勝手に映画批評

勝手に映画批評

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

クロサウルス

クロサウルス

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

ミリオン@ Re:ザ・ウォーカー(10/29) こんばんは。 アメリカは素敵ですね。行く…
ミリオン@ Re:イーグル・アイ(10/25) こんばんは。 アメリカ映画は面白いですね…
ミリオン@ Re:ダイ・ハード3(10/24) こんばんは。 アメリカ映画は面白いですね…
ミリオン@ Re:ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発(10/23) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…
ミリオン@ Re:南極料理人(10/22) こんばんは。 ケーキは美味しいですね。食…
2011.10.24
XML
カテゴリ: アクション


監督 ジョン・マクティアナン
出演 ブルース・ウイルス サミュエル・L・ジャクソン ジェレミー・アイアンズ

 お待たせしました。月曜日恒例の「ダイ・ハード」の記事のお時間です。

 今回の舞台はニューヨーク、ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウイルス)にとっては、地元です。そして、犯人サイモン(ジェレミー・アイアンズ)からの御指名で、事件にかかわり、市内のいろいろな場所を走り回ります。最初から最後まで行動を共にする相棒の黒人のゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)がいます。そして、警察も大変協力してくれます。(自分の同僚だから当たり前)奥さんとは、再び不仲で、全く事件にかかわってきません。季節もクリスマスではありません。(というか、夏っぽいです。)
 つまり、ジョン・マクレーンが、クリスマスに、仕事場とは全く違う、ある限定された場所で、奥さんを助けるため、事件に巻き込まれ、地元警察などは全く当てにならず、孤軍奮闘で事件をかたづけるという、1.2でのお約束は、全く踏襲されていません。そして、2ではロサンゼルス市警に転属になっていましたが、再びニューヨーク市警に戻っており、そのことに関しての言及は全くありません。また、1,2と続けて登場していたロサンゼルス市警のアル・パウエル巡査と、うっとうしいTVリポーターのソーンバーグの登場もありません。
 しかし、1とはつながりがあります。今回の犯人サイモンは、1の犯人ハンスの兄であり、弟を殺された復讐のため、マクレーンを御指名だったということです。それと、ブルースのランニング姿です。
 今回の監督は1と同じジョン・マクティアナンです。2は、レニー・ハーリン監督でした。
 そこから察するに、マクティアナン監督は、お約束を踏襲する気は、全くないということです。というか、彼はハ-リン監督に怒っているのかもしれません。「勝手にお約束なんて作りやがって、そんなもん、ぶっ壊してやる。」という、マクティアナン監督の声が聞こえてきそうです。もしかしたら、マクティアナン監督は、2をシリーズとは認めていないのかもしれません。


 ということで、マイナスからスタートしたこの映画の評価ですが、前半、”Simon’s says”のゲームになぞらえた犯人の出す問題に答えつつ、ニューヨークの街を移動していくところは、謎解きの楽しさに、なかなかいいぞ、と思っていたのですが、途中でFBIからあっさりと犯人の正体を明かされ、謎解きは全く無視して、犯人まで一直線に向かっていくマクレーンに、やっぱりこの人には、謎解きは無理だったか、どうしてもこの人は肉体派なんだ、と思いました。(だから、「シックス・センス」は違和感ありありです。)
 そうか、だから、頭脳派の相棒ゼウスが必要なんだ。でも、あの、4ガロンの水の問題が分かる人が、小学校の爆弾がおとりだということに気がつかないんでしょうか。僕はすぐ気が付きましたよ。マクレーンの上司の警部が、爆弾捜索にみんなを手配した時に、「あ、これは、市内の警備を手薄にして、何かを盗むつもりなんだ。」と。
 もう、それからは、アクションばかりです。車で暴走したり、洪水に追いかけられたり、船に飛び乗ったり、ヘリコプターでチェイスしたり、迫力は満点ですが、頭を使わなくても楽しめるただのアクション映画に成り下がってしまいました。

 もう後は、突っ込みどころが気になるばかりです。
 まず思ったのは、連邦準備銀行というのは、どうして、あんなに警備が手薄なのでしょうか、ということです。すぐ隣の駅で爆弾が爆発したばかりだというのに、あんなに金塊がたくさん集まる(あの金塊山積みの映像にはびっくりしました。)ところなのに、あまりにも、簡単に侵入できすぎではないでしょうか。自前の警備兵が山ほどいたり、赤外線などを使った警報装置などもあってしかるべきと思いますが。

 それから、問題を出してマクレーンたちを振り回したりして、頭脳派っぽい犯人のサイモンですが、肝心なところで抜けているのが気になりました。
 小学校の爆弾をおとりにして連邦準備銀行から大量の金塊を盗むというのは、なかなかいい計画ですが、侵入経路が、爆発のあった地下鉄の駅からというのが頂けません。マクレーンがとてもうまくやって、地下鉄の爆破を完全に阻止して、爆発が起こらなかったら、どうしていたのでしょうか。
 また、最後に、自分の居場所のヒントになる薬を、気軽にマクレーンに渡してしまうのも、気になります。瓶の底のラベルに気がつかなかったというのは、あまりにお間抜けすぎるでしょう。

 ということで、ちょっと頭を使う展開に挑戦してみようと思ったけれど、やっぱりブルースには、体を張ったアクションが似合うということを、再認識させられた、シリーズの3本目だけど、実は2本目だった「ダイ・ハード3」でした。

 では、来週の、「ダイ・ハード」の記事の時間をお楽しみに。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.10.24 17:49:24
コメント(1) | コメントを書く
[アクション] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ダイ・ハード3(10/24)  
ミリオン さん
こんばんは。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: