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ご無沙汰でした。
今日は8月6日。 広島の原爆記念日です。
私の叔父も被爆しました。
そして終戦直後の9月1日に亡くなりました。
師範学校を卒業後、わずか一週間しか教壇に立てず、予備士官学校を経て、少尉任官直後の被爆死です。
私は戦後生まれですので、生前の叔父を知りません。
ですが、20歳そこそこで一生を終えるのは、さぞ無念であったろうと思います。
時代が悪かったと言えばそれまでですが、納得がいくはずもありません。
祖父が早くになくなり、女手一つで4人の子供を育てた祖母の悲しみはいかばかりであったのか。
戦後生まれの私の世代も老境に足を踏み入れようとしています。
ですが、ここまで平穏に、少なくとも衣食住にそれほど不自由することなく過ごせたことは
それだけでも、感謝しきれないほどの幸運だといえそうです。
現代人は、たしかに恵まれています。恵まれすぎて本当の幸せを見失っているかもしれません。
叔父だけでなく、幾多の尊い犠牲の上に現在の日本があることを、次の世代にも伝えていきたいと思っています。