古河市がんばれブログ

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2010年02月09日

蔵美ネットワーク発足

(18)

テーマ：地域の活性化について(62)

カテゴリ：古河市の発展

２月７日、蔵を活用したまちおこしに取り組む北関東の６都市が古河に集まり、「蔵美（くらび）ネットワーク」の契りを結びました。その６市とは、栃木県の栃木市、足利市、埼玉県の行田市、茨城県の桜川市、結城市、そして古河市です。午前中は古河のまちめぐりウォーキングを楽しみ、午後にセッションがありました。

古河蔵美セッション

セッションはまず、中村良夫・東京工業大学名誉教授が「蔵美のまちづくりに期待する」と題する基調講演をされました。次に、地方の元気再生事業としての蔵美の事業報告があり、休憩をはさんで、春風亭柳橋師匠の落語で蔵の風景を楽しみました。そして、蔵美ネットワークの調印式に続き、パネルディスカッション、質疑応答にて閉会となりました。

蔵は個人の財産ですが、風景に溶け込み、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。これを大切にすることで、人々の心によりどころを生みます。また、蔵を改装して中で楽しいことをできるようにし、人が集うことで商業的にも潤うということを狙っているようです。私はこの試みが成功することを心から願いますが、課題もあると感じました。

それは市民の盛り上がりです。パネリストの小山工業高等専門学校の河東名誉教授がおっしゃっていたのですが、西日本では市民（町衆）が街の建造物を自分たちの責任で守ろうとする意識が高いのに、東日本では役所に頼りがちなのだそうです。しかし、成果の数字が上がってこなければ、役所は予算をつけることができないでしょう。ただでさえ、古いものは発展の障害になると捉えられてきたのですから。

蔵で観光客を集めているのは川越が有名ですね。ただあれもドラマがあってのことなので、ほかの都市ですとかなり厳しいのが現状でしょう。だからまずは市民が蔵を愛することが必要です。ただ、今回、各都市と交流が生まれたことで、より可能性が多少高まったと思います。今回会場には、各地の名産やコラボ商品の展示販売がありました。

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