Ruby 0
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久々のブログ更新。9月から、部屋の掃除を始めているが、少しだけ部屋のゴミが減った。まだ、道半ば。夏服を捨てながら、冬服も捨てているところ。不要な古い書類の整理は、半分ぐらい進んだかな。でも、まだまだ。中国語の学習は、まず聞く量を増やしながら、文化的な知識を広げているところ。言語習得のためには、インプットの量を増やすこと、その言語が使われている場に身を晒して使うことってことなんだろうけど、なかなかそういう場に身を置く機会はないので、中国語に関しては聞けるようになればいいやと思っている。英語を学んだときは、FENを延々と聞くところから初めて、歌を歌って、読書をたくさんして、まあ、普通の語学学習のときのお勉強もして、そこそこ使えるようになったので、何年かしたら、そこそこ中国語も習得できるんじゃないかなと、始めたわけ。歌を覚えるのは自分が英語を学んだときに効果があったものの一つなので、一曲覚えてみるか。まあ、普通の曲は、そのうち覚える。ちなみに、在日中国人の Youtuber で一番よく見るのが、チャイニーズチャイちゃんねるで、どうしようもない人だが、笑える。周りにいる人のちゃんねるもよく見ている。語学に役に立つのは、周りの とある中国人のむいむい や、ヤンチャンCH/楊小溪とかの方だけど。あと、チャイナ娘くまちゃん。あと、中国語の学習に役立てているのは、李姉妹ch。仲良し中国人姉妹が見ていて楽しい。今のところ、ゆるく見ている感じ。日本のことをよく知っている、中国人をベースにして、そこからやがて広げていこうかというところ。実際のところ、急いで習得したいということもないので、ゆるゆるとした勉強しかしないけど、老化現象を抑えるくらいにはやろうかなと。
2020.10.23
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ASUS Tinker Board が欲しくなった。ASUS Tinker Board (Physical Computing Lab) で 販売価格: 7,980円(税別)ということだが、すでに売り切れなだったので、衝動買いしないで済んだ。Raspberry Pi 3 より、性能がよいようなので、デスクトップマシンとして使えるかなと思ったのだが、今さら新しいデスクトップを買ってもしようがないし、電子工作系なら、Arduino で十分なことしかしてないしで、入荷しても当分買うことはないかな。そういえば、ESP-WROOM-02 で AquesTalk pico LSI を喋らせてみた (3) のあと、MeCab で分かち書きして、ローマ字に変換して喋らせてみたのだが、その程度だと、やっぱり不自然な感じだったので、アクセントをルールで付けたり、区切り方を工夫してみたりしたが、どんどん変換ルールが増えて行く...。そもそも、アクセントの付け方なんて、どこの地方で育ったかによっても、異なるし、「15分」のアクセントのように時とともに変化してしまうものでもある。どのような語のアクセントが変わりましたか。また、アクセントを変える際に、何か根拠にしたものがあるのでしょうか。 とか。まじめにやろうとしたら、NHK日本語発音アクセント新辞典 でも買って、眺めて見るところからかなぁ。NHK日本語発音アクセント新辞典 [ 日本放送協会放送文化研究所 ]それと アクセントの平板化 をうまく使えば、下手にアクセントをつけるより、今風で自然になる場合もある。日本語教育のためのコーパスを利用したオンライン日本語アクセント辞書の開発 の成果物の OJAD (Online Japanese Accent Dictionary) を見るのがよさそう。韻律読み上げチュータ スズキクン がスグレモノなのだけど、あくまで参考にする程度にしか使えない。スズキクンを喋らせることで得られた音声データを,OJAD 以外のサービス,機器,ソフトウェアに直接組み込んだり,OJAD 以外の web サービス等がスズキクンの発声機能を間接的に利用するなどの行為を禁止します。なお,利用者が日本語の学習や研究のために音声データを機器に録音する行為は,本禁止事項「機器に直接組み込むこと」には含まれません。であれば、音声合成ソフトウェア「N2」 で、世界初、小型IoT機器で利用可能な日本語テキスト音声合成ミドルウェアを開発(注1) ~マイコンシステム向け日本語音声合成ソフトウェア「N2」のライセンス提供開始~。いくらなだろう。ダウンロードして試してみるかな。。Android 用の N2 TTS は、けっこういい感じなのだけど。まあ、N2 TTS は、それなりの値段になるだろうから、AquesTalk を活かすために、ちょっとずつ気長に改良するかなぁ。
2017.08.09
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【土・日曜日に書く】論説委員・福島敏雄 コトバの格差も進んでいる を読む。壊れた日本語を論説委員が、若者の書いた小説をネタに日本語の危機を語る危機。そして、それをまた壊れた日本語であざ笑う私であった。福島敏雄氏の日本語がどれだけ壊れた日本語であるかは、それを高齢の日本人に読ませてみれば分かるだろう。氏の世代が日本語をものすごい勢いで壊し始めた世代でもあるんだから、それを憂う世代がいるってことを忘れている。目くそ鼻くそを笑うって感じ。筆者などは、『乳と卵』の集団的特異語法を使う集団からはカラダ半分を残して、ケータイ小説の集団的特異語法を使う集団からは完全に脱落している。これは日本語の危機ではないだろうか。こういう文章を書く人が権威ぶること自体に日本語の危機を感じる。というか、言葉なんて、所詮なるようにしかならないのでどうでもいいんだけど。そんなことより、結局、日銀総裁を空席にしてしまったアホどもとかに日本の危機を感じる。米原油先物、2週間ぶりに100ドル割れ、 NY外為(20日):ドルが資源国通貨に対し上昇、商品安映す(2) ということで、金相場は週間ベースで1990年以来の大幅な下げとなった。原油相場 は今週、過去最高値から8.9%下落した。銅相場は週間ベースで10カ月 ぶりの大幅な下げとなった。となっているようだ。となれば、資源株の範疇で買われていた商社株はどうかといえば、ホットストック:商社株が軟調、商品相場の下落を嫌気する動き ということになっている。公的年金積立金管理運用とか (3/6) で、次のように書いていたことを思い出した。ちなみに、商社株がすごく買われていて市場を支えているような感じだけれど、もうすぐ息切れすんじゃないかなという感じ。今週来週で無理矢理にでももっと上げないと、あとは落ちるってイメージ。もっとも、もっと上げたあとに支えられるかって言ったら、やっぱり、難しいんじゃなかろうか。ちょうど、鉄は強いって買わせた局面と似てるような気がする。ちょうど、これを書いたときに日経 CNBC が商社株の買い煽りやってたんだよなぁ。まったく、証券会社が処分したいときに日経 CNBC で推奨するんだよなぁ。いつものことなのだけどさ。どうしようもない番組。素人が予測できることを、玄人が予測できないはずがない。ゆえに、意図的にやっていると判断するのが妥当と思う。基本的に、この番組はどちらかといえば売り方に有利な情報の流し方をしている。要するに嵌め込み情報がとても多い。そういえば、石化業界、年1100億円コスト増 租税特措失効で悲鳴 国際競争力に暗雲とかいう話もある。法案が成立せずに失効すると、1キロリットル当たり2040円、年間で総額1100億円もの課税コストが発生する。今期の業界の経常利益見込み総額約2700億円の半分近くに上る規模で、原料高とのダブルパンチで業績が大幅に悪化するのは必至。ほんとに、ただでさえ難しい時期なのに、民主党は自民党を追い込むことしか考えていないって感じで呆れるけど、自民党は自民党でアレだしなぁ。レイコフ:民事再生手続き、負債総額426億円-サブプライム余波で とかが、国内の経済の問題もどんどん大きくなっている。不動産関連はけっこうやばい。こういうところがおかしくなっているということは、かなり鬱って感じ。海外でも、クレディ・スイスの損失拡大 トレーダーが不正行為 とか、相変わらず出てくるし、この結果、2007年10-12月期と08年1-3月期の同ローン関係の評価損は計28億6000万スイスフラン(約2800億円)拡大。08年1-3月期決算は赤字となる見通しという。英ポーラーキャピタル、傘下のヘッジファンド損失拡大 みたいなレベルの話は、毎週出てくる。ベアー救済、2ドルのミステリー 隠れ負債の恐れも とかもまだまだ出てくる感じで、落ち着かない。まあ、ある意味、一つの峠は越したかなって感じなのだけど。一つ峠を越すとまた別の峠だったりする。そろそろ、またヘッジファンドの破綻とかまた話題になるのかな。まあ、あと半年ぐらいは、こういう話題に事欠かないって感じか。英金融当局が不正行為に警告・「金融株で不正確情報」金融監督当局の金融サービス機構(FSA)は19日「ここ数日、金融株に絡んで市場で不確かな情報が流れ、それに伴い空売りが広がっている」と風説の流布や株価操作の可能性を指摘。この手の、風説の流布や株価操作が日常茶飯事。メディアは、そうした風説の流布や株価操作に知って知らずか加担する。そして、また、私のような一般人のブログもそれをはやし立てるw 経済の情報戦としての側面。雰囲気をいかに作っていくか、情報操作もうまく行わないとこの問題は落ち着かない。まさに、コミュニケーション能力の問題でもある。英エンデバー・キャピタル、日本国債取引のヘッジファンドで28%損失 らしいが、同ファンドは、18倍程度のレバレッジをかけて「ボックストレード」と呼ばれる手法により、日本国債を取引していた。みたいなことで、損失を出しているヘッジファンドがあるってことは、やっぱり、債権と連動している日本株に変な動きがあったのも、当然のこととして納得できるなぁという感じ。あちこち、ぶっ壊れている。当然、想定幅以上の損失を出して損切りとか出てきて、それが新たな損切りを生んで破壊の度合いが大きくなる。玉突き事故というか、制御棒の制御がうまく行かなくなった原子炉というかなんというか、バタフライ効果というかなんというか。個々の銘柄で見ると、大きな動きは移動平均である程度見えるものの、振幅を予想以上に大きくするところとか、転換点とかは、やっぱりバタフライ効果的に別のところからやってきている感じ。言葉が壊れることよりも、経済や政治の仕組みがぶっ壊れている方がよっぽど気になる。日本語の危機でなくて、日本経済の危機の方がよっぽど気になる。普通の不況な状態であれば、悪いのは悪いで方向感は全体的には比較的明確なのに、今のような不信感に基づく状況は、不信感を安定させようとする力と、不信感を増大させようとする力と、その間で右往左往する力とがぶつかりあって、コミュニケーションがうまくいかない状態なんだろう。権威による情報操作がうまく行かない状態。元に戻って、ことばの問題も、あたかも権威者であるような物言いをする人自体が、たかだか低レベルの証券アナリスト程度のいいかげんさであることから、スタビライザーとして機能しないことにある。日本語が、ある程度、安定しているっていう状態になるには、あと 100年ぐらいかかるかなと思う今日この頃。経済の方は、半年ぐらいで、どうあがいても悪いって方向感で落ち着きを見せるかw いや笑いごとではにゃいが、仕方ねぇやという感じ。まあ、円高還元セールが出てきたのは嬉しいことだけど、表裏一体だよなぁ。
2008.03.23
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毒入りについて調べてみる。kizasi で見てみると、「毒入り××」の類は常時数十件の頻度では出現していたものの、急激に 958件に増えている。どうも、これはかなりの数に最終的になりそうな予感。下記は Google で検索した結果の数。単語は "" でくくって検索している。おしろいのは、毒入「り」のように送りがなをふるかふらないか。漢字変換の出やすさに一番の原因があると思うのだが送りがなは振るのが普通のようだ。その中で、送りがななしでは「毒入餃子」が突出して多い。あるいは、「毒××」のような単語の出てきやすさというのは、言葉そのものが持っている以前からのイメージ、複合語化のしやすさなども関係するのだろう。中華餃子 24,400 件、エビ餃子 29,600 件等に見られるように、餃子の前に何かが来るのは抵抗感がない(作りやすい)。4文字熟語的に4文字にしたときの座りの良さとかも関係しているのだろうか。「毒チョコレート」だと 110件だが、「毒チョコ」2,340 件に増える。ちなみに毒リンゴは、「毒リンゴ 白雪姫」 11,700 件のようにそうした文脈で使われるものが多いし、「毒饅頭 政治」 18,300 件 のような文脈が多い。つまり、毒なんとか、というのは一つの慣用句として使われやすい素地がある。××入りなども、××入りという表現は通常用いられやすい表現だから新たなものが出てきたときに使いやすい。「毒入××」というのは、漢字変換とかのせいもあるかもしれないが、比較的表れにくい表現になっている。「毒ガス 834,000 件」なのに対し、「毒入りガス」482 件、「毒入ガス」347 件ということに注目する。これは「ガス」自体に毒というイメージを感じるところがあり、とはいえ、すべてのガスが毒ではないから、毒であることを強調するために「毒ガス」という表現になり、また、毒が部分的に入っている、あるいは混入されているというより、毒性を持つガスという不可分性から「毒ガス」という表現が馴染むのかもしれない。あるいは「毒キノコ」のような一つのカテゴリととらえた方がよいか。あるいは標識としての「毒」。いずれにせよ、強い一つの概念を表すような言葉だろう。そこからすると、「毒餃子」という表現は、かなり強い表現ということになる。これが突出して多く短期間のうちに出てきているところが注目に値する。さらに、「殺人××」という表現。「殺人餃子」も突出して多い。視覚的な座りの良さとかも関係しているかもしれないし、発音しやすさとかも関係しているかもしれない。毒入りカレーとかと合わせて考えると、餃子も、カレーも日本人の大衆的に好物とされるものの一つと考えると、負のインパクト、あるいはショックを表現している表現なのかもしれない。食に対する関心と不信感、あるいは言葉の繋がりやすさだけでこのようなことが起きているのだろうか。なんとなく思うのは、ナショナリズムとのつながり。このところ漠然とナショナリズムが高まっているから、そのあたりとも関連しているように思える。毒 114,000,000 件毒入り 326,000 件毒入 141,000 件毒入りカレー 59,800 件毒入り餃子 36,500 件毒入りチョコレート 14,600 件毒入りペットフード 5,260 件毒入り菓子 3,910 件毒入りチョコ 3,300 件毒入りスープ 2,710 件毒入りリンゴ 2,170 件毒入り饅頭 2,100 件毒入りジュース 1,790 件毒入りコーラ 986 件毒入りまんじゅう 537 件毒入りりんご 444 件毒入りキノコ 392 件毒キノコ 283,000 件毒リンゴ 58,200 件毒りんご 48,500 件毒饅頭 31,500 件毒餃子 31,400 件毒まんじゅう 24,600 件毒カレー 13,600 件毒チョコ 2,340 件毒ジュース 2,080 件毒菓子 1,730 件毒ペットフード 999 件毒スープ 804 件毒チョコレート 118 件毒コーラ 82 件毒入餃子 484 件毒入カレー 91 件毒入饅頭 9 件毒入チョコ 7 件毒入菓子 5 件毒入ジュース 5 件毒入りんご 5 件毒入コーラ 4 件毒入チョコレート 4 件毒入リンゴ 4 件毒入スープ 3 件毒入まんじゅう 1 件毒入キノコ 0 件殺人 21,300,000 件殺人餃子 4,410 件殺人カレー 975 件殺人スープ 654 件 (スープレックスを除くと333 件)殺人チョコ 259 件殺人ジュース 247 件殺人菓子 203 件殺人チョコレート 89 件殺人饅頭 9 件殺人まんじゅう 8 件殺人ペットフード 7 件殺人コーラ 5 件殺人リンゴ 3 件殺人りんご 1 件
2008.02.03
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読売新聞の 07年の企業倒産1万959件、今世紀最多 の見出し、まだ 2008年だというのに「今世紀最多」ってのは、まっとうな新聞社としては言葉を安売りし過ぎているんじゃなかろうか。スポーツ新聞じゃないんだからさ。スポーツ報知が「三菱UFJの損失が5100億円規」と報じる だし(訂正コメントも付けずに 500億円に直ってるけど)、マスメディアの質の低下が嘆かわしい。嘆かわしいといえば、NHK職員3人インサイダー取引か…放送前に情報取得 も嘆かわしい。というか、NHK は以前にも 日銀総裁の利上げ提案前に報道先行-インサイダー疑惑招く情報漏洩 やってる。でも、NHK の職員は言葉を安売りしないで金に換えている。しかし、結果として NHK を安売りした。倫理観の欠如。それにしても、日本製紙、官公庁にも偽装再生紙 って、もういいかげんにしてほしい。今年も偽装の話題が続くのか。。。。日本全国、「武士は食わねど高楊枝」と一日三回唱えよう。みんな無茶しすぎ。
2008.01.17
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「家に近い店選んだ」 コンビニ店員刺殺の少年 はひどい。大阪府寝屋川市でコンビニ店員上内健司さん(27)が万引した少年を追いかけて刺殺された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された寝屋川市の工員の少年(19)が、寝屋川署捜査本部の調べに「家から近かったから(コンビニ店を)選んだ」と話していることが8日、分かった。テレビを見ていたら、少年犯罪のうち万引き、恐喝といったものは減っている反面、かごダッシュとひったくりが増えているらしい。犯罪としてみると窃盗が減って強盗が増えているので、より重い罪が適用されるものが増えているらしい。ちなみに、かごダッシュというのは、コンビニでかごに商品を入れて、そのままダッシュして持ち逃げすることらしい。かごダッシュの果て…店員刺殺。かごダッシュを kizasi.jp で検索してみると、ニュースに載ったせいもあるのだろうか、急にブログにも出現。Google では 2420件。Google でかごダッシュ site:2ch.net で検索してみると、かごダッシュ野郎に正義の鉄槌を! 01/09/28 05:05 、【社会】大胆な万引の手口 「かごダッシュ」横行の気配 宮城 (03/07/12 16:15) 、 【社会】商品をかごごと盗む、通称「かごダッシュ」で少年3人逮捕 2005/06/20(月) 、そして 【コンビニ店員刺殺】 「ビールを『かごダッシュ』」 19歳少年が仲間誘う…15歳少年は車運転役 とか見つかった。2001年にはかごダッシュって言葉があったのね。やっぱり、少年犯罪って凶悪化が 2000年代に入って危惧されるようになって、その手のブログも増えて、2003年から2005年に、いろいろ書かれるようになっているような印象がある。盗みにしても 爆窃団【ばくせつだん】 みたいな手口はどんどん増えているし、やっぱり物騒な世の中になってきたっていう印象はぬぐいがたいように思える今日この頃。手口が強引になっている。そういえば、しばらく前に オタク狩りに対抗?「アキバ」で銃刀法違反の摘発急増 とかいうニュースもあったな。それにしても、新聞社系の記事とかあちこち載るけど、しばらくするとリンクがみんななくなってしまって不便なことこの上ない。著作権を無視してコピペが横行するのも無理はない気がする今日この頃。あぁ、ちなみに IT のセキュリティに関しても、同じ傾向が当てはまるとすると、普通はそういうばれちゃうことしないよねというタイプの従業員や外注による情報漏洩がさらに増えると思う。よって性悪説に基づいた施策をとらなければダメだと思う。その反面、性悪説に基づく世の中は窮屈な上、コストが高い。。。。。
2007.10.09
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アサツー ディ・ケイバズクリエイティブ・ユニット「バズーカ(Buzzoooka)」を発足― 新たに8月2日を「バズの日」に制定 ― らしい。ちなみに、フランスでナポレオン・ボナパルトが終身統領に就任したのも、アドルフ・ヒトラーが総統になったのも 8月2日らしい(Wikipedia 8月2日)。トンキン湾事件 とか、1990年イラクのクウェート侵攻の日(湾岸戦争へ) などもこの日。まさにバズーカ砲にふさわしい日かもしれない。大衆を扇動した独裁者が何かを始めるのにふさわしいという感じで。そういえば、(図: 税金で政党CM 自民・民主とも 100億円超 電通・博報堂が受注トップ (2007年6月2日(土)「しんぶん赤旗) より)「アサツーデイケイ」三億七百万円(2・2%)らしい。額的に、電通・博報堂に比べたらほとんど相手にしてもらえてないのがかわいそうだ。というより、そもそも、株式会社アサツー ディ・ケイとは違うのかな。会社名は正確に書かないといかんよね、しんぶん赤旗。いや、アサツーにしても、平成14年8月19日 業績予想の修正に関するお知らせ では、「株式会社アサツーデイ・ケイ」って表記してしまってたりしてダメじゃん。キヤノンとキャノンのようなものだろうか。キヤノンのヤの字はなぜ大きい? といいつつ、そのキヤノンでさえも過去に自サイト内で「キャノン」と書いちゃった前科はあったりして。何はともあれ、電通・博報堂に真っ向から挑めるのは共産党か。日本共産党を Blog Visualizer で見る と面白かったりする。ちなみに共産党は自民党のサイトを検索すると 民医連、医療手抜きで共産支援 とか 「社会保険庁問題の根底は労働組合」 中川秀直幹事長が衆院代表質問で とか、いろいろ書かれていたりする。それにしても Blog Visualizer で見るとアサツーディ・ケイ は寂しい。そんなおりだかどんなおりだか、大手広告代理店株が安い、メリルリンチが短期的な株価調整の可能性を指摘 らしい。アサツー ディ・ケイの株価推移はこんな感じ。今年度の売上高等 見てみると、横ばいか前年割れで、頭打ちな感じだから、そんなところかな。電通の平成19年6月度単体売上高 見ても前年比 94.1% だったりする。タウンミーティングのやらせ騒ぎもあったしなぁ。でも、選挙需要で7月の売上は伸びそうな気もするが。。。。だからあえて売りなんだね。米国WOMマーケティング・サミット報告 の一連の報告を読む。米国WOMマーケティング・サミット報告(6)“やらせ”CGMなど問題点も議論 新市場開拓の熱意に日米差を痛感 まで。素朴な疑問として CGM のやらせが問題ではないと考える人がいたとして、その人はタウンミーティングのやらせをどう考えるのだろうか。Webメディアとブロガーの両方を活用するクチコミ・マーケティング支援サービス のようなものはどうなんだろうか。タウンミーティング的やらせに他ならないと思うのだが。まあ、どうでもいいや。
2007.07.25
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NTTコミュニケーション科学基礎研究所の語彙数推定テストをたまたま見つけた(かなり昔から実はある)。数十個の単語の一覧に対して知っているものにチェックを入れると、語彙数を推定してくれる。レベルとしては、次のような感じらしい。全部チェックを入れると、6万数千語とかになる。小学生レベル: 5千~2万語中学生レベル: 2万~4万語高校生レベル: 4万~4万5千語大学生レベル: 4万5千~5万語語彙数推定テスト解説 を見ると約7万語のデータベースが元になっているので、それ以上にはならず、普通は新明解国語辞典第四版にのっていない固有名詞や複合語などをたくさん知っているはずなので、実際の語彙数は表示されたものより多くなる可能性があるとのことだ。ところで、NTTデータベースシリーズ 日本語の語彙特性 は、(現在、品切/増刷予定) なのだな。やっぱり、こういうニッチなものは買えるときに買っておかないと入手できなくなってしまう。関係ないけど 三省堂の Dualウィズダム 用例コーパス が期間限定であるものの使える。三省堂デュアル・ディクショナリー は、辞書刊行と同時にその辞書をウェブでも利用できる、辞書の形態で、書籍辞書を購入すればウェブ上でその辞書の検索サービス使えるということらしい。んー、紙の辞書もこうでもしないと売れにくくなっているんだろうな。1種類買えばウェブは2種類使えるとか、ポイント制にして、何ポイント以上でどの辞書が使えるとか、もう一声ほしいところかもしれない。考えてみると最近、まったく紙の辞書をひくことがなくなってしまった。実を言うとずいぶん紙の辞書捨てちゃったのよね。。。。昔、辞書マニア的なところがあってあれこれ持っていたけど使わなくなっちゃったから。辞書は消耗品だしねと。おいおい。。。。。これでも辞書を読んでいた時代もあるのだけど。。。。最近の電子辞書ってどんなのとふと調べてみると、ワンセグ+MP3対応なんてものもあるのね。辞書を単品で売るのも難しい時代になったということだな。というか、ある意味、商用コンテンツ受難の時代といったらよいのかな。
2007.07.22
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50万語収録の『日本国語大辞典』、Webで検索可能に を見る。個人ユーザー向け料金は月額1575円ということだが、もっと安くないと使えない。。。。500円なら使うかもしれないが。せめて一日100円とかいう感じの利用方法も可能であってほしい。「近日公開!日国オンライン無料お試し版」らしいので、無料お試し版が公開されたらちょっと試してみるかな。
2007.07.03
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アジア歴史資料センター の 『写真週報』にみる昭和の世相 を見る。内閣情報部(のち内閣情報局)により刊行されていた週刊のグラフ雑誌です。センターでは昭和13年(1938年)2月16日付の創刊号から終刊となる昭和20年(1945年)7月11月付の374・375合併号までに370冊発行された『写真週報』のうち、国立公文書館に所蔵されている創刊号から昭和19年(1944年)12月20日付の352号までの351冊を画像資料として閲覧することができます。なんで 353号~370号がないんだろうというのは置いておき、記事目録 を見ると時代が感じられる。1938年になると、もうイケイケ状態だったのね。「大東亜」という単語が出てくるのは第211号(1942年(昭和17年)3月11日)「大東亜戦争戦没者慰霊祭 二月二十五日 東京日比谷」。最初は、「東亜」だけだったようだ。第56号(1939年(昭和14年)3月15日) では、「東亜新秩序建設運動華僑大会」だったし、その後も、第108号1940年(昭和15年)3月20日で「新しい国旗は迎へる東亜の春」。1942年という、転げ落ちの転換点で「大」がつき始めている。ちなみに、大東亜省は、1942年11月1日に設置されたようなので、1942年を境目に頻度が上がっているのだろう。 「天皇陛下」という語が最初に登場するのは、第90号(1939年(昭和14年)11月8日)「天皇陛下在京七法衙に行幸」。思ったよりも遅い。 第192 1941年(昭和16年)10月29日になって「天皇陛下靖国神社行幸 英霊に御親拝遊ばさる」が出てくる。ちなみに天皇は4件、行幸は7件、皇軍は7件、靖国は5件と意外に少ない。例えば爆撃は16件ある。母は17件、兵隊は24件、国民は96件ある。イメージからすると、もっと天皇関連が出てくると思ったのだが、あまり安易に登場させる時代ではなかったのかな。とはいえ、第4号1938年(昭和13年)3月9日「皇軍戦史」、 第7号1938年(昭和13年)3月30日「八紘一宇 橿原神社」、第10号1938年(昭和13年)4月20日「紀元二千六百年 奉祝準備進む」といった具合に最初から皇軍という位置づけは初期から明確には出ている。国債と貯蓄債券・報国債券の広告 なんてものもみつかるが、社会保険なんかも、これと同じ事で資金調達できればいいやって感じで、昔も今も、体質的に変わっていないんじゃないのと思ったりする。だいたい厚生省官制公布が昭和13年(1938年)1月11日で、この時代から引きずっているものがかなりあるんじゃなかろうかと。 創刊号1938年(昭和13年)2月16日「厚生省とは」ということで、やっぱり戦時体制下において発生した組織なのね。富国徴兵と厚生省のつながり。3号には「日本の航空は外国に比べて大変劣って居ます。」ということで、「切手一枚輝く航空」なんていうページもある。切手の代金の一部を寄付金として飛行機を買うお金にしようというのをやっている。関係ないけど 旧日本軍弱小列伝 に 空飛ぶ納屋の戸零式艦上戦闘機 なんてものがあった。また、「官民共同-模範更正 村の建設へ」なんてページもあったりして、現代も、あんまりこの時代と比べて進化がなかったりする。ちょっと現代から眺めてみると、郵政省の解体、社会保険庁の解体、そして、厚生労働省の解体という流れで、こうしたマネーの動きを変えてしまいたいというのは米国の長期戦略の一環としてあるんだろうなとか思う。視点を変えて軍を調べてみると、海軍62件、陸軍59件、空軍6件と空軍が極端に少ない。というより独立した空軍は存在しなかったから、空軍の記述はすべて外国のもの。海軍航空隊と陸軍航空隊の記述を調べないとダメか。両者を比べるとでも、海軍航空隊12件、陸軍航空隊空は5件で海軍航空隊が多い。ちなみに空が40件あるのに対し海 88件、陸 5件。海関連が多い。見出しを KH Coder でカウントしながら見るとおもしろい。1938~40年と1941年~44年に分けて見たら、おもしろいかもしれない。ちなみに、国立公文書館で『写真週報』を直接見つけて見るには アジア歴史資料センターの 資料の閲覧 から、「階層検索」にて、「国立公文書館」→「その他」→「内閣情報局関係出版物」→「内閣情報局関係出版物」とたどり、ここで表示される簿冊一覧の中から、6番目の『写真週報』(レファレンスコード:A06031059500)をクリックして下さい。と個別のページを見るのはちょっと面倒。各号を参照後、右上の形式を DjVu を JPG に変えれば JPEG 画像での参照もできるところは○。創刊号を見ると、ヒトラーとムッソリーニが並んで「世界は動いている」なんていう見出しのページもあって、日独伊三国同盟を感じさせる。ちなみに、政府の アジア歴史資料センター への肩入れのしようは、Google で「アジア 歴史」等で検索すると、スポンサーリンクに登場するぐらいお金も使ってやっているのね。公文書に見る岩倉使節団日露戦争特別展公文書に見る日米交渉史 ~開戦への経緯『写真週報』に見る昭和の世相でも、1910年~1930年台前半が一番、おもしろくて問題が多いところだろうなぁ。1938年になると、行くところまで行っちゃってる感じだし。1922年にサンデー毎日や週刊朝日が創刊されているから、そのあたりを追いかけた方がおもしろいのかもしれない。週刊東洋経済 1895年、週刊ダイヤモンド 1913年創刊のようだから、時代を追うにはそっちの方がいいかもしれないが。こういうものが比較的安価にデジタル版が出てくるとおもしろいんだけど。
2007.06.17
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2006年の出生数、前年の106万2530人より3万132人増加 を読む。悪性新生物が死因の1位ということで、この手の文章では、癌やガン、あるいは悪性腫瘍ではなくて、悪性新生物という単語を使うのだな。悪性腫瘍 (Wikipedia) を見ると、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)は、がん、悪性新生物とも呼ばれ、他の組織との境界に侵入したり(浸潤)、あるいは転移し、身体の各所で増大することで生命を脅かす腫瘍である。逆に、浸潤や遠隔転移をすることがなければ悪性腫瘍ではない。医学分野では、片仮名でガンとは表記しない。がんという語はほぼ悪性腫瘍と同義としてもちいられる。本稿もそれに習い悪性腫瘍とがんとを明確に区別する必要が無い箇所は、同一物に対して両方の語を用いている。なお、「がん」と「癌(癌腫)」も厳密には異なる。こうした専門性の高い単語を見ていくと文章分類の精度があがるのは言うまでもないとして、ウェブ上の専門家探しにうまく応用すると、もうちょっとユニークな検索サービスができそうな気もする。使い分けが本来必要な単語が混在している文章は、それらを説明するための文章か、あるいは、領域が重なる部分なのか。どれかが偏在している文章を比較しあって、そこで重複する単語があれば、その単語は一般性と専門性を兼ね備えた、つまり、文脈によって意味のブレが実は大きいかもしれない単語なのかもしれない。だからどうしたという話ではないのだが、知識のレベルが異なると、同じ文がまったく異なる意味になってしまうことが多々あるなぁと感じる今日この頃なのであった。社会保険というのは一部の人間にとっては老後の支えである一方、一部の人間にとっては、バカな他人の資産であり己の利益のために食いつぶすためにあるものだと解釈されているとか思ったりする。「せっせと使ってしまえ」厚生年金保険制度回顧録 とか見ると、やっぱり確信犯なのだな。元へ戻って、悪性新生物。官僚と天下りは悪性新生物ってイメージなのだな。でも、これを取り去るのはなかなか難しい。とったと思っても、あちこちに転移してるし。全部が全部悪の官僚とは言わないが、ひどいのが多すぎる。そういや、朝鮮総連:本部の土地建物売却 公安調査庁元長官の会社に とかも無茶苦茶な話。相手方は 朝鮮総連本部売却 日弁連元会長を任意聴取 なんてことになっているし。ちなみに Wikipedia 公安警察 によると、公安警察が日本国内の工作員の存在という違法行為の把握を第一目標とするの対し、公安調査庁は北朝鮮本国の政治・経済情勢の把握を優先する。らしい。そこの元長官が。。。。。。警察と暴力団がつるんじゃうとかいうのと同じような構図なのかな。なんだかよく分からん世の中。
2007.06.14
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「マーケティング」と「営業」の関係とは? を読む。中身は特別なことが書かれているわけではないのだが、価値可能体と価値実現体という造語?で説明しているところがおもしろいと思った。マーケティングは「価値可能体」を創造する役割を担っているのです。「価値可能体」を「価値実現体」にすること。これが「営業」の役割です。思い切って造語や普段あまり使われない言葉を使うことによって違和感を抱かせ、そこから新しい概念に導くということが可能なんだなと思う。日本総研の コラム「研究員のココロ」 はたまにみるとおもしろいかも。顧客価値を軸とした場合、仕組みは、大きく2つのタイプに分かれる。一つは、「顧客価値を把握する仕組み」であり、もう一つは「顧客に価値を提供する仕組み」である。この2つのタイプの仕組みの両方が機能することで、企業としての「仕組み」による差別化が可能になる。と 売れている理由は何ですか? のように書かれていると、それはそうでしょとそのまま通り過ぎてしまうかもしれない。でもちょっと変な表現にすると、立ち止まる可能性がある。言葉の統一、問題の共有 ではまったく逆のことを書いたが。そもそも言葉が入り乱れる一つの原因が、自社製品を差別化して目立たせたいということがあるだろう。共通の議論をしようとすれば、やはり標準的な言葉を使うと。標準化は成熟へのワンステップ。自分だけに通用する言葉を作って自分を盛り上げていくなんていうのもおもしろい。コリン語のようなものを人前で使うと普通の人とは見なされないが、普通でないのがよいところではよいのかもしれない。クリンゴン語 を使うとマニアと見なされる。使う言葉はファッションと似たところがある。
2007.03.06
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ソフトウェアバグの標準辞書が完成間近--業界内での用語統一に期待 を読む。米国土安全保障省(DHS)の資金提供による、セキュリティ関連バグを収録する標準的な「辞書」を作成する計画が形になりつつある。国が資金提供しているのね。欧米人というのは、やはり標準化することのメリットに敏感。最初は、あれこれ乱立して混乱を招いても、ある程度のところに来たら、ぐっと標準化する。最初は緩い方が新しいコンセプトや技術が発展するのを妨げなくていい。けれど、効率化を求めれば、ある程度のところで標準化の流れになる。バベルの塔のままでは破綻するから、共通の言葉を求める。共通の言葉を正確に使うことによって問題意識を共有でき、解決につなげることができる。「こうした脆弱性を記述する、共通の正確な表現がなければ、脆弱性について伝える努力をしても断片的にしか伝わらず、部分的にしか問題が解決されない可能性がある」
2007.03.06
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喉に刺さった骨がとれた話 を読む。(IXI の株価の推移)先月、アイ・エックス・アイ(IXI) が民事再生手続きに入ったが、この会社についてのお話。積極的に怪しいという確証はない。しかし,怪しくないという証拠も,不自然なほどに見つからない。こんな時,個人的には「怪しいグループ」に分類します。しかし記事に「怪しいぞ」と書くには,やはり明らかな証拠がなくてはなりません。「怪しいグループ」に分類 という表現がおもしろいと思った。ゴシップ週刊誌の記者であれば、強引に何か拾ってきて記事に仕立て上げてしまうのだろうが、日経グループだと、よほどのことがない限りゴシップから切り口を見つけるというやり方はしないのだろうな。そもそも、日経ソリューションビジネスの記者さんだと、そもそもそいうところには切り込んで行かないだろうし。とにかく、決算書と調査から、「怪しいグループ」には分類できても、それ以上手を出せないような企業がまだ他にも、たくさんあるだろうなということ。新興企業だけでなく、一流企業でさえもダメなことするからなぁ。こういう中で 家計のリスクマネーは不十分=福井日銀総裁が「投資の勧め」 ですか。1500兆円に上る日本の家計の金融資産のうち、株式と投資信託の割合が計約15%にとどまっているまあ、村上ファンド並の利回りが確保されるような投資信託でもあればいいけど。。。。。怪しいグループの株はハイリスクなので近寄らないに限るかってことで、優良株がガンガン上げたと。それがいつまで続くか。。。。相場を単なる博打と考えると、怪しいグループは値動きが大きくて短期の投機場としてはいいんだろうけど。怖すぎ。もっとも日経平均見ても、ちょうど、半か丁かの相場になっているような。。。。胴元はどっちに行くか知っているんだろうけど。それでも場を荒らすのもいるから、微妙にシナリオ通りいかないこともあるようだが。
2007.02.25
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【CES2007】「ソニーでは地球を救えない」--三洋電機の野中ともよ会長が「Think GAIA」をアピール を読む。この記事の中に、マミー・オリエンテッドという言葉が出てくる。この言葉はこれまで聞いたことがなかったが、Think GAIA のような言葉より、直感的にわかりやすいから、こっちを掲げて三洋電機は動いたほうがいいのにと思った。長期的に見ると環境問題を掲げて、地球に優しい製品を作るというコンセプトは理解できるものの、一般人には、直感的にわかりにくいものがある。なんだか崇高なものに思えすぎてしまう。実際のところは、水の消費を抑えた洗濯機とか実用的なものにつながるとしても。会社のコンセプトとして Think GAIA というのはよいけれど、家電製品は身近な言葉で語りかけた方がよいように思える。「サステナビリティー」や「共生進化」ということも共感できる価値観だが、一般向けの製品のコンセプトとしては厳しい。マミー・オリエンテッドが身近な言葉かといえば、そうではないけれど、母親の視点の製品の方が Think GAIA よりは身近に感じられると思う。マミー・オリエンテッドは Google で検索してもほとんどヒットしない状態で、汚れていないキーワードだし。携帯電池破裂、三菱電機が三洋に逸失利益請求へ らしい。三洋電機の再生はまだまだ時間がかかりそう。三洋電機が年初来最安値更新、2007年3月期の連結最終損益は500億円の赤字 (11/27 11:50)。現状の株価。今年の抱負は「エコロジー」?--究極のバッテリー、三洋電機「エネループ」&「ソーラー充電器」
2007.01.13
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開発者が考慮すべきAjaxの安全性のビデオを見る。中身はたいしたことない話なので、まともな開発者であれば見るまでもない。が、おもしろいと思ったのは、ビデオの字幕を 開発者が考慮すべきAjaxの安全性(字幕「です・ます」版) と 開発者が考慮すべきAjaxの安全性(字幕「だ・である」版) の二種類用意していること。反響を見て、今後増えてくるビデオの字幕に「です・ます」調と「だ・である」調のどちらを使うかの調査をしようとしているのかな。というか、比べてみると、文字数の関係以上に、文字の大きさに差がある。これだと、印象からそのまま、どちらの調子が良いかを見ている人は決められないかも。たとえば「Sendmail というプログラムでこの現象が生じると」という箇所は、どちらの調子であっても同じ翻訳。なのに文字の大きさが、です・ます調の方が小さく、だ・である調の方が大きい。全体的にこの傾向がある。この他にも、ですます「関数が悪用されます」と、だである「関数が悪用されてしまう」をはじめとして、単純にですます調とだである調の違いだけではないニュアンスの違いが生じている。効果測定をするためなのか、何らかの経緯で2バージョンできたから、両方流してしまおうというのか、よく分からなくなってきた。。。。字幕翻訳はやったことがないので、この世界、今ひとつ分からないところがある。基本的に正確さと文字数との兼ね合いではしょることも多いようだが、技術ものの場合、どこまで情報を落とすか難しいものがあるんじゃなかろうか。たぶん、映画の世界とかのルールは通じないところがある。技術者を使って、大量の評価を行って、どのレベルにするのがよいのか(精度、文字の大きさ、文字数)、検討する必要があると思う。もし、この試みが、そういうことへの第一歩であれば高く評価したいと思う。これのもうひとつおもしろいところは、ビデオを流す前に IBM の CM が入っているところ。この手の CM は IT サイトでどんどん使われる可能性があると思う。
2006.12.25
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独立行政法人 原子力安全基盤機構 のページを見ていたら、トップページに みんなで考える JNES 公開講座、市民と行政をファシリテートする - ファシリテーターに求められる役割と機能 なるページがあるので見てみる。でも、なぜファシリテーターと始まってしまう不親切さ(笑)。Wikipedia で「ファシリテータ」検索してみると、ファシリテーターとは、会議の場などで、コンテンツ(議論の内容)に対して中立な立場にたち、話し合いのプロセス(流れ)に介入しファシリテーションを行う人のこと。でファシリテーションを検索してみるとファシリテーションとは企業内や学校内、地域のコミュニティーなど、組織での会議の場などで、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し 相互理解を促進し、合意形成へ導き組織を活性化(協働を促進)させる手法・技術・行為の総称。 コミュニケーションスキル以外の会議の場所や参加者の選択、グランドルールの準備、進め方、日程などのプロセスデザインも含む。中立的なフィクサーってことなのかな。大物フィクサーといえば、故児玉誉士夫氏か。フィクサー考。フィクサーとファシリテーターって何が違うんでしょう?原子力関連の独立行政法人としては、独立行政法人 原子力安全基盤機構 と並んで 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 があるのかな。安全基盤機構の方はチェック役(検査、監査)が中心ということかな。まあ、検査する機関は別の方がいいが、推進の役割を持たせるのは間違いだろう。国内トラブル 等、簡単に参照できるのはよいが、やっぱり、このところ質が落ちてきているんじゃないだろうか。。。。高経年化技術情報データベース なんてものがあるけれど、そのうち何か大きな事故でも起きるんじゃないかと不安。審査したって、(東京電力(株)福島第一原子力発電所第6号機の定期安全管理審査結果の通知について)当審査は原子力発電設備の技術基準への適合性などを確認する定期検査等の規制制度とは性格を異にするものであり、当審査結果の内容が当該原子力発電設備の安全性そのものについて述べているものではないことに留意する必要がある。なんてレポートにあるわけで、パスした原子力発電所が事故を起こしても、我々は関係ありませんて態度だしなぁ。調達情報 を見ると、いろんな調査の入札が出ているけど、何、自分ところでそういうのを調査する人と技術がないってことなのかな??よくわかりませーん。調査する機関だと思ったら、調査のとりまとめをしているだけなの??こういう機関は、自らの存在意義を分かりやすくするためにどうしたらよいんでしょうね。原子力発電所は不可欠な存在だろうし、安全性を見守る機関が必要なのも分かる。けれど、それ有効に働いているかどうかをどうやったら普通の人が分かるか。やっぱり、時折、問題を取り上げてここはまずいぞ!とやることなんだろう。大丈夫です、大丈夫ですとやっていて、事故が起きたら存在価値が失せる。安全性についてもっとシビアに動いてほしい。官僚組織はよけいなところでストップをかけて、必要なところではストップをかけないイメージがどうしてもある。人気blogランキングへ
2006.10.07
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秋霖(しゅうりん)秋雨(あきさめ)とは、日本において9月中旬から下旬にかけて降る長雨のこと。秋の長雨、秋霖(しゅうりん)ともいう。秋霖(しゅうりん)という表現は知らなかった。秋霖で面白そうな本を探してみる。これは面白そうな感じ。福澤諭吉や新島襄 等と並ぶ、明治六大教育家であり、明六社 (後の日本学士院) の設立メンバーの一人であり、初代の文部大臣となった森有礼 の暗殺の謎解き本のようだ。それにしても雨が降ると神経痛にこたえる。一昨日に比べると、少しよくなってきた。やはり地道に柔軟体操などしているうちに、微妙に痛みが緩和されてきた。皇潤も飲みはじめたのが効いているだろうか。3日で効くということはさすがにないだろうから、柔軟体操が一番効いているかな。まあ、よくなれば何でもいいや。お天気サイトを見ておく。お洗濯指数気象庁ヤン坊マー坊天気予報NHK 気象情報乾燥機が壊れてしまったので雨の日に洗濯ができない。おまけにテレビもだんだんと色がおかしくなってきたようなのでそろそろ寿命が近いかもしれない。ダメ押しに自分の体もガタガタだし。ぶつぶつぶつ。国土交通省気象庁 気象研究所 の 研究所の予算 を見ると地道に削られている。でも、ここって本当はコンピューティングパワーを相当に食うところなんじゃなかろうか。そうやって考えるとスーパーコンピュータをばりばり動かさなければいけないような研究がたくさんある。環境省系ともオーバーラップする部分があるだろうから、その手の費用が少し回ってきているのか。独立行政法人 国立環境研究所 とかもある。国土交通省と環境省もけっこうオーバーラップしている部分があるなぁ。なんとなく、将来、赤字になった独立行政法人が研究所や研究の一部等の資産を他の独立行政法人に切り売りして赤字や黒字の調整に使われたりしそうか。でも、統廃合はちゃんと企業的な観点からやれば本来適正なところにいくんだろうが、まあ、組織のエゴと人事のあれで、そうはならないのがミソだろうな。でも、研究所などはある程度、統廃合を進めた方が研究者にとっても環境をよくできる可能性がありそうな気がする。いろいろな官庁や独立行政法人のウェブページをクロールして、あれこれすると、あれこれ面白いことができんじゃないかな。あるいは、電子政府の総合窓口 を切口として、ここから直接たどれるものは表の機関。直接たどり着けないところは裏方の機関。衆議院や参議院のサイトからも直接たどれないものは裏の機関。ではないが、ウェブを中心として見たときの組織マップのようなものがあると面白いかもしれない。
2006.10.01
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特に意味はないのだけれど、なんとなく労働分配比率について調べた。労働分配比率(人件費÷粗利益)から導く「潰れにくい会社」の条件日米の労働分配率が語る「従業員主権」の死角労働分配率 国民所得の労働者の取り分企業会計制度の盲点・労働制度と減価償却制度労働分配率について -付加価値追求型企業への脱皮-会社は誰のものか 1.資本分配率と労働分配率次に、労働分配率が圧倒的に高い会社をみてみましょう。DTS 80.7%富士ソフトABC 78.9%メイテック 77.1%DTSと富士ソフトABCはSIer大手ですし、メイテックは技術者アウトソーシングの会社で、いずれもシステム開発の会社です。人はIT系というと、一度プログラムを書けば使いまわせるイメージで労働に対する生産性が高いと思いがちですがそうではなく、システム開発は人が汗を書く世界ということになります。案外、これを認識していない人が多いのかもしれない。IT業界はある意味、建設業界と同じような構造がある。ゼネコン=大手IT業者。偽装請負(2)厚生労働省の基準で請負と派遣の違いを整理 のような問題も、手抜き工事も、偽装建築も。労働生産性の悪化に悩む建設業界 を見ると IT業界も同じような問題をはらんでいるように思える。労働生産性が相対的に低い要因単品受注生産労働集約型生産中小企業性複雑な分業構造大きい繁閑の格差労働生産性向上に向けて施工の機械化と部材のユニット化の推進間接部門コストのスリム化専門能力を統合した分業体制の構築発注者との役割分担の明確化ちなみに建設業界の労働分配率は、このレポートの1996年時点で80%。もうちょっと補足しておくと、建設現場にはいわゆる「土方」と呼ばれる作業者が存在する。IT業界も実はオペレータなんかはそういう作業者なのだ。ところが「土方」に「建築士」や「プランナー」の類になりたいと思っている人はあまりいないであろうことに対して、IT業界はそれを認識していない人が多い。
2006.09.23
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(゚Д゚ )ゴルァ!! 何回見ても・・・・(;Д; )ゴルァ!! を見ると、(゚Д゚ )ゴルァ があるのとないのでは印象が違う。おもしろい。楽曲については、やっぱり著作権的にどうなのというのがあるが。。。メールでよく使う顔文字ランキング30 なるほど。動画も文字をうまく使うとおもしろいなぁと。ま、テレビ見ていてもキャプションありなしでおもしろさが違ってくる場合もあるしな。
2006.09.22
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シックハウスが問題として取り上げられるようになってから何年にもなるが、実は同じようなことが新車などでも起きていたらしい。原因は接着剤に使われている揮発性有機化合物(VOC)。車両の軽量化のためにプラスチックがたくさん使われるから、その接着剤に含まれる化学物質が問題になると。社内の快適さを高めるために機密性を高めたら、化学物質が外に出て行きにくくなってしまったと。ガタピシの隙間だらけの車ならシックカー症候群になりにくかったわけだから品質が上がった結果として生じてしまった問題ともいえる(軽量化とかの話もあるが)。Google でシックカー症候群を検索すると 508件見つかる。防げ シックカー症候群夏こそ車の換気 「シックカー症候群」シックカー症候群 -車内の揮発性有機化合物(VOC)低減へ-何年も前から問題になっていたのだな。NHK の朝のニュースで取り上げられたので、しばらくするともっとヒット数が増えるだろう。増え方を定期チェックするとおもしろそうな言葉。こういうのは突然爆発的に増える。
2006.09.20
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ダメシステムとその蘇生に関わる人々(2)システム甦生のためにユーザーがやるべきことを読んでいたら冒頭から稼働後レイムダック化(弱体化)したシステムを,それに関わる「人」の立場からいかに蘇生していくか検討するのが,このシリーズのテーマである。前回に続いて,今回もユーザー部門に焦点を当てる。 とある。なんで弱体化したでいいでないのと思うが、IT業界の人は横文字が好きなので呪文を唱える。(ちなみにこの記事は連載なので ダメシステムとその蘇生に関わる人々(1)悲しい存在としてのユーザー (2006/08/25) ですでに使われているが)。ちょっと検索してみると日本の政治を読む」~森政権はレイムダック状態 2000/11/27 09:25 あたりにはカタカナで使われている。頻繁に使われるようになったのっていつからなんだろう。あまり好きなタイプの言葉ではない。なぜかというと、lame dack と英語圏の人が使う場合には、まず言葉のオリジナルのイメージがちゃんと湧くことに加えて、古くからの文脈があるから。日本語の場合、lame dack のイメージ(足の不自由なアヒルのイメージ)がわかないから。そこをすっ飛び超えて、政権のレイムダック化とかのイメージにいく。レームダックと聴いて、(足の不自由なアヒルのイメージ)と レームダック (Wikipedia) のイメージがちゃんと頭に浮かぶのか非常に疑問。IT業界はただでさえ分かりにくいカタカナ言葉が多いのだから使わずに済むところはあまり使わない方がよいような気がする。例えば、前のシステムがお蔵入りになって新しいシステムの導入が決まり、この文脈で揶揄の意味を込めて既存のシステムをレイムダックシステムと呼ぶ程度だろうが、だからレイムダックで揶揄にならないんだったら使う必要がないんじゃないのということ。 深刻化する陳水扁総統のレイムダック化 レイムダックとは、退任間近の政治家が影響力を失うことである。と冒頭に述べなきゃいけないような国で使ってもあんまり意味ない言葉だと思う。選挙後のアメリカ議会:レイムダック・セッションからの示唆 のような文脈だと、2004年11月16日から、米連邦議会はレイムダック・セッションに入る。選挙の結果、新しい議員が確定したにも関わらず古いメンバーが積み残した仕事をこなすため、こう呼ばれる。アメリカではこう呼ばれている期間という紹介を兼ねているから許せるか。そもそも、システムは定義をはっきりさせていかなければいけない世界なのに、使われる範囲がどんどん広がって意味が曖昧になっている言葉を持ち込むのはあんまりよくにゃい。
2006.09.15
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ことばの作用は不思議だ。意味がない言葉も繰り返しているうちに意味が出てくる。ことばそのものの意味よりも、むしろそれを唱える文脈が意味を持つ言葉。アブラカダブラ (abracadabra)この呪文は近年、手品を披露する際の掛け声として世界中の手品師により利用されている。しかしながらこの言葉は、古くは熱病や炎症を癒すための呪文として真剣に唱えられていた。Wikipedia アブラカダブラギリシャ・ローマ起源だという説もあれば、古代ペルシャ時代から伝わるという説もあります。http://www.p-smile.co.jp/omajinai.htmWikipedia によると語源は次のものが仮説としてあげられている。私が言うとおりになる呪いと疫病この言葉のようにいなくなれアブラクサスA B R A C A D A B R A A B R A C A D A B R A B R A C A D A B A B R A C A D A A B R A C A D A B R A C A A B R A C A B R A A B R A B Aこうやって上の列を読むと、abracadabra となるだけでなく、下から右側を読み上げると abracadabra となる。魔よけの印として使われたのもそうした文字の並びのおもしろさがあるのだろう。いろはにほへどちりぬるを 諸行無常わがよたれぞつねならむ 是生滅法うゐのおくやまけふこえて 生滅滅己あさきゆめみじゑひもせず 寂滅為楽Wikipedia 諸行無常意味がありそうで意味がない。繰り返して意味を持たせようとすれば文脈の中で意味を持ち始める呪文。フォックス、フォックス、以下省略(これは『銀河英雄伝説』をよく知っている人しか分からない)
2006.09.12
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お茶街道 は、カワサキ機工株式会社 という製茶機製造の会社が創業百周年でつくったページ。100周年事業としてやっただけに、気合いがはいっていてお茶の歴史やお茶について学ぶのにいいかもしれない。ここを見ているときに、次のように書かれているのを見つける。芽ではダメなのは、 芽で作ったお抹茶は渋くてマズくて飲めないからです。昔から「滅茶苦茶(メチャクチャ)」というコトバがあるでしょう。字は転じていますが、芽茶、芽でつくったお茶はマズイという意味なのですよ。 『桃山時代の生産革命』 抹茶の栽培さて、滅茶苦茶の語源はほんとうにそこにあるのだろうかと調べてみる。芽茶 は苦いかもしれんが、あちこち売っているぞ。ほんとうに不味から「芽茶苦い茶」が「芽茶苦茶」→「滅茶苦茶」なんだろうか。なんとなくいかがわしい。「無茶苦茶」の語源として…・無茶は茶が出ないこと。苦茶は苦いお茶。茶も出さない、あるいは出しても苦いお茶しか出さないような酷い待遇。ここから派生してるらしいですが…http://blog.livedoor.jp/es14/archives/50140303.htmlこれも同じ系統。そして次はと見ると、「「芽茶」という極上のお茶も」と極上に変身している!極上ってことはないでしょ。「滅茶苦茶」の語源は、「芽茶」という極上のお茶も、デタラメな煎れ方をしたら、まずいお茶、「苦茶」になってしまうというとこから来てるらしいですよ↑↑Yahoo!知恵袋 の回答慣用句辞典 の無茶/無茶苦茶 を見ると、例:「無茶をするな」 用例:古今集遠鏡-一一「わしゃまあむちゃな恋をすることかな」があるので、「むちゃ」は寛政5年(1793)頃には使われていたということになる。もともと無茶は当て字で関係なかったのが、どこかで当て字に意味が盛り込まれていくうちに変わっていったのかな。どうも語源を調べていると、ほんとだかなんだかよく分からないものばかり見つかる。日本語も OED (Oxford English Dictionary)のように初出が分かる辞典が欲しい。Google の Archive で検索すると、英語だったら 200年間で初出がどこかは少なくとも確認できる。日本人は日本語の電子化に無関心である。ほんとうは、古いものを電子化しようとすると漢字の問題にすぐぶつかるって分かっているけど、言ってみたくなる。
2006.09.08
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雑誌をパラパラとめくっていたら、フェアネスオピニオンという言葉が目に付いた。フェアネスオピニオンとは、公平な第三者の意見のこと。資産や負債の評価、M&Aにおける企業価値評価など重要な企業経営上の意思決定を行う際に、フェアネスオピニオンを取得することが多い。公正な第三者の意見。つまり、当事者とは全く利害関係を有せず、公正かつ衡平に客観的な立場で専門的見地から出された意見をいう。これまで日本には馴染まないものであったが、山一証券が破綻した事後処理に初めて採用され、その後の金融破綻処理にも利用されている。以下のような経営の意思決定について、その他の利害関係者に対して、当該決定の妥当性を中立的に証明するものです。【対象事例】・事業・資産の譲渡・交換における価格の妥当性・M&Aにおける売却・買収価格の妥当性・より良いリターンをもたらす他の代替取引の可能性・取引実施の経済的効果の有無と程度文脈的に言うと、こいう企業買収の文脈に出てくる言葉。なんとなくの予感として、これから企業買収等がもう少し盛んになってくると、一般的に目にする言葉になってきそうかなと。加えて、その他の分野でも使われそうだなと。たとえば IT業界。最初は ITの資産評価から始まって、そのうち、ITで見積もりを出したときに第三者がそれを適切なものかどうかを判断するような文脈で使われるようになるかなと。元の意味からはずれていく。全然関係ないが、「元の意味からはずれていく。」は、「元の意味から - はずれていく」と解析すべきか「元の意味からは - ずれていく」と解析すべきか。フェアネスオピニオンを経済産業省で検索すると、ヒットしたのは、次のものだけで案外少ない。企業活力再生研究会(第6回) 議事要旨企業価値研究会(第13回) 議事要旨企業価値研究会(第15回) 議事要旨Google の検索では、まだ 「フェアネスオピニオン」354 件。「フェアネス・オピニオン」552件。2年後には桁違いで変わっていると思う。デューデリジェンスは、かなり普通に使われているから 175,000 件ある。セカンド・オピニオンも文脈がぜんぜん違うが、IT 業界が取り込んで使いそうな言葉。セカンド・オピニオンは 639,000 件。ITの資産評価は難しい。ITのソリューションの評価も難しい。IT業界はまだ未熟だ。他の業界から言葉を盛んに借りてくる。
2006.09.06
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あなたの日本語力は何点?「ATOK presents 日本語ドリル」をやったら、半分以上はとれたもののひどい点だった。適当にやっていたらボロボロに間違えた。「かなづかいが弱い」だって。確かにそうかもしれない。がっくり。せめて 8 割程度はとれないと日本語でないとダメだね。反省。それにしても、ジャストシステムは日本語検定でも作って商売としてやればいいのにと思う。1回100円とかで1時間のネットの試験でもなんでも。やりようによっては、案外行けるんじゃなかろうか。
2006.08.31
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ラッセル研究者と愛好家のためのポータル・サイト の ラッセルの著作及び関係資料(電子テキスト) はいい。翻訳されたものもある。電子テキストといえばで、久々、青空文庫を眺めてみる。南方熊楠の『易の占いして金取り出だしたること』をなんとなく読む。おもしろい。青空文庫のテキストを使って遊んでみるかなぁ。
2006.08.17
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コマンドトーク CmdTalk は、コマンドラインで実行する音声合成プログラム。 AquesTalk - 日本語規則音声合成ライブラリ のサンプルとして作られたもののようだ。営利、非営利にかかわらず無償で使用でき、製品に組み込んで販売することも可能です。ということなので使ってみようかな。サンプルを聞いてみると無料で使えるものとは思えないような品質の声にびっくり。会社情報を見ると、年期の入ったプロの方なのであった。この方のブログの音声合成のカテゴリを見るとおもしろい。ちなみに、ログオン時に今日の日付をしゃべらせる を見ると Perl を使って日付を取得してしゃべらせているが、Perl を使わなくても、この程度なら Windows のバッチだけでも書けてしまったりする(ダウロードしたファイルを解凍すると Sample ディレクトリにこの日付をしゃべらすサンプルは入っていた)。@echo offREM CmdTalkで今日の日付を読ませるREM CmdTalk.exeの置かれているパスを指定SET CmdTalk="\CmdTalk\CmdTalk.exe"REM システムから現在の日付を取得FOR /f "usebackq delims=/ tokens=1,2,3" %%i in (`date /t`)REM 前の行の末尾に次の行をつなげる(長いと表示が崩れるから別行にしてある DO SET YEAR=%%i && SET MONTH=%%j && SET DAY=%%kREM コマンドトーク用の音声記号列を生成SET koe="きょ'ーわ、<NUMK VAL=%MONTH% COUNTER=がつ>;REM 前の行の末尾に次の行をつなげる(長いと表示が崩れるから別行にしてある<NUMK VAL=%DAY% COUNTER=にち>です。"REM コマンドトークを起動%CmdTalk% %koe%これを、適当なファイル名で保存(例えば、mysample.bat) で実行すれば Perl なしで同じことができる(なお、前の行の末尾に次の行をつなげるとしてあるところは、長いとページが崩れるので別行にしてあるので、REM の行を削除して、次の行を前の行の末尾につないだものにすること)。というか、Windows ShellScript でも使えば融通が利くか。どうせ、Windows しか動かないわけだし。漢字かな混じり文からの音声合成はできず、かな表記の音声記号列からの音声合成となります。ということについては、MeCab でも使ってかな表記にしてやればよいか。ふむふむ。何かおもしろいことができそうだ。問題なのは何をしゃべらせるかということと、MeCab に解析させたときにちゃんとした読みを生成してくれるように辞書を構築することと、読み方がきれいになるように多少手を加えてやると。おもしろい用途さえ見つけて手間をかけてやれば、十分な品質の音声合成ができてしまうなぁ。
2006.08.10
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NTTや総務省など,日英のキャリアと規制当局が集団討論 の見出しを見て、キャリアの意味を取り間違えた。総務省だとか、当局という言葉があるので、公務員のキャリア 官僚だと思ったのだが、実は、NTTやKDDI,英BT などの通信事業者(=キャリア)のことだった。NTT, 総務省, 日英, 規制当局と並べてよくよく考えてみると、なるほど最初から通信事業者の意味にちゃんととれる場合/人もあるだろう。このキャリアを文脈からどちらの意味かを機械的に切り分けるとすると、NTT、BT があるのが通信キャリアにとってのポイント、総務省、当局、集団討論等はキャリア官僚のキャリアに近そう。「日英の」係り先は、「キャリア」と「規制当局」の双方になるはずだが、直前が「NTTや総務省など」のと並列されている言葉が来ているため、「日英のキャリア」と「規制当局」と読めてしまう(つまり、係り先がキャリアのみ)。「キャリア」にはBTなどが含まれるから明確に「日英のキャリア」は成り立ち、「規制当局」は本文を見れば英国の規制当局も含まれるわけだから、「日英の規制当局」も成り立つ。「NTTや総務省など」の係り先は、知識が前提としてなければ、「キャリア」になるが、総務省はキャリアではないから「規制当局」に係る。言葉同士が複雑な関係になっている。 「NTTや総務省など,日英のキャリアと規制当局が集団討論」という文を読んだ後、「ブリティッシュ・テレコムが集団討論に加わった可能性は高いか低いか?」と質問されて答えがぱっと出るだろうか?一定の知識レベルにある人にとっては、本来、「高い」と一瞬のうちで答えが出るはずなのに、この文からだと、そうはならないだろう。こういう記事は、見出しは曖昧さをできるだけ下げる方向で書いて欲しいなと思った。わざと部分的に見ると誤解を招く見出しを付けるスポーツ新聞の見出しと違うのだから。とはいえ、同じ文字数で同じ情報量というのは意外に難しいし、NTTや総務省といったキーワードを含めたかったというのもあるのだろうな。ニュース記事の見出しというものは、通常の口語を中心とした日本語文法とはちょっと違う世界にいるなぁと、改めて思った。ガンホー元社員、不正アクセスで逮捕--ゲーム内通貨を不正操作し販売 に見られるように、頭にもってきた言葉というのは、目を引きやすい/感心を引きやすいものにする傾向がある。そんなわけで、頭の単語だけを使って(あるいはウェイトを高くして)、検索語の評価点とするのは有効といえば有効ということか。頭の単語だけを使った検索エンジンなんていうのがあってもおもしろい。
2006.07.21
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最近こういう本を読んでいない。連語論と統語論みたいなものも読みたいなぁと思いつつ、読まない。一応、買いたいなという衝動だけはあったので記録しておく。
2006.06.13
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ソースネクストの「ズバリ簡単入力」は、おもしろい。携帯電話などで実装されているかな漢字変換の予想入力を PC でも使えるようにしたものと考えればいいだろう。「変換した単語を自動的に記憶し、キーを打つと、最近使った順に変換候補を表示」するためのソフト。特別目新しいものではないが、例によって 1,980円(税込)という価格設定。ソースネクストのインパクトは製品ソフト一覧を見れば分かるようにだんだんと大きくなってきている。商用ソフトウェアの価格も地道に下がっているように感じる。この会社、ソフトウェア流通においてどんどん力を持つようになっていくと思う。パッケージング、銘々、価格、広告という点で優れているからだ。ここが売るとそれまでたいして売れなかったものでも、売れるようになる。ソフトウェアの100円ショップ的な存在ともいえるかもしれない。100円ショップは商品自体にブランドがないのに対して、ソースネクストの商品はブランド化されている。ここに大きな違いはあるが、大量販売を前提として卸しから安く仕入れて売るという手法自体は100円ショップやその他のディスカウント商法のやり方そのものだと思う。ちなみに、予測入力を初めて目にしたのは POBox(Predictive Operation Based On eXample) だったと思う。POBox - 予測と曖昧検索にもとづく入力手法モバイル文字入力手法情報予測入力システム: PRIME平成15年度未踏ソフトウェア創造事業 採択案件評価書
2005.05.08
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上場企業名を辞書化するために、まず、上場企業の一覧を探してみた。考えてみると、次々に IPO する会社があるし(2005年3月で12社あった)、社名を変更する会社もある。辞書にこれをタイムリーに反映していくのは、かなり大変な作業になりそう。とりあえずは、まず、作業のひな形として、日経平均採用銘柄からはじめることにする。作業をはじめてみて、すぐに、社名と銘柄をごっちゃに扱ってはいけないなと気がつく。大成建設は大成建のように会社名と銘柄は必ずしも一致しない。ということで、大成建設と大成建の両方を登録しなければいけないかと思い当たる。大成建設を登録せずに大成建だけ辞書登録しておくと、「大成建」「設」という解析結果になってしまうし。加えて読みをどうつけていくかという問題もある。「大成建」を「たいせいけん」とするか「たいせいけんせつ」とするか。「XXHD」を「ばつばつえいちでぃー」とするか「ばつばつほーるでぃんぐす」とするか。銘柄の読みをつけるうちに頭が痛くなってきた。そして、意味の処理を加えようとすると、大成建設と大成建は同じなのでマッピングをしなければならないし、これにコードもつけていくとなると、また、大変。企業名や銘柄を辞書化するという作業は、一つの知識データベースを作るようなものだったりするのだな。証券会社はこうしたデータを持っているのだから、会員登録している人には無料または実費に近い料金で売り出してくれればよいのに。そうしたサービスをするしないに限らずデータの維持をしているのだから、辞書の作成業者が作るより、よっぽど低コストで作れるのだし。とはいえ、そうしたデータが今は得られていないので、郵便番号のデータと組み合わせれば少しは何とかなるかな。郵便番号データの事業所の個別郵便番号を元にすれば、上場企業なら情報を抽出できるのではないかと期待してみる。しかし、これは思ったよりも苦労する。試しに手作業で、「事業所 7桁郵便番号検索」を検索してみたのだが、銘柄そのものを入れても、当然のことながら検索にマッチしなかったりする(それにしても、この郵便番号データは、(株)となっているものと「株式会社」となっているものとが入り乱れているのが気になる)。とりあえず、だいたいのところは埋められたが正式な会社名が分からずに検索できない会社もある(すべての会社が事業所の個別郵便番号を持っているとは限らないようだし)。と思ったが、ちゃんと調べてみると、日経のページにちゃんと日経平均採用銘柄があった。あたりまえか。材料は一応そろった。んが、日経平均も、こうやってときどき変更があるから、こまめにチェックして更新しなきゃならないのね...。加えて、同系列の企業をまとめることができるといい。たとえば、ライブドアの動きによってニッポン放送株が値上がりし、フジテレビジョンも値上がり、そしてテレビ関連の銘柄でテレビ朝日なども連動して値上がりする。そうすると、資本関係や同業をとらえることができるデータベースがあるとよいということになる。あるいは、ある企業の子会社が上場するとなると、親会社の株も上場前には連動して高くなるだろうし。これを維持するとなると、ますます大変なことになる...。単なる形態素解析のための辞書と、それ以外の知識を分けないとどうしようもないが、辞書のあまったフィールドの中にこうした情報も入れたくなるのも人情だろう。とはいえ、データがほしいほしいと言っていると、東洋経済のデータのように何十万円になってしまう。そこまでは必要ないし。『会社四季報CD-ROM』から抜き出すのがよいかな。テキストファイルへの書き出しもできるようだし。あきらめずに探すと、Vector に株式上場企業辞書があった。相場用語IME辞書などもあったが、これはシェアウェア。約1,000語で1050円なので、1語あたり約1円か。自分で調べて入力するのも面倒だし買ってしまいたくなる。新規公開株情報公開サイト Tokyo IPO社名変更 (トレーダーズ・ウェブ)日経平均採用銘柄銘柄一覧銘柄一覧郵便番号データ事業所 7桁郵便番号検索東洋経済DATABANK 会社基本情報データテキスト版Vector 株式上場企業辞書相場用語IME辞書
2005.03.20
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○今日の気持ち(梅の花)ちょっと前のこと(3/5)に湯島天神に梅を見に行った。まだ少し早かったが、それはそれで楽しめた。そして、なんとなく鉢植えの梅を買った。先週は、部屋の中で奇麗に咲いていた。むさい部屋でも花があるだけで多少は気分が変わる。今日はもうだいぶ花が落ちてしまって、さみしくなってしまった。さて、この鉢植えの梅は来年まで生き延びることができるだろうか。ついつい水をやり忘れたりして、かわいそうなことをしてしまうので...。いかんよなぁ。○ 今日のお買い物 (Dell のノートPC - なぜか、がんばれジャストシステム?)先日購入したDellのノートPC(Dell INSPIRON 6000)が届いた。本来、10数万で変えるものなのになんで30万円くらいになっちゃったのかなぁ。オプション買いすぎ...。このマシン画面も大型、ボディも大型で、とても外に持ち運べるような代物ではないが、デスクトップ機の代替に十分なりそうな感じ。よほどぶち切れてしまわない限りは、当分パソコンは買わないですむだろう。といいつつ、今度は持ち運びに苦労しないやつも、もう一台ほしいとか思っているので我ながらたちが悪い。今日は大インストール大会だった。会社ではマイクロソフトのOffice製品を使っているが、このパソコンにはあえてジャストシステムを使いまくることにした。一太郎2005、花子2005、三四郎2005、ConceptSearch、角川類義語新辞典、共同通信社ハンドブック辞書、Shuriken Proと買いそろえる(というか、すでに購入してあったものをインストールしたのだが)。普段、マイクロソフトのOffice製品を使っていても、VBAを駆使したりすることもないし、特に家で使うのにOfficeでなければいけないということもない。日本語を書くということを考えたときには、Office製品を使うより、一太郎を使った方がはるかに効率よく書ける。アウトライン機能とかもよくできているし(Wordのものより使いやすい)、文章校正機能もいい。シンキングテンプレートなどもよくできていると思う。ワープロソフトとしては、ワードより一太郎の方があきらかにいい。また、文字抽出機能も会社で使えばかなり便利だろう。なんといっても行間罫線が使えるのがいい(笑)。購入したソフトの総額を考えてみると散在しまくりだ。ジャストシステムの製品をまとめていろいろ使っているユーザーに対して、もっと優遇措置をとるべき。ふつうは毎年何万円も払ってられないんだから、料金体系をもっと戦略的に考えてほしい。年間1万円台で全部の製品を使えるような戦略的な価格体系を打ち出してくれないものかなぁ。毎年支払うサブスクリプションでもいいから。だいたい、毎年新製品出されたのではバージョンアップ料金が大変なわけなんだから、そのうちそっぽ向いてやる...。
2005.03.13
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突然気が向いたので、ここにてきとーなことを書き込むことにしてしまいましたた。非常に気まぐれな私。そんなわけでありまして、また突然やめるかもしれないのですが(^^;;第3回 「外来語」言い換え提案(中間発表) が出ているのを見て、なんとなくまた書く気が出てきました。今回の中間報告を見ると「セットバック」「敷地後退、後退建築、後退」という言葉が取り上げられているのですが、これは、そもそも、そういう概念があることさえ知りませんでした。なんとなく、外来語定着度調査 を眺めているうちに、ふとおもしろいことを思いつきました(まあ、あくまで自分の中でおもしろいという感覚なのですが)。それは、次に書くときに。
2004.07.01
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国立国語研究所「外来語」委員会の第2回 「外来語」言い換え提案 が出ていた(2003年11月13日)。言い換え語等一覧(理解度順 「全体」の★の数が少ない順)のページを見るのがわかりやすい。おもしろいと思ったのは、ダンピング。この言葉だけ、 60歳以上 ★★★☆(その語を理解する人が国民の4人に3人に満たない段階)で、全体の★★☆☆(その語を理解する人が国民の2人に1人に満たない段階)より理解度が高いということ。他の単語は、60才以上の人がだいたい理解度が低いもしくは全体と同じものなので、これだけちょっと異質なのだ。若い人が意外にダンピングという言葉を知らないのだろうか。ところで、こういうのを趣意書とか見ないで、個々の単語の言い換えについてのみ批判する人がいるけど、「例えば,高齢者の介護や福祉に関する広報誌の記事は,読み手であるお年寄りに配慮した表現を用いることが,本来何よりも大切にされなければならないはずです。多くの人を対象とする新聞・放送等においても,一般になじみの薄い専門用語を不用意に使わないよう十分に注意する必要があります。」という意図はきちんと把握した上で批判するならした方がいいだろう。「そして,それに基づいて個々の外来語に対する考え方やその言い換え例を含めた,緩やかな目安・よりどころを具体的に提案することを目指しています。この委員会の提案がきっかけとなり,より多くの人々がそれぞれの立場で,私達の大切な日本語について考えていく機会が生まれることになれば幸いです。」とあるように、日本語を考えるきっかけとして、意味ある提案だと思う。そういえば、国立国語研究所 平成15年度 公開研究発表会 話し言葉のデータベース―『日本語話し言葉コーパス』―を見ると、『日本語話し言葉コーパス』は、2004年春に完成なのだな。で、どういう公開の仕方になるんだろう...。
2003.11.17
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米国で、成人向け読解能力向上ソフト発売の記事を読む。「米国の成人の20%余りが、リテラシーレベルが最低の「5」で、社会保障申請の書類記入ができないような水準にあるという。」ということで、これに対処するための教育ソフトのようだが、これ、もしかしたら日本人が学習用に使ってもいいのかもしれないと思った。でもって、米ストットラー・ヘンケ・アソシエーツ社 のページを見てみると、人工知能とかもやっている会社なのであった。glossaryなんかを見ると傾向が分かる。Intelligent Tutoring Systemsや、Read On! (pdf)なども眺めてみる。その他参考American Society for Training & Development (ASTD) Learning CircuitsASTD
2003.09.08
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しばらく前の日記で、国立国語研究所の「外来語」委員会について扱ったが、この第2回の中間発表があり、意見を付けつけているようだ。第2回 「外来語」言い換え提案(中間発表)に対する御意見の受付 の期間は、平成15年9月7日(日)まで。こういうのは、何を何に言い換えているかっていうレベルよりも、なぜ、どうして、という理屈付けをどうやってしているのかがやっぱり楽しい。委員会議事要旨が第8回(5月23日)までしか公開されていないが、そのあとないんだろうか。あとは、面倒かもしれないが、せっかくパブリックコメント募集してるんだから、その一部とかを別に整理しなくても、だーっと見られるようにしてほしい。そういうものを見ると、人が言葉にどういう感覚を持っているかがよく分かるし、よい資料になると思うのだが。ちなみに、私は関係ない世界だが、国立国語研究所はただいま研究員募集中らしい。優秀で国民に言葉のエンターテイメント性も感じさせてくれるような人が入ってくれるとうれしいな。地味な研究でも、ちょっとエンターテイメント性を持たせれば、ひじょーに良質の娯楽を国民に提供できるのだから(笑)国立国語学研究所なんて膨大な日本語データを持っているんだから、日本語クイズの本でも作るなりして、一般国民に対してもっと存在をアピールすべきなのだよな。まじめに地道な部分が必要なのは当然だし、それが本道であるのも当然なのだけど、国立で税金使ってるんだろうから、もっと無料でいろんな資料を一般人向けに開放して、言葉を楽しめる土壌をつくるべきだと思う。研究者が税金を使ってやったことを一般国民に還元するという、なぜそういう単純なところを日本はできないのだろう。ひじょーに不思議なのだ。こういうところは、ほんとにアメリカとかと比べると、いったい何年遅れているんだろうという感じがする。頭悪いと思うのは、『日本語話し言葉コーパス』(モニター版2002)公開のご案内みたいなものにしても、もっと制限なしにバーンと出せばいいのに。
2003.08.08
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グリコの「もも果肉たっぷり、新食感氷! ももわり」がうまい。1本あたり、65kcal なので、アイスの代わりにこれを食べることにした。これからの季節は氷系だな。あとは、バナナの皮をむいてラップに包んで冷凍庫へ。これをかじるのが一番安上がりで、体にもいい。なんでも凍らせる季節なのだ。食パンも冷凍庫へ。そういや、食パンって、出しっぱなしにしてもカビないね。いったい何が入っているんだ...。まあ、いまさらそういうことを気にしていてもしょうがないのだけど、なかなか痛まない食べ物というのもなんだか不気味な気がする。「もも」「モモ」「桃」「桃太郎」「もも太郎」「モモタロウ」「すもももももももものうち」「李も桃も桃のうち」ももももも。壊れてますな。日本語の場合、ひらがな、ひらがなをつかうか、カタカナを使うか、漢字を使うかによって、同じ単語であっても、違った意味を持ったように感じる。「もも」と「桃」は、果たして同じ言葉なんだろうか。「もも」「きゅうり」「桃」のうち、仲間はずれはどれ?字面というのは重要なものだな。ところで、話し言葉で「ももをたべた」と言った場合の脳の内部の処理と、「桃を食べた」と書いたときの脳の内部の処理は、書くという行為を完全に分離できたと仮定したとき、同じになるんだろうか。ならないんだろうな。言葉は不思議だ。
2003.07.08
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2003-05-24 「ア」はアリスの「ア」(A is for Alice) に、「山形版「アリス」が本になった 09:46」って書いてあるのを見つけた。ふーん、シンクロしてしまったなぁ。
2003.05.28
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今週は、忙しくてぜんぜん時間ないなぁ。あんまり忙しくするのはいやなので、『ルーブルの怪人』を見た。一歩間違うとB級映画になってしまいかねないようなストーリーだけど、ソフィー・マルソーさまに免じてそうは言わないことにする。○ MVC って何?最近よく、MVC というのを目にするが、MVC ってなんだ。MVCとはModel-View-Controllerの頭文字をとったものです。 最新! スーパーガイド 「正しい」Web システムの設計法を学ぶ なんていう形で取り上げられるから、目にすることが多くなったのかな。- オブジェクト指向再入門 - はプログラミング言語として、Smalltalk が使われている。VisualWorksプログラミング講座/MVC編 やっぱり、由緒正しき?方向からせめると、こっち方面か。Dolphin Smalltalk なんていうものもあるなぁ。これは、MVC (Model View Controller) のモデルではなくて、さらに一歩進めた MVP (Model View Presenter) というモデルに基づいて作られているみたい。Model-View-Presenter Framework 。MVPはもとはMVCの発展系として、TaligentのC++ライブラリ(Open Class Library) 開発のために作られたフレームワーク らしい。このあたり、時間を作って、じっくり眺めたいなぁ。なんていうのが、デザインパターン・メーリングリスト を眺めていたら流れていた。元ネタは、[DP/ML:2257] [Q]MVC モデル あたり。
2003.05.13
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なんか、扱っている話題のせいか、ac.jp とか go.jp、co.jp あたりからのアクセスがそこそこあって(といっても絶対数がすくないんだけど、go.jp から楽天なんかにアクセスしていいのかぁ、職務中に)、あんまり変なこと書いてると、おしかりをいただかないか、ちょっとひるんでいる今日この頃であった...。私は小心者なので IPA の辞書バカとか気軽に書けなくなっちゃう。別に悪気はなくて、単に語彙数が少なすぎて、よほど鍛えないと実用で使えんって言ってるだけなの。ん、もっとひどいかな (笑)。 まあ、実際のところ、せっかくの ipadic という国民的資産を有効活用しないのは、非常にもったいないと思っているだけなのだ。結局、日本というのは社会的資産を作り出すのに意外に無関心だったりする国なのかなぁ。昔、学際的なんていう言葉が流行った時期があるが、そこから社会資産を作り出そうとかいうのがかけていたのかな。悲しいなぁと思う。そういうものがあれば、いろんな研究で役に立てられるだろうに。そんなわけで、今日はそれとは関係のない外来語の話を続けようかと思う(つながりが分からん)。「外来語」委員会の議事録要旨を眺める「独立行政法人国立国語研究所「外来語」委員会 第1回 議事要旨」からざーっと眺めて思ったことをちょっと書いてみよう。「日本語の世界で、新聞、雑誌、放送などの中で外来語がどのくらいの割になっているのか。10年単位でいったときにどういう新しい言葉が出てきているのか。国立国語研究所でこういった調査を行うことが是非とも必要である」つまりやっとらんということか。どの程度何をやっているんだろう。「第22期の国語審議会の外来語の取り扱いについての考え方表では、I類が定着していると見なせる語、II類とIII類が定着が十分でない語として分類しており、グレーゾーンがない」という記述からすると、ある程度、最近のことについてはやっているということか (グレーゾーンという外来語は言い換えきかんのかぁ)。豆板醤をトウバンジャンではなく、トウバンジァンと表記する例があるらしいが Google で差がしたら5例しか出てこないな。おぉー、NHK様がやってるわけか (元が消えているので Google のキャッシュ)。漫画でアに濁点をうっているものもあるとか書かれているが、そこまで考えるならもっと先にやることがあろうにとも思える。まあ、カタカナで書ける音の単なる例なんだろうけど、国立国語研究所なんかは、ある程度規範的な日本語の世界に住んでいるわけだから、非常に希な例を相手にする必要ななかろうにとも思える。アに濁点なんて「イソターネット」(いそたーねっと) より希な例だろうし。そういう末端にあって主流にならない揺れ動く言葉を扱うこたぁあるまい。アイデンティティーは、「そのものが日本にないからしようがない。新しい概念を日本人の気持ちの中にも世の中にも植えつけるというふうなことのほうが、むしろ国民にたいするサービスとしてはいいということもある」という。でも、結局、第2回「外来語」言い換え対象語にはなっているのだな(笑)。これ、委員会の議事録を公開して欲しいな。ここに至るまでの経緯とかやり取り、駆け引きがおもしろそうだ。その他、おもしろいのは duty に関しての意見。duty は義務という訳語を明治時代にあてられたが、「そのときには義という言葉が日本人の中でまだ生きていた時代であった。しかたがないから従うということではなく誠意であり倫理的規制力を持っていた。義理と訳されてしまった duty という言葉は当時では生きていたが、現代ではもう死んでいる。外来語に対する第2次訳語をここで提案することもあっていい」というくだりだ。意気込みは分からんでもないのだけど、なんだかねぇ。まあ、委員会の参加者も数が多いから、いろんなことをおっしゃる方がいるのだろう。そもそも一対一対応できないんだから、何も気にするひつようないんじゃないかなぁ。そこまで言ったら、日本語全体の置き換えが必要になっちゃうじゃない。やめてくれい。そして「独立行政法人国立国語研究所「外来語」委員会 第2回 議事要旨」を見てみる。「科学の分野は先端のところではもうほとんど90%位、英語で動いており、それをどのようにきれいな日本語に換えて定着させるのかというのは大きな問題」とあるが、第2回ではデータベースなんて大胆なところにチャレンジするようなので見物だ。データという単語を使わずに置き換えられるか。一般的なデータベースは置き換えがやっぱり難しいから個別のものでターゲットを決めて、この場合は xxx としかできんだろうな。それにしてもけっこう厳しそうだが。とはいえ、一般の人にデータベースっていうのも確かに分かりづらい言葉ではあるかもしれないし。「カタカナ語がどれくらい定着しているか」の判断については、確かに難しい。「エネルギーを発揮して」みたいなエネルギーは和語に置き換えるのが好ましいかもしれないというところから文脈が必要だということを指摘するわけだが、文脈をつけて説明するというのは、実際の提案の中にも反映されているようだ。ただし、もっと例文を入れてもよかろうにとも思う。「明治の時代と違って今、日本語の中での漢字や漢語の造語能力はいったいどれくらいあるのか」という発言も出ているようだが、ちゃうじゃん。君らが提案作るんだから、君らにその力があるかってことで一般論にしちゃだめだよと思う。「我々にそんなことができるのだろうか」と素直に書けばいいのに。できん、勘弁しちくりというのもあるだろうし。若干、そういう生の声に近いものがチラチラと見えるときがあるが、そういう方が好感が持てる。「外来語が動詞として使われている時はたいへん危険である」って、何が危険なんだ。わかりにくくなる可能性が高いってことか。外来語じゃなくても明確に書かないとわからないことが多々ある。それに漢語を並べるとわけが分からなくなったりすることも多いわけだし。だいたい、漢字が多い文章もいかがわしさを感じる。基本的に動詞にカタカナ語を使うとわかりにくくなることが多いのは確かだろうが。外来語が動詞として使われている時はたいへんデインジャラスであるから、形容詞、形容動詞などをもっと排斥するならすべきかも。名詞はサ変化してすぐに動詞になってしまうから、そういうものも排斥するというのも一つの手だろうし。なんにせよ「ユビキタスな××」なんてのはいかがわしさの極致だな。「外来語の中には相手をだまくらかすためにわざと概念をあいまいにさせて使う『詐欺語』、古い概念がどうにもならないので新しい言葉にする『ペンキ語』というものがある。」とあるが、どっちもはじめて聞いた(^^;; それこそ、一部の人にしか通用しない言葉じゃないだろうか。少しぐらい長くなっても、無理に名詞にせずに説明的に書いた方がいいのだろう。「言い換えという枠組みが有効なものというのは非常に少ないように思う。いい加減な使い方をしているものについてはこういう使い方をするべきではないというような示し方、あるいは言い換えというよりは説明の仕方をうまくするといった枠組みを包含した形で考えていかなくてはならないのではないか」って、どの委員か分からないが、まっとうな意見だけど、なんで発言に実名つけないのかな。でも、実は第1回、第2回は、なんかとりあえず、わいわいがやがやとやって終わっちゃった感じもする。まあ、2時間じゃそんなもんだろう。「独立行政法人国立国語研究所「外来語」委員会 第3回 議事要旨」になると、やっと、少し方向性が見えてきて、ここからちょっと読む価値が出てくる。第5回には、「最新白書19種から問題となりそうなものとして取り上げたもの計270語を世論調査にかけ、そこから定着度の高くない結果が得られかつ第1回で言い換えた語を除いたものをほぼ3分割し、順次第2回、第3回、第4回分として検討対象にした」などという具体的な記述が見られるようになる。けっこう謙虚で、「第1回中間発表の言い換えについて、なじみの薄い漢語を使ったものがあるが、無理が多少あったかなという反省は今はある」とか載っているゾ。「第1回 『外来語』言い換え提案」を改めて見てみようかなと思ったが、読むのが面倒になったので止める(笑) しばらくの間、なるべくカタカナ語を使わない文章を書いてみようかな。置き換えを考えるのではなくて、カタカナ語が出てきたら、書く内容自体を変えてしまう。でも、明日になったら忘れてるだろうな。まあ、なんにせよ、ポジティブな目でこうしたものを見ていくと、意外におもしろい気がしてくる。であれだな。ジャストシステムはこういう言い換えを ATOK に反映させると、お節介なガイドが出ておもしろいな。ATOK 16 には、郵政省と書くと「総務省」でしょと指摘してくれる機能があるのね。で、ほんとは関係ないなどということはなくて、増え続ける、かつ変化し続ける日本語にどうやって辞書をキャッチアップさせていくかっていうのは、重要だと思うのだ。やっぱり、こういうのは商用なのかな...。寂しいものだ。
2003.04.29
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さえないときは、ひたすらさえない、ダメなときは、ほんとにダメなものだ。あー、早く暗くて長いトンネルを抜けたいものだ。なんて書くと、「早い」がどこにかかっているのか曖昧になるから、あー、暗くて長いトンネルを早く抜けたいものだ、とでも書かないといけないかな。日本語を分かりやすく書くためには、修飾語と係り先をなるべく近づけてあげた方がいいわけだけど、気分をつづるためには、そうではない方がよかったりもするのなだ。「あー、早く暗くて長いトンネルを抜けたいものだ」「あー、早く、暗くて長いトンネルを抜けたいものだ」「あー、暗くて長いトンネルを早く抜けたいものだ」曖昧性はだんだんと下の方に行くにつれて減るかもしれないが、気分が違うのだよな。だいたい、「早い」が「トンネル」に掛かるなら「早くて暗いトンネル」って書くはずだから、あんまり違和感がないといえばないのだな。「あー、早く抜けたい。この暗くて長いトンネルを」こんな風に倒置してやった方が気分は近い。でも、こんな風に書いた方がいいのかもしれない。「あー、早いところ、この暗くて長いトンネルを抜けたいものだ」言葉と言葉の心理的な距離を考えると、これが一番近いのかもしれない。こういう書き方であれば、係り受けの曖昧性は減る。ただし、「あー、早いところ」というのは、文法的にはいったいどういう扱いになるんだろう。「早いところ」っていったい何なんだ?「通報を受けた警官がそこに駆けつけたところ、すでに犯人は逃げたあとだった」「その商品は通常は15000円のところ、割引で 10000円で販売されていた」「彼の書いた文書を解析したところ、非常に語彙が豊富であることが分かった」「私がよく行ったところは、すでに廃墟と化していた」さて、「トンネルを抜けると」を Google で検索すると、約17,600件もあった。『「雪国」あそび』が目についた。この フィクションにおける Voice(声)のページはおもしろいかもしれない。マイケル・オーロフスキー氏の引用の一部“controlling consciousness” behind your work" の "controlling consciousness" というのは、なんだか惹かれる言葉だ。ん、ふと考えてみると「トンネルを抜けたい」って変な響き。これは、壊れた日本語に限りなく近いかもしれない。
2003.03.23
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