移動祝祭日にて。

移動祝祭日にて。

2008.11.24
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毎日のように、人が殺され、事件が起こり、ニュースが流れる。
親殺し、子殺し、テロのような無差別殺人。
誰も自分のことをわかってくれない。
殺すのは「誰でもよかった」。
「それしか選択はなかった」。
どん詰まりまで行ってしまって、最後のあがきにもそれは似ている。のかもしれぬ。

しかし、考え方は、まったく逆だと私には思える。

例えば、わかってくれる人が一人もいない。それは、ゼロなのか。
いいや、違う。それこそ、最初の一歩である。



そこには、こう綴られていた。

「どこかにいる無名の青年よ 心の中に何事かおのれを戦慄させるものが生まれたら
 誰もきみを知らぬという そのひとことをこそ頼みにせよ」


それは、30年あまり経ったいまでも、私の唯一の起動力である。
いや、それは、誰にとっても、変わりはしない。変わるはずがない。

誰かのおかげで、助かっている。
誰かのおかげで、正気を保っている。
誰かのおかげで、生き延びている。

しかし、日常とは別次元で、この言葉がなければ、人はひとり立つことはできないと
私は思う。

最後の最後に、救ってくれるのは、君を理解してくれる人ではない。








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最終更新日  2008.11.24 21:43:49
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