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こえめ です。
前回から、短めのUPにしました。サクッと読んでもらえるようにとの配慮からです。
教えてくださったのは、 sora さん。私がこのブログを始めて以来、いつも、ハッピーをもらっている方です。もちろん、今これを読んでくださっている、あなたからもです。ありがとう
【カーラ11】
その玉座には、
古(いにしえ)より特別な魔法が掛けられ、
いかなる魔術も利かなかった。
また、どのような理由があろうとも、
玉座の間で大声を出して人を呼ぶなど、
決して許されないのであった。
王の怒りを買った者の恐ろしい運命は、
皆な、十分に心得ていた。
いくらリカムが魔術《ゲイン》でその身体能力を高めていても、
いずれは力尽きてしまうだろう。
リカムは後悔した。
これまで誰よりも、冷静な判断ができる男として
評価されていたはずの自分が、
なにゆえに自らを陥れるような真似をしてしまったのか、と。
部屋の入り口にある小さな飾りテーブル、
それに魔術をかけてさえいれば、今頃は倒れた玉座の椅子を
元に戻す算段をしていた頃だったろう。
何か、何か方法はないか……!
そのとき、胸のポケットで、何かが光った。
それは、カーラと二人きりで人間界に行ったあの日、
雑貨屋の前で、カーラを抱き支えながらきつく握り締めた、
小さなガラスビンだった。
ただなんとなく手にした物だったが、
カーラが、美しいものだからと言って、
人間界の小さく平らな丸い金属と交換してくれた、
大切な思い出の品だ。
(……姫様!)
リカムの中にカーラの笑顔が大きく拡がり、
肉体の苦痛とは別に、言いようの無い胸苦しさで顔をしかめた。
(つづく)
私がこの後どうなったか知りたい方
押して頂けませぬか?(リカム)
こえめにもまだ判りません(゜゜;
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