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kugutsushi

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2006.09.06
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カテゴリ: ことば
雑誌をパラパラとめくっていたら、フェアネスオピニオンという言葉が目に付いた。


フェアネスオピニオンとは、公平な第三者の意見のこと。
資産や負債の評価、M&Aにおける企業価値評価など重要な企業経営上の意思決定を行う際に、フェアネスオピニオンを取得することが多い。




公正な第三者の意見。つまり、当事者とは全く利害関係を有せず、公正かつ衡平に客観的な立場で専門的見地から出された意見をいう。これまで日本には馴染まないものであったが、山一証券が破綻した事後処理に初めて採用され、その後の金融破綻処理にも利用されている。




以下のような経営の意思決定について、その他の利害関係者に対して、当該決定の妥当性を中立的に証明するものです。
【対象事例】
・事業・資産の譲渡・交換における価格の妥当性
・M&Aにおける売却・買収価格の妥当性
・より良いリターンをもたらす他の代替取引の可能性
・取引実施の経済的効果の有無と程度



文脈的に言うと、 こいう企業買収の文脈 に出てくる言葉。なんとなくの予感として、これから企業買収等がもう少し盛んになってくると、一般的に目にする言葉になってきそうかなと。加えて、その他の分野でも使われそうだなと。

たとえば IT業界。最初は ITの資産評価から始まって、そのうち、ITで見積もりを出したときに第三者がそれを適切なものかどうかを判断するような文脈で使われるようになるかなと。元の意味からはずれていく。

全然関係ないが、「元の意味からはずれていく。」は、「元の意味から - はずれていく」と解析すべきか「元の意味からは - ずれていく」と解析すべきか。

フェアネスオピニオンを経済産業省で検索すると、ヒットしたのは、次のものだけで案外少ない。


Google の検索では、まだ 「フェアネスオピニオン」354 件。「フェアネス・オピニオン」552件。2年後には桁違いで変わっていると思う。デューデリジェンスは、かなり普通に使われているから 175,000 件ある。

セカンド・オピニオン も文脈がぜんぜん違うが、IT 業界が取り込んで使いそうな言葉。セカンド・オピニオンは 639,000 件。

ITの資産評価は難しい。ITのソリューションの評価も難しい。IT業界はまだ未熟だ。他の業界から言葉を盛んに借りてくる。





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Last updated  2006.09.06 10:16:12
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