プロ野球情報館

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2005年01月10日
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平成の名勝負に新たな1ページが加わる。

西武・松坂大輔投手(24)が14日、自主トレ先の静岡・大仁で今季から導入される交流戦で巨人・清原和博内野手(37)との対戦を熱望。少年時代からあこがれ続けたスーパースターとの「MK対決」を球界の新たな呼び物にしようと“直球1本”の真っ向勝負を宣言した。

 松坂の表情が野球少年に戻った。清原は小学生時代、電車を乗り継いで西武球場に駆けつけたほど特別な存在。その清原と公式戦で対戦できる喜びを抑え切れなかった。

 「清原さんは僕にとっていつまでもあこがれの人。挑戦するつもりで向かっていきたい。変化球は投げたくないし、真剣勝負で楽しみたい」

 99年のプロ入り後、球宴などを除く真剣勝負での対戦は02年日本シリーズだけ。第1戦でこん身の直球を東京ドームの左翼看板上まで運ばれるなど、通算4打数2安打3打点と打ち込まれた。それでも松坂は直球勝負にこだわった。自主トレ先、静岡・大仁の「大仁ホテル」は清原が西武時代の91年から巨人1年目の97年まで始動した場所。長嶋元巨人監督が現役時代、自主トレを行っていたことでも有名だ。受け継がれる“ミスタープロ野球”の系譜。大きな存在を乗り越えるための対戦は、松坂の闘志をかき立てるには十分だった。

 清原は今オフ、起用法をめぐって球団と対立。残留は決まったものの定位置は確約されていない。その中で松坂が交流戦での対戦を熱望したのも球界の大先輩へのエールの意味が含まれている。一方で「松坂VS清原」の対戦がファンの興味をそそることは確実。今オフ球団の選手会副会長に就任した松坂にとってファンサービスは懸案の1つ。「清原さんとの対戦をファンに見せたい。見てる人を楽しませたいし、そうさせる自信もある」。プロとして何をすべきか。すべてを自覚した大人の松坂がそこにいた。

 昨年は日本一に輝いた上、入籍を済ませた倫世夫人(29)と年末年始に海外へ新婚旅行に出かけるなど公私とも充実した1年だった。「シーズンでも優勝して真の日本一になりたい。勝ち星は倍(20勝)で沢村賞も狙いたい。体調はいいしプロで最高の成績を挙げようと思ってやっている」。連覇、そしてその先にあるメジャー挑戦。自らの夢に向かって松坂の1年が幕を開けた。





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最終更新日  2005年01月15日 16時12分02秒


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