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2008年12月04日
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カテゴリ: 癌患者の娘
今朝は両親と一緒に病院へ行きました。
今日は先週の検査の結果出る日で、
やっと父の病状の詳細がはっきりとわかる日でした。

これから父の担当医になる先生から
直接話を聞く事が出来ました。
現状は肺癌であることは変わりなく、組織型(がん細胞の種類)は
腺癌とのこと。これはちょっと意外だった。
腺癌は女性やタバコを吸わない人にできる肺癌らしい。
直接の原因はタバコなのかもしれないけど、ストレスや様々な要因があって、


TNM分類では、T2N2M1と言われ、
両親はこの数値の事を良くわかっていなかったけど、
私は先日本で読んだばかりだった。
T―原発腫瘍の大きさ、N―リンパ節転移、 M―遠隔転移
の組み合わせで病期が定められていて、
自分のがんの病期がある程度わかるというものでして、
これらを組み合わせていわゆる「ステージ」というものが
どのくらいなのかが決定されるです。

父の場合は既に副腎や肺の中への転移が見られる為、
ステージ4という、癌の末期に近い状態ということになります。

説明が終わった後で、先生から今後についての話をされました。

抑える為と、痛みを和らげる為、予後を延ばす為の目的で
(1)化学治療(抗がん剤投与)を行なう方法と、
何もせずに自宅療養での(2)緩和ケアを行なう方法と、
何かと問題になっているイレッサという薬を投与する
(3)分子標的治療法を行なうかのいずれかを良く考えて選択するように

その場で即決だったので、先生がセカンドオピニオンの事を言っても
まったく聞き入れていませんでした。
父はもう決意が固いのであれば、私は反対をする理由はないので
父の意思に任せる事を先生に伝えました。

先日県立がんセンターでも父が質問をしていた
余命についても、今日も自分から先生に質問をしていました。
答えは治療なしだったら、5年生存率はゼロに近く、
2年生存率も2割届かない位、今の状況では半年が余命だという
説明を受けました。
そうは言っても、今後余命は月単位でのカウントになるという話もされて、
抗がん剤治療次第では余命は予測が出来ない、といったところですかね。

抗がん剤治療で主に使うと思われる薬の名称も
挙げてもらったので、ダッシュでメモを取りました。
治療方法として、明日から入院をして、
まずは他の臓器のチェックをした後で、1回目の抗がん剤投与をして、
経過を見て退院するという1サイクルを4回に分けて行なうとか。
入院期間はおよそ3週間で、明日入院をしても日曜は一旦帰宅して、
月曜から再び入院をするという話がありました。

先生はここ1ヶ月の事で私達が苛立っている事を知っているからか
既にベッドは確保してくれており、明日の朝から病棟へ行けるように
手配をしてくれたとのことでした。
病院が設けている相談所でもマスブチの事に関して
クレームをつけたりもしていたので、先生も出来るだけの配慮を
してくれたんだなと思いました。

ちなみに母は…
ステージ4という結果がショックだったようで、
話の途中からは心ここにあらず状態になってぼーっとしていた。
私がきちんと先生の話を聞いていればいいので
母の事はその場では気にせずにいました。

なんだかんだで2ヶ月も振り回されてしまったので、
両親とも既に疲れていて、見ていて胸が痛かったです。
この2ヶ月で明らかに父の病状は悪化していて、
病院をたらい回しにされた事に対しての憤りが癒えません。

父は少しでも余命が延びるよう自ら化学療法での治療を
希望していて、それは先月から一貫して変わっていなかったので
少しほっとしたような気持ちと、副作用がどうなって
どこまで耐えられるかという不安を持っている気持ちも知っているので、
きっと沢山の葛藤があったんだろうなと思います。
私達の為に頑張ろうと思ってくれているんだと思います。
それに応えられるよう、精一杯出来る事をしたいなって
思うし、父が残りの時間を有意義に過ごしてくれるよう
祈り続けたいと思います。

外来の後は入院の手続きや説明を聞いて
その後は橋本駅近くで昼食を取りました。
明日からの入院に備えて、持ち物の確認などを
3人で話しながらの食事になったけど、
次にこうして3人で食事をする時間は取れるのかも
わからないので、母は無口で私も何を話して良いかわからなかった。

抗がん剤治療を始めたら副作用が出るのは確実で、
どんな副作用が父を苦しめるのかもわからないけど、
食べる事が好きな父にとって、
味覚や嗅覚を変える副作用は非常に辛いと思います。
食欲を無くしたらどんどん体力も気力もなくすので
最後まで食欲だけは奪わないで欲しいと思いました。

今日は父に食べてもらおうと
また何品か料理を作って持っていったので、
今夜か明日の朝にでも食べてもらえるといいなと思いました。

明日の朝は一緒に病院へ行って
病棟や病室を見てきます。

帰宅後は叔母に連絡をして、現状の説明しました。
その後はまた母の話題になったけど、
父が入院して母が1人になっている時間を作るというのは
かえって良かったのかもしれないってことで
早く気持ちをしっかりと持って、父の最期を迎える体制を
作っていけるようにしたいなって話で終わりました。
病院にいる途中でも、あちこちで世間知らずな行動を起こして
その度に私が謝ったり注意をしたりと忙しかったので、
病院では目が離せないけど、家にいる分にはせいぜい電話で
姉妹に迷惑をかける程度で済むので、
母の事はしばらく見守っていこうと思いました。

で、私は…
結構意識をして事務的に処理が出来る事はして
現状を把握して感情に流されないようにと
精一杯コントロールをしている所です。
仕事はしなくてはいけないので、気持ちを切り替える必要もあるし、
彼の事も今まで通りだし、やる事は沢山あります。
ただ、彼も喫煙歴が長いので、(って私もか(笑))
今まで以上に食生活などは気をつけようと再認識しました。


癌の基礎から臨床へ





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最終更新日  2008年12月05日 00時02分43秒
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