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2009年03月15日
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カテゴリ: 癌患者の娘
今日父に会いに病院へ行ってきた。
食事が喉を通らないというので、ゼリーとか作って
たまたま買った蒸しパンとかその他色々と持って行った。

父は最後に会った時よりもはるかに様子が変わっていた。
そして点滴ばかりで傷が増えた腕に
更に点滴をした状態でうずくまっていた。
鼻からは酸素のチューブもつけていた。
呼吸が出来ないので、本人が嫌がってもつけたらしい。

父は私と会ってすぐ「もうこのまま死んじゃうかもしれない」と言った。

こんな所で寝てばかりでは気力から磨り減っていく。
直感でそんな事を思った。

母が今日私と時間を合わせて行くということで、
普段の面会時間よりも遅めになったので
父は母に何かあったのではないかと思い、心配して
看護婦さんに自宅へ電話をしてと頼んだばかりだったそうだ。

実はここ数日父は母と連絡を取っていない。
いつもは入院中毎日夕方に母へ電話をしていた。
それが起きれないほどの腰痛で、さらに体力がないから
数歩歩くだけで息切れして電話もかけに行けなかった。
変わりに看護婦さんが用件を母に伝えていた。


安心してもらったが、それでも父は数分後とに時計を見ていた。
「あのバスに乗っていれば、もう着く頃だ」
「来る途中で事故に巻き込まれたのかもしれない」
などなど、息苦しいのにいっぱい喋って…

結局母は一人で無事に病院へ来ました。

まったく、マイペースな性格。羨ましい限りですわ。

相変わらず食欲がないので、点滴だけでいいだの
起きてから一滴も水分を取っていないだのと
もう弱気になってしまっている様子を見て
持ってきたものを食べるかどうか試してみると食べてくれた。
入院してからハーブティーも欲しくないと言っていたけど
淹れてあげたらがんがん飲んでくれた。
結局食わず嫌いと見た目だけの先入観と
好き嫌いもあってちょっと見てダメだと判断していただけらしい。

もしかしたら気の持ちようなのかもしれないと思って、
励ましてどうにか納得をしてもらうように話をした。
口から食事を取らないと、点滴だけでは身体は弱って
歩けなくなって、歩けないからおなかが空かなくて
そのうちベッドから動けなくなって、あっという間に痩せちゃう。
○○のカツが食べたいとか、一緒に王将へ行こうとか
そういう事がまったく出来なくなるからと
とにかく話してみた。
うんうんとうなづいていたので、少しは通じたかな。

母と後で話をしたところ、やはり精神的に弱っているから
余計に食欲も出ないのかもしれないという結論に。
病院の雰囲気も良くないし、自身の味覚が変わってきたから
何を食べても不味いから嫌になってきているだけだと。
同じ事を母も思っていたようで、不味かろうが何だろうが
とにかく吐き出してしまうわけではないので
多少無理にでも食べてもらわないとまずい!
もし本当にガンのせいで嚥下が困難ならば
先生から食べる事をとめられるはずだから、
それまではどうにか頑張ってもらおうという話をした。

母が「あんたが言うと言う事を聞く」と何度も言うので
じゃあ明日からも毎日父のお昼ごはんの時に
行くようにすると言って、母には安心をしてもらった。

その後、母から携帯を受け取ると、確かに電源は入らないし
バッテリーを入れ替えても変化がないので
とりあえずお店へ持っていくことにした。

日曜だからお店が混んでいてすごく無駄に待った。
やっぱり充電をしていないだけだった。
1時間以上待って、結局数分で決着(笑)
明日母に返してちゃんと充電の仕方を教えておこう。
さっき充電の仕方を画付でわかりやすいように
でっかいマニュアルもどきを作ってみた。

その後母から電話が来て、腰痛はなぜ治らないのかを
ずっと考えていたと…うう、ご飯食べたかったのに…(-_-;)
先生が抗がん剤の副作用ではないといったきり
何も話してくれないことが不満のようだった。
明日聞いてみる事にして、あまりこちらから骨の転移の検査をしろとか
もっとちゃんと調べろとか言わずに話を進めるよう説得した。
でないと決め付けて先生に指示をする(ように聞こえる)のは
非常に患者として不利な気がしちゃって。
ただでさえ忙しい先生なのに、母の長話に付き合うのは申し訳ない。
私が先生に聞くのは嫌で、自分も聞きたいというので
明日母も来るらしい。しっかし私ってば信頼薄いのね…

そんなこんなで明日からは父が回復するまで
毎日病院へ行く事にした。
ちゃんと食事が取れて、気持ちが落ち着くまでは
父に顔を見せないとますます弱ってしまう。

気弱になっている病人に頑張れなんて言いたくない。
だけど今回はたまたま風邪を引いてしまっただけなんだ。
治ればまた抗がん剤治療が始められる。
重症な副作用もなく、とても順調だったんだ。
だから励まし続けていかなくちゃ。
まだ数回だけど、毎回手紙を書いて渡す事にした。
会話は息苦しくなるから控えないといけないので
一方通行になるけど、手紙でも励ます事にした。

家に帰ると本当に有難い事に仕事の依頼が来ていた。
断れない。私が断って別の人へ回るのは嫌。
収入が減るのもこれ以上はまず過ぎる。
どうにか予定を経てればうまくいくはず。
後は父が少しでも回復したら、母にまかせられるから
それまでは一生懸命やってみよう。

明け方からWBCなんだよね…うう、録画しなくちゃ。
さすがに起きてはいられないもんね。





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最終更新日  2009年03月16日 01時22分08秒
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