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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2020.06.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 マーク・エリオット・ザッカーバーグは1984年アメリカ・ニューヨーク州ウェストチェスター郡ホワイト・プレインズ生まれ、歯科医の父親と精神科医の母親からなる家庭の第2子として生まれました。


 曾祖父はドイツ、オーストリア、ポーランドから移民したユダヤ系でした。


 ”マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術”(2011年8月 ソフトバンククリエイティブ社刊 桑原 晃弥著)を読みました。


 若くして多くの名言・格言で知られる若きカリスマの成功法則に迫り、速さの感覚をまず変えよう、常に「フリーウェイ」を走れ、天才をまねろ、願望に沿って進め、短期勝負に出るな、人間関係をクールにと紹介しています。


 アーズリー高校に入学し2年を過ごしましたが、その後、エリート進学校として難関大学入試突破に特化した全寮制高校の1つ、フィリップス・エクセター・アカデミーへ転校しました。


 この頃、友人のアダム・ダンジェロとともに、音楽再生用フリーソフトウェアのサービスを開始しました。


 これは利用者が以前に選択した曲をベースに、聞く曲目を予測してくれる機能が高い称賛を受けたソフトウェアでした。

 そして、2002年に18歳でマサチューセッツ州のハーバード大学に入学に入学し、2006年卒業予定の学生として登録されました。


 入学後はフラタニティのアルファ・イプシロン・パイに所属しました。


 ハーバード大学在籍時においても、自身のプロジェクトの創出を続けていました。


 初期のプロジェクト、コースマッチでは、同じクラスを履修している他の学生のリストを参照できるようにしました。


 のちにプロジェクトの1つとして開設したサイト、フェイスマシュ.comは、ハーバード大学内に特定した、ランキングサイトのような画像格付けサイトでした。


 しかし、ネット上に開設後すぐに、大学の管理部職員によってザッカーバーグのインターネットアクセス権が無効とされたため、サイトがオンライン上に存在したのはわずか4時間程となってしまいました。


 大学のコンピュータ業務部がザッカーバーグを連れ出したのち、ハーバード大学運営理事会によって、コンピュータのセキュリティを破りインターネット上のプライバシーや知的財産の規約に違反したとして処罰されました。


 ザッカーバーグは、自由で公然とした情報の利用を可能にすべきと考えていたことを主張しましたが、理事会側から認められませんでした。


 桑原晃弥さんは1956年広島県生まれ、慶應義塾大学を卒業し、業界紙記者、不動産会社、採用コンサルタント会社を経て、フリージャーナリストとして独立しました。


 トヨタからアップル、グーグルまで、業界を問わず幅広い取材経験を持ち、企業風土、働き方、ワークスキルについて鋭い論旨を展開することで定評があります。


 著書に”スティーブ・ジョブズ名語録””グーグル 10の黄金律””ウォーレン・バフェット賢者の教え”などがあります。


 ザッカーバーグは、2003年19歳のとき、ハーバード大学の講義情報ソフト「コースマッチ」を開始しました。


 これは、同じ授業を履修している他の学生のリストを参照できるサービスでした。


 同年の美人投票ソフト「フェイスマッチ」で、大学から観察処分となりました。


 これは、ハッキングで得た女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させるゲームでした。


 2004年まだ19歳のとき、ハーバード大学で「ザ・フェイスブック」サービスを開始しました。


 その後、アイビーリーグなど全米の大学に公開し、ザ・フェイスブックを創業しました。


 共同創業者は、ハーバード大学のルームメイト・同級生だったエドゥアルド・サベリンです。


 その後、アンドリュー・マッコーラム、ダスティン・モスコヴィッツ、クリス・ヒューズなどが加わりました。


 当初は、会員はハーバード大学のドメインのメールアドレスを持つ学生に限定されていましたが、ボストン地域の大学、アイビーリーグの大学、スタンフォード大学へと対象が拡大されていきました。


 徐々にさまざまな大学の学生も対象に加わり、2005年には高校生にも開放され、その後ザッカーバーグは大学を休学し、その1年後に中退となりました、


 最終的には2006年から13歳以上のすべての人に開放され、現在はユーザー登録時に13歳以上であることを宣言すれば誰でも会員になれます。


 2009年のある調査で、ワールドワイドな月間アクティブユーザー数によるランキングで、フェイスブックはもっとも利用されているソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)になりました。


 アメリカ・カリフォルニア州メンローパークに本社を置き、フェイスブックInc.が運営する世界最大のSNSです。


 フェイスブックという名前は、アメリカの一部の大学が学生間の交流を促すために入学した年に提供している本の通称に由来しています。


 日本語版は2008年に公開され、実名登録制となっており、個人情報の登録も必要となっています。


 公開後、急速にユーザー数を増やし、2010年にサイトのアクセス数がグーグルを抜き話題になりました。


 2011年には世界中に8億人のユーザーを持つ世界最大のSNSになり、2012年には10億人を突破しました。


 ザッカーバーグの先見性の高さは、インスタグラム社の買収からも伺えます。


 社員わずか13人、売上高もほぼゼロの状態だったインスタグラムを、10億ドルで買収したのです。


 当初は何が面白いのか分からないという否定的な反応が出たほどのサービスでしたが、ザッカーバーグだけが高値をつけました。


 そして、蓋を開けてみれば大成功の買収劇でした。


 ザッカーバーグの保有資産は現在、約8兆から9兆円と言われています。


 長者番付トップのジェフ・ベゾス、2位のビル・ゲイツに次ぐ世界3位の資産家であり、伝説の投資家ウォーレン・バフェットより多くの資産を持っています。


 ザッカーバーグには名言・格言が数々あります。


 「お金がないならアイデアを出せ、作ったもん勝ちだ、一人の有能なハッカーは10人もしくは20人のエンジニアに匹敵する、自分たちがつくろうとしているものは自分たちだけで完成するものじゃない、僕たちも山あり谷ありで、本当にいろいろなことがあった」。


 「人生の節目が来た瞬間は、誰もが気づかない。成功者と凡人の差が生まれるのは、そのあとだ。成功者は、新しいステージにいち早く気づき、確信を持って疾走し始める。凡人はなかなか気づかないし、気づいても走れない。そして、あとになって嘆くのだ、あの時だ。あの時に走ればよかった。」


 ザッカーバーグはきわめて多数のユーザーを擁し、世界をもっとオープンにするという壮大なビジョンを掲げて、現代を疾走している成功者です。


 しかし、ハーバード大学の学生寮で、学内限定のソーシヤルーネットワーキング・サービス「ザ・フェイスブック」をスタートさせた時には、そんなビジョンはなかったに違いありません。


 ザ・フェイスブックは、いくつも手がけているプロジェクトの一つにすぎなかったからです。


 急速にユーザーを拡大し始めてもなお、ザッカーバーグは別のプロジェクトのほうに期待をかけていました。


 ですが、ある時点から、ザ・フェイスブックは人生を賭けるに値する「フェイスブック」に変貌します。


 ビジョンは世界へと広がり、ザッカーバーグの人生は、ランチャーで加速された飛行体のように飛び出していきました。

 それは、ザッカーバーグの敬愛するアップル創業者でCEOのスティブ・ジョブズの人生とよく似ています。


 ジョブズも、新製品アップルⅠを開発した創業期には、周囲にいるマニア数百人に売ることができれば成功だと考えていましたが、ある時点から突然変わりました。


 アップルⅡでパソコンという新市場をつくり出したばかりか、「宇宙に衝撃を与えるほどのものをつくろう」というビジョンにシリコンバレーを巻き込んでいきました。


 ザッカーバーグもジョプズも、節目となる製品ができた瞬間には、平凡な若者だったと言っていいでしょう。


 けれども、早い時期に、自分がやっていることの可能性に気づきます。


 そして、気づくや否や全身全霊を打ち込んで、世界を変えるために急加速を始めています。


 このスピード感が彼の持ち味であり、魅力なのです。


 2004年のスタートから、わずか数年の短期間で大事業をなしたザッカーバーグヘの興味は尽きません。


 本書は、サッカーパークの発した言葉をキーにして、ものの見方や考え方、行動の仕方をまとめたものです。


第1章 速さの感覚をまず変えよう/第2章 常に「フリーウェイ」を走れ/第3章 天才をまねろ/第4章 願望に沿って進め/第5章 短期勝負に出るな/第6章 人間関係をクールに





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Last updated  2020.06.20 05:35:34
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