
露天風呂に入ると、空から舞って来る雪が冷たいけど、じっくり温まるにはちょうどいい。が、度が過ぎてのぼせ上がってしまった。
身体が温まれば、お腹が空く。雪の道を走っていると美味しそうなラーメン屋さんがあったので、「これだよ、これ」とばかりに駆け込む。ところが、この店は地元じゃ評判らしく、次から次へとお客さんの行列が伸びていく。
僕はとんこつチャーシューメン。後輩S君は豚の背脂がたっぷりと入ったとんこつラーメンを食べる。


「かっちゃんさん、これ全然美味しくないっすよ。これで行列ができるなんて、店主がのぼせ上がってしまいますよ」と憤慨している。
で、「ラーメンの口直しは、やはりラーメンで」と、少し離れた所にある食堂に駆け込む。
S君はカレーラーメンを食べる。

が、「麺を持ち上げようとしても、カレーの重さに耐え切れずに切れてしまいますわ。ご飯をかけてカレーライスにした方が食べやすいっすわ」と憤慨している。
僕のシーフードラーメンはというと、あんかけの塊の中にラーメンが入っている。スープらしいものはない。

麺は、熱々のあんかけの中で、とことんのぼせ上がっていた。