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2012.01.22
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カテゴリ: 特別支援教育

今日もまた、せっせと読書メモの続きを書きます。


きみ、ひとを育む教師(ひと)ならば
  「小学校の先生」といわれる私たちの仕事とその意味』

(岡崎勝、
ジャパンマシニスト社、2011/2、1500円)

今日が第4回。

第1回は こちら

==============================
『きみ、ひとを育む教師(ひと)ならば』
読書メモ ロゴ
(p61~より。第2章 「子ども&親の"問題"にぶつかったら」 より。
太字 は、この本の内容。 緑文字 は僕の個人的な意見・感想です。)

(「障害」をもつ子を担任するとき)

・障害をもった子どもたちを「どう教育するか」というよりも、
「どうつきあうか」という姿勢 でやってきた。

 これは どんな子どもに対しても、そうなのです。

・担任していくなかで、最終的には
 「この子は障害をもっている」という意識は
 どんどんなくなっていきました。

・専門家の知識や常識は、「偏っている」。

 「偏っている」と自覚的になっていれば偏らないと思うのですが、
 自分が専門家であることに自信をもち始めると、
 子どもを予断と偏見で見ていくことになるので
 迷惑な話です。

びっくり 「特別支援教育」の分野では、多くの
   「専門家」と呼ばれる方々がいらっしゃいます。

   その方々から学ぶことはたくさんありますし、
   協力・連携することで見えてくることもたくさんあります。

   ただ、教育の現場をご存じないお医者さんもおられますし、
   ある一面のプロであっても、他の面では教師や保護者のほうが
   よくわかっている、ということは当然あります。

   教師も含めて、ある程度「専門家」っぽくなってくると
   偏りが非常に増してくる、それ自体が悪いということではなくて
   それに無頓着で何もかもわかるというように捉えてしまうのは
   非常に危ういことだ、と思います。

   最終的には、子ども自身や子どもに最も関わっている大人が
   一番よく子どものことを分かっているし、
   また判断に責任をもてる。

   「専門家信奉」にはならないように、
   ある一つの意見として包含して受けとめるおおらかさは
   必要だと思います。

・障害といわれるものをもっていない子だって、
 じつは場面によっては、
 障害をもっている子と同じような状況になることは
 いくらだってある。

 ボクたちはその点を見逃さないで
世界には、自分をふくめて、ほんとうに、あきれるくらいに、
  いろいろな人間がいる
」と教えたいし

いろいろな人間とうまくやっていけないで、
 みんなが幸せになれるはずがない
という「 原則 」を、
 学校でこそ強く示したい。

・車いすを利用するAさんとの思い出。

 あるとき車いすを押しながら
 「Aさん、重たいなあ、
  こんなガタガタ道を車いすなんか押したくないよ」

 とボクはいいました。

 すると車いすの彼は
 「岡崎くんヘタだね、もっと上手に押してくれないと、
  腰が痛いじゃないか」
 といいます。

 「わがままな障害者だな!」というと、
 「役に立たない健常者だな!」と返してきます。

 全部ほんとうのことなのですが、
 こういう関係にボクはいつもホッとしています。

大笑い 乙武洋匡さんもこれと似たような主張をされています。
   「障害」があることで、決してコミュニケーションを妨げない。
   「障害」をタブーにしてしまうのではなく、
   むしろ積極的に「障害」に関わることでも口に出して
   遠慮なくやり合う、
   気にしないでフツーにやりあうほうが楽しい、という考え方です。

   (参考▼ 乙武洋匡『オトことば。』

・たとえ稚拙でも、まず「 子ども本人に聞く 」。

 「いやだといって、やらないのはわがままだ」
 という考えは、半分は正しいけれど、
 半分はまちがっています。

どんな子どもも教室のメンバーの一員だ
 としっかりと確認し、
 だからこそ大事にしなくてはならないし、
 ときどきは放っておきたい。

大笑い 最後の「放っておきたい」というのが、いいですね。

  特別支援学級の子の場合、
  常に特別支援学級担任や介助員が付き添っている、ということも
  多くあります。

  でも、自分をイメージしても、通常学級の子をイメージしても、
  常に「先生」がくっついていて学校生活を送るって考えると
  どう思いますか?

  子どもだけの時間や、一人だけの時間、
  これを保証するのも大事なことです。

  安全面で保証ができない、というケースもありますが
  そのあたりは大人の知恵と工夫でカバーしながら
  やはり「大人が付きっきり」というのはやめるようにしたいものです。

  先生も、そのほうが、子どもとの関係を仕切り直しできるし、
  一息つける時間をもてて、それでかえってまたがんばれる。(^^)

  通常学級では 子どもを放っておく時間があるのは当たり前ですけど。

(p68まで。続きはまた次回。)==============================

次回は、 「不登校の子と向きあうとき」 を読んでいきます。

岡崎先生が不登校の子とどう関わってこられたのか、
気になります。スマイル

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Last updated  2012.01.22 21:59:08
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