登場人物(右から)
I君:自動車工場の職人。国際交流とレスリングが好き。外国人(主に東南アジア系)を見るとタックルしたくなる衝動に駆られる。口癖は「いいかい?」
G君:ガス屋経営。魚料理人。お酒は好きだが自宅では一切禁酒の身。女の人よりもおねえさんが好き。柔道団体の事務局をしているため、寝技に造詣が深い。
Uさん:2つ年上の保険屋。通称「ばあやん」。愛称は「ばばあ」。今年は真剣に婚活すると鼻息を荒くしている。僕の大学の先輩。タバコを吸うが、親には内緒にしている。
僕:地域総合釣り団体「小諸釣行会議所」会頭。他人に厳しく自分に優しい。昨年は何度か記憶をなくす飲み方をしたため、これじゃイケナイと改心。限界を越えるべく飲酒力を高めようと考えている。
みんな普段は何かと忙しくスケジュールが合いにくい。なので、「おそらくこの日ぐらいは空いているだろう」という元日の夜に宴を開くようになった。毎年の恒例行事である。

夜6時から午前2時まで飲み続け、1年の計をしっかり体感する。
「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや頻け吉事」
万葉集の歌人は、降り積もる雪に「もっと、もっと」と幸せを願った。
「新しき年の初めの初春の今日飲む酒のいや頻け吉事」
僕らは、飲む酒の量に「もっと、もっと」と幸せを押し付けている。ああ、今年も楽しくありますように。