自転車のVブレーキがくたびれてきたので、前後とも交換しようと部品を購入しました。
シマノ Vブレーキ(前用) ACERA BR-M422
シマノ Vブレーキ(後用) ACERA BR-M422
実はリアブレーキのみ6月ごろに交換を完了していました。

しかし、フロントブレーキは少々規格が合わずに交換ができていませんでした。原因は、Vブレーキ台座の調整穴がフロントには1つしかなく、スプリングの戻る力が弱くなりすぎることでした。
私なりにいろいろと調べたところ、どうやら正攻法ではフロントフォークごと交換するしかないようでした。これでは、折角安価な交換用ブレーキを購入した意味が無くなってしまいます。そこで考えた末、Vブレーキ台座を改造することにしました。
下の写真は、改造前のフロントのVブレーキ台座です。調整穴が1つしかありません。スプリングの戻る力を強くするためには、リアのブレーキ台座と同様にその調整穴の1mmほど上に、もう一つ調整穴が必要なのです。
そこで考え付いた代替策は、調整穴の外側上の位置にスプリング固定ピンを引っ掛けるというものです。交換用ブレーキをはめると、位置的にはいい感じでしたが台座の奥まできっちりと届きません。 原因は、台座奥部の直径の太い部分が3mmほど長いためでした。改造では、この部分を削り、台座前部の直径と同じにします。

(改造前のフロントのVブレーキ台座(左側))
下の写真が金属用ヤスリで削った後のフロントのVブレーキ台座です。台座ネジを緩めて回しながら根気よく削ります。所要時間は、片方30分ほどでした。

(改造後のフロントのVブレーキ台座(左側))
交換用ブレーキは、下の写真のようにきちっと台座の奥まではまり、スプリング固定ピンも調整穴の外側上の位置にうまい具合に引っかかりました。ただし、位置が高めだったので、ピンの当たる部分を0.5mmほど削り下げました。
そのような調整作業の完了後、部品を一旦ばらします。緩めたブレーキ台座も一旦取り外し、台座のネジ部分に緩み止め代わりの瞬間接着剤を塗布して再度取り付けました。

(改造後、Vブレーキ台座に固定された交換用ブレーキ(右側))
リアブレーキよりも握りが少し強くなりましたが、何とかフロントVブレーキの交換が完了しました。しばらくこの状態で様子を見たいと思います。

(改造により交換が完了したフロントVブレーキ)
(おわり)
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