音響機器修理「京とんび」

音響機器修理「京とんび」

2013年12月23日
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カテゴリ: 音響機器修理
 今回の修理は、「 Victor NS-X7WMD ダブルMDラジカセ( 発売日:2002/2/15 」だ。MDデッキを2台搭載し、MDからMDへのダビングが可能な一台だ。 スピーカー保護がパンチングメタル製のものは希少だ。

IMG_0529.JPG

[ Victor NS-X7WMD ダブルMDラジカセ ]

IMG_0530.JPG

■主な故障と原因

  1. CD再生時に擦れ音発生 → 防振ゴムのヘタリ
  2. MD再録不可 → MD光ピックアップの劣化
  3. 表示部バックライト不点灯 → LED故障

■修理

 分解・組み立てし易く、メンテナンス性は良好だ。 

SANY0002.JPG

 MD-A(再生)とMD-B(録音・再生)。MD光ピックアップ(SONY KMS-260E)と録音磁気ヘッドは両者で共有しており、ダビング時にはAとBを往復しながら録音をする仕組みになっている。

SANY0006.JPG

SANY0004.JPG

  MD光ピックアップは、劣化が顕著だったために交換した。

SANY0032.JPG

 ATRAC ICは、「Panasonic MN66621BRG」をMD-A用とMD-B用の2個搭載している。

SANY0003.JPG

SANY0005.JPG

 ビクター(JVC)のMD搭載のラジカセ(コンボボックス)タイプの機種は、サービスマニュアルがほとんど入手できないため、思うように修理ができないのが残念なところだ。 

 今回は、他のミニコンポとMDユニットが同一と確認できたので、 MDユニットごとこのミニコンポに移し変え、調整を実施した。

 さて、CD再生時の擦り音は、防振ゴムが劣化で経たり、スタビライザーにCDをチャッキングできないことが原因と判明。

 防振ゴムを交換し、自作フェルトの下駄を履かせ、高さを調整して補修した。

SANY0023.JPG

 表示部バックライト不点灯は、LEDの故障が原因。標準でデモ機能が動作するため、常時LEDが転倒している使用であることがLEDの劣化を早めたと思われる。LEDの明るさと色合いを調整・交換して修理。

SANY0024.JPG

 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。

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最終更新日  2013年12月23日 19時39分29秒
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