そうした背景がある中で、厚生労働省においてはシックハウスの原因として 13種の揮発性有機化合物
の室内での濃度指針値を設定しました。
こうして徐々に室内の空気質に関心が持たれ、実際にそれらを目に見える形にするために測定をするという件数が増えてきました。
では、目に見えない室内の空気を測るとはどういうことでしょうか?
それは目には見ない空気の中に、体に影響を及ぼす可能性の高い物質がどのくらい含まれているのかを知ることです。
では、その方法とはどのようなものがあるのでしょうか?
室内空気中の揮発性有機化合物を固体吸着剤に捕集する方法には一般的に2つあります。
一つはアクティブ法と呼ばれるもので、もう一つはパッシブ法と呼ばれるものです。
・ アクティブ法
・ パッシブ法
これらの捕集方法で固体吸着剤に揮発性有機化合物を捕集した後、化学溶媒で抽出するなどして分析します。この辺りについては専門性が高いので別項目で述べていきます。
このように固形吸着剤で捕集したものを分析し、数値を出します。それによりシックハウス問題の原因とされる物質の室内における濃度が数値化され、目に見えない空気の質を目に見える形に
変えることができます。
ここで目に見える形にするために数値を出すという測定について基本的に知っておく必要がある点がいくつかあります。
それについては「※タイトル未定」で述べていきますのでご覧ください。
シックカー症候群 2011.09.22
化学物質の危険性(リスク) 2011.09.13
毒性 2011.09.11
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