-それではここで、新潟県の名立漁港の現場にいるリポーターのS君を呼んでみましょう。S君!
「おはようございます。こちら新潟県の上越地方にある名立漁港です。たった今、かっちゃんが生まれて初めてのイカ釣り、エギングを開始したところです。11月を目前に控え、風が吹く肌寒い朝を迎えた現場ですが、かっちゃんから伝わる熱い闘志で熱気ムンムン、といった感じです」
-天気はどうですか?
「上空は雲ひとつなく、満点の星空です。先ほど私は流れ星を見たんですが、どこからか『イカ、イカ、イカ』とイカを3回叫ぶ声が聞こえてきました。発信源は確認できていませんが、絶好のイカ釣り日和と言っていいと思われます」
-そうですか。防寒対策を万全にして、取材を続けてください。
●AM6:00
-さてここで、名立漁港のS君に、現在の様子を聞いてみましょう。S君!
「はーい。先ほどタコ捕りをしていらっしゃるという年配の男性に取材したんですが、『そんなところにゃイカはいないぜ』との痛ーい情報をキャッチすることができました。さっそくかっちゃんに伝えましたが、『了解、了解』という明るい返事ではあったものの、重そうな足取りで車に引き返していく悲しい後姿が印象的でした。現場は今のところ、以上です」
●AM10:00
-さて、新潟の状況はどうなっているのでしょう。現場のS君!
「はい。こちらは現在、能生漁港に来ております。先ほどまでねばっていた名立から、国道8号線を車でおよそ15分ほど富山方面に向かった場所にあります。ファミリーで釣りを楽しむ多くの人たちに混じり、私の左手の方角で、かっちゃんの挑戦が続いています。しかし、どうも状況はきびしいようです」
-6時間やってゼロということなんですね?
「はい。そんなことから、現場はピンと張り詰めた緊張感が漂っていまして、私も声をかけにくい状況になっています。また、何らかの動きが出次第、お伝えしたいと思います。
●PM1:30
-きょうは日の出前から、新潟県でかっちゃんの初エギングが行われていまして、その都度、同行取材をしているS君から現場リポートをしてもらっています。それではS君!
「はい。ちょうどお昼時になりまして、こちらではエギングをひとまず中断し、小アジのから揚げを調理しているところです」

-あれ?今日はイカ釣りに行っているんですよね?
「はい。しかし、あまりにも釣れないために、暫時休憩という形になりまして、その間はアジ釣りに切り替えるという措置がとられました。アジはこれでもかというぐらいに釣れているというのは、イカを狙っているかっちゃんにとっては、なんとも皮肉な状況と言えるのではないでしょうか。そんなこともありまして、私もじっとしていることができず、料理人を買って出ました。忙しいので、現場からひとまず、マイクをお返しします」
●PM3:00
-さて、先ほどまで苦戦していた新潟の状況はどうなっているのでしょう。S君!
「はい。そちらにこの音が聞き取れますでしょうか?実はこれ、かっちゃんのいびきなんです。かっちゃんは先ほどまで、小アジのから揚げを食べながら日本酒を煽っていたのですが、日頃の疲れも溜まっていたのでしょうか。日本酒1パックを飲み干して、いきなり眠りこんでしまいました。初エギングに挑戦したかっちゃんですが、『やってられない』『イカなんて大嫌い』と時折声を荒げながらのやけ酒になっていました。どんよりとした重苦しい空気に包まれている現場から、Sがお伝えしました」
●PM8:00
-さあ、日没後の新潟では、引き続き熱い挑戦が続いているようです。S君!今の状況はどうなっていますか?
「はい。たった今、かっちゃんが竿を仕舞い始めました!昼寝の後、気を取り直して再度挑戦したかっちゃんですが...想い天に通じず、イ...えっ...が...#...!...」
-S君!S君?...ちょーっと、電波の調子が悪いようですねぇ。それでは一旦、新潟から送られてきた静止画像を振り返ってみましょう。



これを見る限り、イカと思われる姿は確認できませんねぇ。はぁい、S君ご苦労様でした。
「腕が痛い。イカの足で揉んでほしい」