関西の吹奏楽を聴く

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2005年09月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 大阪音楽大学クラリネット専攻生によるクラリネットだけの演奏会です。
すごく残念です。こんなに贅沢な演奏会は滅多にないのに、観客は150人くらいでした。すごくもったいない。会場は神戸駅から歩いて10分もかからない、ここまで1時間以内で来られる、阪神、神戸、東播の中学や高校でクラリネットを吹いている学生は2000人を下らないはずだ。なのに、僅かこれだけしか集まらない。三連休の中日で、行楽に出かけている人が多いのか、文化祭や体育祭などの学校行事があるのか、そのための練習があるのか。
 クラリネットの演奏をこれだけたっぷり生で聴ける機会なんて、そうはない。1年に1回あるかないか。近頃の吹奏楽の演奏会では、クラリネットなんてほとんど聞けない。クラリネットはヴァイオリンだ、なんて言われるけど、ヴァイオリンになっているクラリネットを聞けるバンドはあまりない。行進曲のトリオなどソロの部分もあるけれど、肝心の行進曲は演奏会では聴けないことがほとんどだ。クラリネットの割合も本当に少なくなってしまった。木管は金管の倍の人数、木管の半分がクラリネットというのが理想の編成であると、鈴木先生が言われたことがある。つまり管楽器の3分の一がクラりネットであるべきということ、しかしコンクールで15人のクラリネットなんて見たことない。多くても10人。これでは金管が休んでいるときでないと、クラリネットの音は充分楽しむことはできない。
 みんなクラリネットが好きでクラリネットを吹いてるはずでしょう。クラリネットの音色や表現力が好きでクラリネットを選んだはずだ。ぼくも、大学に入ったとき、中学高校では金管を吹いていたのに、クラリネットの音が大好きになって、クラリネットを吹かせてもらった。高校三年のとき指揮をしていて、目の前で吹いているクラリネットの音にすっかり魅了されていたのです。そういうクラリネット吹きであるならば、クラリネットの本当の音を聞くのも大好きなはず。もちろんCDで聞くのもいいけれど、生で聞ける機会は滅多にないから見逃してほしくない。というより絶対に見逃すべきでない。生で聞くインパクトはやはり録音で聴くものとは全然違う。実際に吹いている人がそこにいるというのが大きい。ああいう魔法のようなテクニックが目の前で見られる、そしてその音色の豊かさ美しさ。そういう刺激を受けて、それを常に内蔵していることが、自らの技術を高めるのに大きな役割を担うことになる。

 今回のプログラムは
   第1部  「眠りの森の美女」よりワルツ  PIチャイコフスキー  
        バガテル              C・グランドマン
        カプリス               C・グランドマン
        三重奏曲              JFフンメル

   第2部  シティ・シーン           TJトンプソン
        愛すべきネコ達の世界       渡辺俊幸
        「展覧会の絵」より         M・ムソルグスキー
           プロムナード
           ビドロ
           プロムナード
           殻をつけたひなどりのバレエ
           サムエル・ゴールデンベルグとシュムイレ
           リモージュの市場
           キエフの大門   
        「くるみ割り人形」より


 グランドマンの2曲はオリジナルの良さが全曲を通じて表現されて本当にうれしい。これぞクラリネットという曲だ。アンサンブルコンテストでよく使われるのも納得できる。
 インマークライナーは、おそらくクラリネットにしかできない不思議な曲です。何しろ、楽器がだんだん縮んで行くのです。先ずベルがとれる。しばらくすると下管もはずされる。それでも演奏は続く。さらに上管もはずされポケットの中へ。マウスピースとバレルだけで尚音楽は続く。音楽か悲鳴なのかよく分からない叫びになる。最後はバレルもポケットの中に入り、マウスピースだけだ、それでも音楽はできるのだというおおらかな叫び。この底抜けの明るさこそクラリネットならではという感じ。実は、この曲を聴くのは初めてではありません。23年前、木村吉宏先生のソロ、西宮市吹の伴奏で聞いていました。そのときは、その趣向の奇抜さに圧倒されたのですが、音楽そのものにはさほど感じるものがなかった。なぜかなと思ったのですが、そのわけは今回の演奏会で判明しました。この曲は元々伴奏はピアノだったのです。それを50人のバンドでやるとどうしても消えてしまう。クラリネットは溶けやすい、他の楽器になじみやすいので、協奏曲形式の演奏には向かない。小編成のオーケストラならいいのですが、吹奏楽にアレンジし直すとどうしてもソロの響きが大きく損なわれて、本来の良さ、美しさが客席まで充分に届かないのです。その点今回の伴奏はクラリネット族13本だったので、ソロの音が隅々までよく聞こえました。上管だけで音程をとる難しさも伝わってきたし、バレルだけで音程を変化させているのもよく分かりました。
 展覧会の絵は文句のない表現力でした。フルオーケストラ、フルバンドの演奏と比べてしまうと、どうしても色彩感、音色の多彩さの面で引けをとっていると言うしかないのですが、この曲は元はピアノですから、それに比べれば充分すぎる表現力であり、色彩感もある。単一の楽器族でこれほどの表現が可能なものはほかにないと思う。サックス族はできるかもしれないけど、他の木管は低音の重みが出せないし、金管は細かい音を表現するのに相当なテクニックが必要だ。音域の広さも一番だし、まこと、クラリネットほどあらゆる表現が可能な楽器があろうかと、R・シュトラウスが言ったことを実感できるのです。
 そして、アンコールがまたすてき。ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌、星に願いを、と「わんわん物語」の挿入歌、ララルー、のメドレー。星に願いを、はNSBのメドレーにも入っているし、それ以外でも耳にする機会は多いけれど、ララルーを耳にすることはほとんどなかった。この映画はぼくが生まれて初めて感動した思い出の映画。その中の大好きな曲だっただけに本当にうれしかったし、とてもいい気分で家路につくことができました。アンコールはこうでないといけない。吹奏楽の演奏会のアンコールは本当につまらない曲が多くてうんざりさせられることが多い。センスがない、つまらない、聞きたくない曲がほとんど、下手な考えなど止めて、本物の行進曲をがっちり仕上げて聴かせてくれればどんなにありがたいことか・・・。





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最終更新日  2005年10月06日 16時19分34秒
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