
もつ鍋は、お酒のお友だちだが、うどんとお近づきになれば、「もつ鍋うどん」になる。味噌味の出汁には、ニラやニンニクが効いている。

老舗の蕎麦屋のT君が、「体も心も温まる」と考案した「手打ちうどん鍋3種」を完成させたので、うどん好きのA君とS君を引き連れて賞味をしに来た。ここ数日の寒さは、実に「うどん日和」である。
僕は王道の「鍋焼きうどん」。これも塩味の出汁。鍋底に敷いてある昆布が、温かさのコクを出している。

同席2人は満足しているが、ちょいと寂しい顔をしている。どうした?
「このスープ、もったいないですよね。ご飯がほしくなりますよ...」という。と、その時、店員さんがご飯と野沢菜を持ってくる。手打ちうどんと出汁の余韻を、このサービスライスで楽しめるのだ。
しかし、今度は僕が物足りない。これだけ美味ければ、食べる前に熱燗の1本でも飲んでおくべきだった。