<まえおき>
阪神淡路大震災を大阪で経験した私は、京都で家を買うときも、その時なりに土地や家を気にして自宅を購入しました。
しかし、中古住宅のために建築図面がありません。第三者の評価としても不動産屋の「京都市内の家にしては建平率や容積率を守っている」や知り合いの大工の「しっかり立ててある」程度しかなく、客観性に欠けていました。
なので理系な私は、各地で地震被害がある度に「我が家は大丈夫だろうか?」と心配する日々を10年も過ごしていました。
もう少し客観的、定量的に自宅の耐震性や信頼性を把握する手段はないかと調べました。すると「耐震診断」なるものがあり、自宅の耐震性を客観的(数字)に把握することができるとありました。
この方法は、有効だなと考えていたとき、新聞の折込チラシに度々「 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協) 」の「 無料耐震診断 」の広告チラシを目にするようになりました。
一方で、害虫駆除会社などによる、半ば押し売り的で不適切な耐震補強工事による被害も小耳に挟んでいたため、上記のチラシのだけは信用するに不十分で、直ぐに申し込む気にはなれませんでした。
それが今年になって同協会のホームページの存在を知り、こちらと広告チラシの申込み電話番号が一致。また、全国多地域の複数の工務店も同協会に加入し、同協会へのリンクが設定されていることから、信用しても大丈夫だろうと判断しました。
そんな訳で、まずはこの木耐協で耐震診断のことを勉強させてもらいました。
<耐震診断の種類>
耐震診断には、次の3つがあるようです。このうち素人ができるのは、1番なので、まずはこれを実施しました。
<簡易診断>
木耐協や各県市町村の防災課、その他企業のホームページにも簡易診断は掲載されていますが、大本は下記の日本建築防災学会のようです。
<我家の簡易診断結果>
自分で簡易診断を実施した結果、総合評価は「8→専門家に診てもらいましょう」でした。満点の「10」でも「念のため専門家に診てもらいましょう」のコメントが付きます。素人への問診だけで診断精度が良くないため、当然のコメントなのでしょう。
いずれにせよ、専門家による耐震診断が必要なことが分かりました!
(つづく)
【耐震補強】DIY断念で無期延期 2010年05月14日
【耐震補強】耐震性を決める五つの要素 2010年03月24日
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