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2009年05月07日
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カテゴリ: 癌患者の娘
本日5月7日14時29分


4日の明け方に血圧が下がってきていると連絡があり、
そこからは連日父と一緒に頑張りました。
最後に意識があったのは、この時のみで、
「お父さん、今日からずっと一緒にいるから
一緒に頑張ろうね」と言うと、頷いてくれました。
それ以降は呼びかけに頷く回数もどんどん減っていきました。

でも、今までの主治医の死期予想も、

ちょっぴりあまのじゃくな父らしく、何度も奇跡的に持ちこたえました。
きっと勝手に死期を決められたので、反撃したのかも。
看護婦さんは口々に「すごい!」「生命力がとても強い」
「こんな患者さんはいない」「感動すらした」と
言っていました。
そのうちオオカミ少年化したらどうしようかとまで考えました(笑)

今日は昨夜の深夜から呼びかけても反応はありませんでした。
昨日の夕方から夜まで、大好きな第九を耳元で流した時に
父が目に涙をいっぱい溜めたので、きっと聴こえていると確信しました。

よくドラマや映画でやっている死ぬ前の光景は嘘だと思っていたけど、
心肺停止の瞬間に、父は一筋の涙を流しました。

その瞬間を見た時に「本当にこれが父の終わりなんだ」と
思ったのと同時に、眠る様にと言われていた通りに
父は身体につけてモニタリングしていたすべての波形が
まっすぐになっても、見た目には眠っているようでした。
あながちテレビドラマもリアリティあるじゃん、とか思いました。


そして祈った通り、最期に苦しまずに逝ったのは
本当に本当に良かった。
明日から仕事があり、来週には引越しがあり、
病院へ行く時に利用している回数券も昨日で最後になり…
何か予感を感じて、徹夜した今朝は一旦帰宅する予定をやめて
帰らずに病院にいた事も
何より午前中に連絡をして駆けつけた母を待っているかのように
みんなみんな父は待ってくれていたかのようでした。
お昼過ぎから心拍数が大幅に乱れ、酸素量も減り、
呼吸がどんどん浅く、小さくなり、
「あと数時間持つかどうか」と言われてから数十分で
あっけなく、最期を迎えました。

その後はどたばたになり、家に着いたのが20時過ぎ。
その後は親族関係への電話連絡に追われて、
ようやくお茶を淹れて自分の為に時間を作る事が出来ました。

明日は納棺があるし、まだまだやらなくちゃいけないことは山ほどあるので、
これからが本番なのかも。
さらに仕事との両立も、引越も、全部同じタイミングなので
スケジュール管理が大変。
それもこれも、お父さんが私に「泣いている暇があったら働け」と
言っているようにも感じてきます。
お父さんが逝去してから、まだ涙を出す時間すらありません。
そのくらいがきっとちょうど良いのかもね。

そんなわけで総括はまたにするとして、
久々におうちのベッドで今夜は寝ます。
ぐっすり眠れそうです。





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最終更新日  2009年05月07日 23時02分31秒
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