プロ野球情報館

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2005年01月03日
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中日の朝倉健太投手(23)が3日、川上に続く右の先発2番手に名乗りを上げた。

名古屋市熱田区の神宮東中日ハウジングセンターでトークショーを行い、146試合フルシーズンのローテ死守をファンに約束した。チーム内はもちろん、一時は中日も獲得を検討していた同い年の楽天・岩隈久志投手(23)に対してもライバル心を隠さない。「今に見ていろという感じです」。同じ右投手には負けない。何度も期待を裏切り続けた背番号18が、雪辱を誓った。

名古屋でトークショー
 今季への確かな手応えはつかみつつある。朝倉は迷うことなく、理想像をトークショーに詰めかけたファン約300人に語った。

 「今年は絶対にローテに入る。(川上)憲伸さんの次といわれるようにならないといけない。自分と同じ右ピッチャーには負けない」

 尊敬するエース川上に近づきたい。追い越したい。そんな気持ちが、昨季10勝を挙げた格上のドミンゴを“スルー”させた。先発の座を勝ち取るだけではなく、その上を目指しているのだ。

 自信の源は、秋季キャンプでつかんだ理想の投球フォームだった。すり足投法、2段モーション…。オフは自らのフォームに悩んでいたが、オーソドックスなものに落ち着いた。「今年はフォームが大丈夫なので気持ちが楽です。ケガをしないで、このまま開幕を迎えたい」と表情は晴れやか。トレード勧告など、落合監督や森投手コーチに“シュート”な叱咤(しった)を受けながら手にした飛躍の芽。球春まで枯らすことなく、大輪の花を咲かせる。

 負けるのが何より嫌い。朝倉の視線は、外にも向いている。その1人が楽天・岩隈だ。統合球団・オリックス入りを拒み、大騒動に発展した折りは中日も水面下で獲得を検討していた。2人は同じ高卒6年目の23歳で右の本格派。だが、ここ数年で岩隈はパ・リーグを代表するエースに成長。実績で大きく水をあけられてしまった。それでも朝倉は一歩も引かない。

 「(岩隈が中日に)来てくれれば良かった。(どっちが中日の)ローテに入ることができたか。同級生ですから、意識しますよ。遅いかもしれないけど、今に見ていろという感じです」。今季から交流試合が始まる。投げ合うチャンスがあれば、もちろん勝つつもり。次世代の名勝負となる可能性はある。







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最終更新日  2005年01月05日 11時46分05秒


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