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2026.09.05
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テーマ: 読書(10174)
カテゴリ: 読書



失礼ながら本作「モナリザの裏側」を読んだ時、作者・一色さゆりはいっぱしの作家になったなと思った。デビュー作「神の値段」を読んで、粗削りながらも用意周到に感じされる設定と展開に興味を持ち美術に関する小説ということで原田マハのように注目した。そして、ミステリーとして連作したコンサバター・シリーズ、「コンサバター 大英博物館の天才修復士」を読んでミステリーとアートの掛け算と思える妙味に興味を持ち「コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの」「コンサバター 失われた安土桃山の秘宝」「ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV」「ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV」も読み、「ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵」と「モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して」でアートの旅と美術・芸術におよぶ人生観に感じ入った。そして「音のない理髪店」を読んで、感嘆する。作家としての実力をつけ読み応え、読みどころのある本を紡ぎだしてきた。
そして、本作を読んだ時、予測のつかない展開に興味津々、あざやかと思える結末は各章感じ入るものであった。

【オスロで光の種をまく】…絵を描く背景を読み解くことが出来、ためになった。
【青い馬の瞳】…第二次世界大戦、ナチスの行状を知り、芸術を思う。
【富士山のハンマープライス】…強烈な印象を残したプライスレスの芸術におけるプライス感。みごと。
【千年のあこがれ】…画家・美術家としての胸中を、作家・一色さゆりの心に思いを馳せ、深く感じながら読んだ。
【モナリザの裏側】…現代の小説といえる設定。その設定があることで母娘の思いを汲み取ることが出来たと思う。

短編集であるが卓越した技術というか、力量を持って結実した作品たちに思えた。
これからも素敵な作品を書いてください。



モナリザの裏側 [ 一色 さゆり ]





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最終更新日  2026.09.06 00:09:06
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Re:読書レビュー 「モナリザの裏側」一色さゆり:著 新潮社(09/05)  
ミリオン さん

読書レビューがありましたね。応援します。頑張って下さい。 (2026.09.07 09:09:52)

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