プロ野球情報館

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2007年05月03日
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カテゴリ: 八重山旅行記
米原海域のさんご礁の保全活動に取り組んでいる「Save Yonehara」(早川始代表)が、世界自然保護基金(WWF)ジャパンのエコパートナー事業として、米原地域の森とさんご礁のつながりを探る調査を行うことになった。以前から「豊かな森が健全なサンゴ礁を育む」と指摘されてはきたが、さんご礁生態学では未解明の分野。その第1歩の研究として注目されそうだ。

 WWFジャパンから170万円の助成を受け、7月から調査を開始。来年3月までに報告書をまとめる。新たな手法として物質循環を解明する「安定同位体比分析」を用いることにしており、大沢和敏東京工業大学院助教授がコーディネーターとして協力。チーフコーディネーターには、白保のさんご礁を長年調査してきた目崎茂和南山大学教授を迎えた。

 目崎教授は「米原、富野海域は自然の生態系を残しており、森とさんご礁の関係を調べるのに最も適している」と話し、「白保との対比も調べることでさんご礁の保護、回復のあり方が明確になり、きめ細かな環境保全ができるのではないか」と期待している。
 早川代表は「さんご礁の保全を実行するためのきっかけになるのではないか。国立公園指定の際の管理体制についても提言していきたい」と話した。ウェブ上でもさんご礁保全の普及・啓発を行っていく予定だ。
 WWFジャパンでは「さんご礁生態系と陸域の関連性の明確な因果関係を示したもの(研究)は少なく、今後のさんご礁生態系の保全を考える上で、今回の調査結果には高い関心を持っている」と期待している。





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最終更新日  2007年06月09日 11時33分37秒


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