身近では夫以外とこの話題について語る機械がないのですが、本当のところ、国内の多くの人々はどう考えているのでしょうか。マスコミの調査をみると、まんまと政府側の操作にはまっているとしか思えないのですが。
もし、政府の見解が変わるとしたら、パウエル氏からでも直接苦言を呈される以外ないのでは、と暗澹たる気持ちになります。 (2004年04月18日 00時36分42秒)

Re[1]:若者を動かす利他主義(04/17)  
Ichiro_Kishimi  さん
keikoさん
 一体いくらくらいの費用が請求されるのかわからないのですが、天文学的数字なら(もちろん普通の人にとっていうことですが。国はクラスター爆弾に148億円支出していましたが…)活動することを躊躇するというようなことになるかもしれません。本人はともかく家族は反対するかもしれません。声高に叫ぶととおる社会は怖いです。 (2004年04月18日 00時59分14秒)

Re[3]:若者を動かす利他主義(04/17)  
Ichiro_Kishimi  さん
みゅうさん
 感情的にではなく、冷静に論理的に事の本質を見ていく努力が必要になってくると思います。冬山の遭難と比べる考えがありますが、戦争は天災ではなく人災なのですから、同列に考えることはできないでしょう。今回のことがきっかけとなって今一度自衛隊のこと、そもそも今回の戦争のことについて考えるきっかけになれば、と思います。 (2004年04月18日 01時04分57秒)

Re:若者を動かす利他主義(04/17)  
おはようございます。いつも日記を拝見して、参考にさせていただいています。
今回の人質事件での政府の姿や、主にネット上での人々の反応に、とても情けなく腹立たしく感じています。
そんな中でのル・モンドの記事は、救われる思いがしました。
地道に自分のできる活動をしている多くの人たちは、決して他人に「自己責任、人に迷惑をかけるな」なんて声高に叫んだりはせず、誰かのために社会のために何が出来るのかを考えて実践しています。その無言の実践者達が、殺伐としてくる日本を何とか守ってくれているのだと信じます。
良いニュースを教えていただき、本当に感謝しています。 (2004年04月18日 06時34分45秒)

Re:若者を動かす利他主義(04/17)  
秀0430  さん
僕も、今語られている「自己責任論」というのは、政府の責任逃れと、自衛隊派遣のデタラメさから人々の目をそらさせるために出されているだけのように感じます。

驚くのは、政府の立場としては、このように行動することはある意味では当然だと思うものの、多くの国民がこの政府の立場と同じ思考をすることです。いつから、権力者と同じ思考になる人がこれだけ増えたんだろうと思います。

彼らは、何か悪いことをして危険な目にあったのでしょうか。むしろ、多くの人が願っていた人道復興支援を、我々に代わって行ってくれていた人たちだったのではないでしょうか。その人たちを助けるために使われたお金が、まるで税金の無駄遣いのように言われるのは、イラクの人道復興支援などはやるなと言っているようにも聞こえてきます。

結局イラクへの支援というのは、人道的な気持ちから出てきたものではなくて、アメリカへの忠誠を見せるために出てきたものだなと言うのが、本当に明らかになったんだろうと思いますが、それを恥ずかしいと思わないメンタリティが、これほどあからさまになっていることに、僕は情けないという感じを抱いています。 (2004年04月18日 12時20分19秒)

Re[1]:若者を動かす利他主義(04/17)  
Ichiro_Kishimi  さん
みらい0614さん
 いつも日記を読んでいただきありがとうございます。現地に行って何かをするということができず、インターネット上で戦争について考えるきっかけになってもらえれば、と発信を続けることしか今はできませんので、イラクの人を助け、真実を伝えるべく行動を起こされることに驚きと尊敬します。HPを開いていると時に声高に(文字でも伝わってきます)批判されることがあって、そのことで夜も眠れぬほど痛みを感じることがありますが、日本に帰ってきた高遠さん、今井さん、郡山さんのことを思うと、挫けてはいけない、そう思っています。
(2004年04月18日 19時56分13秒)

Re[1]:若者を動かす利他主義(04/17)  
Ichiro_Kishimi  さん
秀0430さん
 今回のことではっきりと見えたことがたくさんありました。国の行く末を憂えればこそ批判していくことは必要なことだと考えます。批判をふうじこめるのではなく、批判に耳を傾けることが為政者の務めであり、そうすることでこの国はより方向に進んでいけると考えています。考えが違う人を政府が押さえ込むのでもなく、また、国民の側も政府の考えを無批判に受け入れるのではなく、本当に正しいのか批判的に見ていくことは、国の行く末を考える時、有用なことではないか、と思います。絶えず、必要があれば軌道修正していく勇気をもたなければ、テロに屈しないという正義であれ、アメリカに従おうという大義であれ、かえって国を誤らせることになるでしょう。 (2004年04月18日 20時33分07秒)

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