きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2012.01.24
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カテゴリ: 小学校

雨が降ろうが雪が降ろうが、今日もまた、せっせと読書メモの続きを書きます。(^^;)


きみ、ひとを育む教師(ひと)ならば

(岡崎勝、
ジャパンマシニスト社、2011/2、1500円)

今日が第5回。

第1回は こちら

==============================
『きみ、ひとを育む教師(ひと)ならば』
読書メモ ロゴ
(p69~120より。
 第2章 「子ども&親の"問題"にぶつかったら」 の残り部分です。
太字 は、この本の内容。 緑文字 は僕の個人的な意見・感想です。)

(不登校の子と向きあうとき)

・子ども自身、 理由 がはっきりしないときも多い。

・子どもからすると  理由を聞かれることは、
 そうとうしんどい。

・大人たちがしつこく理由を聞き出すようなことをすれば、
 子どもたちはその場しのぎの言い訳やウソをつくしかありません。

 「明日は、かならず行くから」といったりします。

・おちついて、 聞くことに徹する のです。

 すぐに、どうしたら登校できるかなどと、対策など考えないことです。

・せいぜい最後に、
 「あのさ、先生にできることあったら、いってくれない。
  できるかどうか、わからないけどさ・・・・・・」
 と慎ましくいう。

 こんなときは、ほんとうに慎ましい気持ちで接することが
 教員の基本です。

・親が、自分が納得、安心したいがために、
 「わかりやすい理由」がほしいのではないでしょうか。

 「わからない不安」に耐えられないのです。

・安易に「友だちが誘ってくれたら」とか、
 「お手紙を書けば」などと思うのは、
 きわめて危険な賭け。

 手紙一つでも大変な気をつかいます。

「子どもを手なずける」必要はない。

 手なずけているように見える先生は、
 まだまだ未熟で、稚拙である。

 なぜなら、子どもの創造性や意外性は
 先生の枠をはみ出ることがあたりまえだから。

・子どもたちが自分のいうことを素直に聞いてくれることは、
 ほんとうはとても「こわい」こと。

(学習に遅れのある子を担任したとき)

・家庭に活字が少ないなあと思う子に、
 読み聞かせをしたあと、
 「おもしろかった?」と聞いて「おもしろい!」といえば、
 「この本貸してあげるから、家でさ、もう一度読んでみて」
 と誘います。

・わからないとか、作業が遅いことは、
 ある意味で「いいこと」でもある。

 効率がいいということは、得るものも多いですが、
 失うものもあるのです。

 新幹線で見える景色と、
 自転車で見える景色はちがいます。

 そこに、なにかしら、よぶんな景色かもしれないけれど、
 大事なものがあると思いませんか?

大笑い こういう、世間一般でいうのとは逆の考えをする方は
   大好きです。(^0^)

   「えっ!?」って、驚きますよね。

   でも、こういう考え方は確かに成立すると思います。

   全く別の本で、「弱さ=強さ」というような主張に
   出会ったこともあります。

   その時その地点しか見ていなければ、
   確かに「弱い」「遅い」「わからない」ということは
   マイナスでしかないかもしれません。

   でも、ぐい~~~~~~んと視野を広げると、
   そのことがかえってプラスである可能性は
   十分にあるのです。

   これは、大変おもしろいテーマなので
   僕は個人的に興味津々で、
   もっともっと調べてみたいと思っています。(^^)

(好きになれない子がいたとき)

・誕生日に”さらり”と声をかける

・人格攻撃の得意な子、先生のいうことにすぐ口をはさんでくる子、
 他者に対して「上から目線」でものいいをする子。
 こうした子どもたちを、ボクもなかなか好きになれません。

 でも、じつは、そんな子も
 自分が「きらわれキャラ」だということを知りつつ、
それ以外に自分の存在を示す方法がないから
 そうしていることが多くあります

 「不安」の裏返しかもしれません。

・相手にきらわれることをわかっていながらやってしまう子どもたちを、
 ボクは「 対抗的に受容 」しておもしろがっています。

 そして、教員である自分が苦手でも、
 その子どもにも、ちゃんと友だちがいるとき、
 自分の「狭さ」をいろいろな意味で知ることになるのです。

ぽっ「対抗的に受容」の例は、p90-91に載っています。
   「大人モードを宣言する」(小学生にも、大人と同じような言い方をする)
   などです。「対抗的に受容」という表現が、見事なバランスで、
   おもしろいな、と思いました。

(学級が壊れかけているとき)

「全員静かに」は墓穴を掘る。

 この必要条件を貫徹して学級運営をするのは、
 やがてとても厳しい状態になって、
 騒いでいない子どもも先生を追い込むことになります。

「8割主義」で先へと進め

・子どもの我慢強さがなくなったのではなく、
 社会の環境が変化しているのです。

 社会全体のコミュニケーションや伝達のスピードがコンパクトになり、
 会話が単純化し、スピードも速まったと考えたほうがよい。

・心身を病む前に休む

(親に「問題」を感じたとき)

・たとえば、子育てのトラブルが「愛情不足」だとしても、
 なぜ「愛情不足」になったのか? を考えなくては
 解決に至りませんし、それは非常に難しい問題です。

 そもそも「愛情不足」とはなんでしょうか?

 わかりやすいキメ言葉は、
 中身がいまひとつ曖昧なものです。

 こういうキメ言葉のもつ、
 わかったつもりにさせるマジックに、
 ボクら教員は騙されてはいけません。

(保護者からクレーム・注意があったとき)

クレームや批判は、
 「業務上」 自分自身の未熟さを克服するよい機会 だと考えることが
 一番いい。

(家庭を「学校」にしない)

・学校には「学校のしつけ」が、 家庭では「家庭のしつけ」がある。

・親が先生化すると息苦しくなる。

・親は、教師のように常に配慮と指導を意識したものではなく、 どこか抜けているくらいがいい。

・学校は、あくまで「社会の枠」を強調し、 その社会のなかでの自分を創っていく作業を大事にします。

 家庭は、まずもって、 気軽に、おちついて、安心して、食べ、眠れるところであるべきです。


(p120まで)
==============================

次回は、
第3章 「先生になりたいと思ったら、先生を辞めたいと思ったら」
を読んでいきます。

では、また次回。

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Last updated  2012.01.24 21:35:02
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