京都も入梅した。先日は雨が降り続き、蒸し暑い一日となった。
例年なら、裸足で廊下を歩くと、ペタペタと足の裏が床に貼り付ほど湿気ていたのだが、昨年の11~12月に 床下の防湿工事 を実施したお陰で、今年はさらさらとした足ざわりで喜んでいる。

また、今年3月には、カビだらけだった 和室の床板も張り替え たため、押入や室内のカビ臭さも無くなった。
これまで10年も湿気とカビ臭さに悩まされていたのが嘘のようだ。同じ悩みを持つ方は、多いと思う。調湿用の炭や除湿材を置いたりしても、期待するほど効果は出なかったはずだ。
私が実施した床下防湿工事は、上記のような対処療法ではなく、防湿シートを1枚敷設することで、 床下から室内へと上がってくる水分の供給を遮断すると言う根本的な方法だ。最近の住宅ではべた基礎が多いため、既に基礎コンクリートの下にこの防湿シートが敷かれている。
しかし、布基礎の住宅の場合は、この防湿シートは敷かれていないため、床下が湿気る最大の原因となっている。 べた基礎の住宅と同じように防湿シートを敷き詰め、床下の湿気を追放しようと言う単純な発想だ。だが、この単純な方法を教えてくれる工務店は、私が相談した限り一店も無かった。やはり本当に良いことは教えてくれないものなのだろうか。
一方、ホームセンターなどでよく目にする床下換気扇も手軽に設置できるので悪い選択ではない。しかし、水分供給を断っていない以上やはり対処的な方法の一つで、終始エネルギーを使ってファンを動かし続ける必要がある点で環境的にも経済的にも負担が大きい。
その点、防湿シートは敷設に手間はかかるものの、一度敷いてしまえば根本的に床下への水分供給を断つため、上記のような負荷も発生せず、私的にはかなりお勧めの方法である。
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