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2010年01月12日
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カテゴリ: 人生いろいろ
昨日「カンブリア宮殿」を見たですよ。


羅列になってしまうけど、番組内容はこんな感じだった。

大田区の「玉子屋」という仕出しお弁当屋の
菅原会長がゲスト。

この会社で最も他と異なるのは、その人材。
最近の飼いならされた養殖だらけの若い子より
天然が揃っているからといって、
会長が創業当時から選んで一緒に仕事をしたのは、

プーとか、走り屋とか、オヤジ狩りばかりしていたとか…

創業当時の蒲田周辺の中小企業では、若者が集まらない時代に、
そういった悪ガキ達が大半を占めるという
人材を集めてお弁当屋を始めた会長。

ぼちぼちと軌道に乗った頃に、気の緩みからか
最大の得意先である三井造船で100人以上の食中毒を出して
報道でも取り上げられて、信用を無くしてしまい、
どん底へ落とされた時期があったとか。

営業停止処分の後、悪ガキ以外の従業員は出社して来なかったが、
悪ガキ達だけが出社して、
社長(現会長)へ「お客様の所へいって土下座してもう一回やろう」


会社へ謝りに行った悪ガキは
現在別会社でお弁当屋をやっているらしい。

食中毒事件がなければ
利益だけ追求してしまうところだったと
会長も改心して一から出直そうと思ったそうだ。

悪ガキが素晴らしいなと思ったです。

ワルはけじめを知っているって言った
村上龍氏、さすがっす。

悪ガキ達の働く意識もかなり変わっていったそうで…
今までは力づくで物事を解決しようと思っていたけど、
人に喜んでもらいたいと思うようになったと。

何が彼等を変えたのかという話になった時に、
班組織で人材を形成していくという育成術の紹介があった。

お弁当を配達するエリア別に班を作り、
その班の中で班長を決めるのだとか。
他でいうと店長みたいな感じかな。
営業戦略や、バイト&社員への金銭関係などを任せたそうだ。
すべてにおいて権限を委ねる事で、一国一条の主のような気分にさせて
責任感を持たせて、成長へと促すと。
何とも広い心の会長さんじゃないっすか。感動したですよ。

更に凄いなと思ったのは、
この「玉子屋」のお弁当の廃棄率!!

廃棄率が0.1%ですって。
通常コンビニの廃棄率って2~3%なんだとか。
この数値は凄い!!!

お弁当はお客様から毎朝電話発注を受け、
その場でその日にどのくらい生産すべきかを
担当者が推測して数値を割り出すのだとか。
班長は注文数を工場へ伝え、工場では大急ぎでお弁当を作り、
盛り付けて仕分けをして、それぞれの担当ブロック別に振り分けられて…

担当エリアの班員は、通常の配達中でも各班長同士が連絡を取り合って
時間ぎりぎりで発注を受けた場合には不足数などを最終確認して
配送スタッフへの伝達をして、お互いに分け合う事で
極力在庫を残さないようにするのだとか。

廃棄をしない工夫の場面も放映されていた。
別のエリアの車が落ち合ってお弁当を分けたりして
ロスを極力減らすようにしている
後はお昼休みに間に合うよう、時間どおりに企業へ配達すると。

それぞれの配達メンバーは、効率良く配達できるよう
創意工夫をして自分の仕事をこなしていく様子が映った。
近道や抜け道を考えて、どういうルートで回れば
効率良く配達が出来るかって考えるそうだ。

最終的にお弁当の残りをチェックすると
この日はゼロ!凄いっ!!

班全体の成績が良いと、班全員のお給料が上がるので
チーム戦で仕事を進めていくと。
ミーティングの様子もちらっと流れたけど
かなり熱いミーティングをしている!
何より班員の自主性が素晴らしい!!

驚異的な廃棄率でロスをなくし、売り上げを高め、
遊びの延長でゲーム感覚のように仕事をする悪ガキ達だから、
今の仕事が面白くて仕方ないと。
やりがいがなければどんなに高収入な仕事だって
やりたくなくなるからね~
これは凄いや。>凄いばっかり(^_^;)

悪ガキ従業員の生の声を聞いても
最初は軽い気持ちで始めたけれど、実際に仕事をしていくと
自分の判断で行動できる面白さに目覚めていったとか。
めちゃ共感出来る。

プレッシャーがかなりあっても
苦と思わずに面白いと感じる事が出来るかどうか、なのよね。
転職した時はえらい心細かったけど、
やっぱり苦しくてもその中に面白さが見出せる物がいいよね

菅原会長の言葉で印象的だったのは…
「ウチの会社では、言われた事しか出来ない人間は評価がゼロ。
答えがないものを見つけるのが好奇心わくし面白いと思う」
といったような事を話した事。

後継者問題についても
二代目(菅原氏の御子息)社長がそつなくこなしているとか。
この御子息は元々エリートだった銀行マンだったが
父親の家業を継ぐことにしたそうで…

子供の頃は、自分の父親が弁当屋だという事に劣等感を持っていて、
友達には「ウチのお父さんは給食センターをやっている」と
嘘をついていたんだって。

大きくて有名な会社が良い会社だと思って
いざ入社してみたら、ちっともも楽しそうじゃないと
御子息は気付き、成績を上げても昇格しても、
常に自問自答していたそうだ。
そんな時に自分の父親の会社を思い浮かべたんだって。
そして、お弁当屋を継ごうと決意したんだって。

会長である父親からは、一度も継いでくれとは言われなかったが
本当は子供の頃から、絶対跡継ぎにすると会長の頭の中では
決まっていたけど、口には出さなかったそうだ。

御子息自身も、父親から直接会社を継げと言われたら継がなかった。
だけど、自分の意思で銀行を辞めて、お弁当屋を継ぎたいと
言った時に、父親がたった一言
「潰してもいいからな」
と言ってくれた事でぱーっと明るく開けたんだって。

会長が、どうして御子息が子供の頃から
後継者にしようと決めていたが言わなかったかというと…
最初から後継者として育てるのではなくて、
息子自らが入りたくなるような会社を作ればいいと思い、
それを実践してきたから、なんだって。

そして、「もしも後継者になった時、
一生懸命お客様の為にすることで失敗をするならば、潰しても良い」
と言ったんだって。
ええ話やん!

更に会長は、最近の若い子へ一言って事で、
ストレスやプレッシャーがあっても
やり遂げた時に充実感あると感じられるような気持ちを
若者に持ってもらいたいって言ってた。

道徳教育の強化は大事。だけど…
お偉いさん達が机上の空論だけでやったと勘違いしている中で
この会社は実践し続けているって事が
本当に素晴らしいなと感動しましてね。

実際には達成感を持ち続けるように励むのも、
達成感を与え続けるような仕事を出し続けるのも
きっと厳しいけどさ
そういう気持ちは無くしちゃいけないよね。

んで、最後に会長が言ったのが
「合理的で正しい使い方と、間違った使い方があるだけで、
エネルギーに善悪はない」

「やるべき事が明確な若者は必ず成長して
社会に貢献する」といったような事も言っていた。

ねっ、いい話でしょ
だからなんだというオチは何もなくて申し訳ないけど(^_^;)

昼間に毒づいたので、良い話を書いておきました~(笑)






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最終更新日  2010年01月12日 23時30分47秒
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