こはる日和

【こはる】　旅立ちました

2019/10/20 14:08こはるさん、１５歳１０か月の生涯を閉じました。９歳頃から椎間板ヘルニア・４年前頃より腎不全・今年８月に右鼠径リンパ腫発症。でも、亡くなる２週間前までなんとかヨロヨロでもフルコースのお散歩に行っていました。おむつも車いすも安定剤も使わず、寝たきり期間は最小限で。ただ、３日前に右目の角膜から出血し、その晩だけは苦しそうでした。その日から給餌しても食べず、シリンジからも水を飲まず、枯れていきました。亡くなる日、午前中私は仕事で13時すぎに帰宅しました。彼女を抱いて家中をパトロールし、しばらくそのままソファで抱っこで過ごしました。寝床に戻そうとしたとき、深い息継ぎと共にジャーッと尿漏れし、心拍が一瞬途切れました。「あ、止まった。止まった。」という私の声に夫がキョトンとしている間に、彼女の細い腕を通してブルブルブルと細動しているのがはっきりわかりました。夫も「あっ、わかるよ。あっ止まった・・」そして、チビ（先代犬）と同様にウンチが出てきました。私はこはるを抱きしめて、覚えていないけれどいろいろ語りかけました。そして、静かな呼吸もゆっくり止まりました。静かな、ほんとうに潔い死でした。翌日、お寺併設のペット専門の焼場で私たち夫婦に見守られ、彼女は虹の橋に向かいました。そしてその翌日には　東京の空に、びっくりするような大きな虹がかかりました。さびしいな・・こはる　こはる　どうしていないの泣き暮らしているわけではないけれど、まだ私の心は　こはるでいっぱいです。