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花村萬月さんの新刊本です。草臥しとは、1 鹿などが草の上に寝ること。また、その場所。2 山野に野宿すること。旅寝。の意味があって、本エッセイでは2を指しています。僕は初めてしりやした~以上から類推できるように、著者は放浪の旅が趣味となっていて、平気で野宿もできる。さすがに五十半ばを過ぎた今となっては車で寝るようになったと弱気ですが、こういうエッセイを読むと、旅に出たくなりますね。自然の真っただ中で得た感覚を、匠の業といっても過言ではない技術で言語化している。普段目につく草むらみたいな情景も、想像というフィルタを超えて魅力ある住居へと昇格させる。うーん、うまく表現できませんね~(呆れモード)例えば、実際泊まった普通のホテルが、プロカメラマンの静止画ではものすごいホテルに見える感じと近いかもしれません。他の作家さんではまず取り上げないであろう我が家のトイレ自慢だとか、僕はあまり興味無いオートバイの話であるとかも同列です。恐らく、持っている知識や経験をフル活用するのではなく、あえてかみ砕いき、そしゃくした結果のポテンシャルの高さから、言葉の栄養価も高いのではないかと、密かに勘ぐっております。うーん、なにを言っているのかわかりずらいですね~(諦めモード)もしかすると、森羅万象どのテーマであっても面白いエッセイとして読ませる魔力を持っているのではないか、僕はそう思いました。文章でつぶさに散りばめられた色香が、僕という新刊待ち虫をとらえて離さないのでありました。草臥し日記にほんブログ村
2009年07月31日
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ホームページに公開されていた結果です受験生が志願校の発表を見ている気分でした。やっぱ難しかったみたいですねう~ん、残念。前回の一次予選通過記事でコメント頂いた方には感謝しておりますちなみに、応募したのは文芸思潮という雑誌が応募していた文芸思潮エッセイ賞です。来年もまた応募してみようかな。
2009年07月31日
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この作品は、見たというより覗いた感じがしたので表題もそうなっています。『火星の運河』、『鏡地獄』、『芋虫』、『蟲』の全4エピソードが収録されています。 『火星の運河』は、どこからみてもシュール、その映像にポカーンとして見ていると、あっという間に終わっていた。映像作品に近いかもしれません。 明智小五郎が出てくる『鏡地獄』、『火星の運河』の浅野忠信さんイメージを引きずっていましたが、まったく別モノ。鏡職人の成宮寛貴さんは、ある種超越した感覚を持ち、鏡を作っている。その鏡を手にした女性が次々と死んでいく……動機とトリックもしっかりしている、さすがは探偵小説の元祖だと思いました。 『芋虫』がなにを意味しているのか、ここでは書けませぬ。羽をつければチョウのようになるが、ヒントでしょうか。閉じられた世界に濃厚な空気が漂っている。 この世には、あらゆる微生物が存在している。潔癖症の運転手は、いつも乗せている女優、(緒川たまきさん)に恋い焦がれる。あの妖艶さを見れば、惹かれて当然でしょうね。さすがに携帯電話が出てきた時はびっくりでしたが、好きな人を自分のものにしたい願望でいえば『芋虫』と似ています。 どのエピソードでも感心させられたのは、怪しすぎるぐらいゆがんでいる心を映像化している箇所と、それに追随する音響でした。 乱歩地獄 デラックス版にほんブログ村
2009年07月30日
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ゴシック様式で流水館という、いわくつきの館を学生サークルが訪れる。その時、驚愕とも言える現象から連続殺人が発生していく。アガサクリスティーのパロディー的作中作も事件解決要素として含まれ、恋愛もあり。リアリティーの面では、学生達がこれ程の死に直面しているというのに、冷静沈着かつ、持っている知識をあますことなく披露できるのだろうかなんて考えてしまう。確かに、ミステリーには名探偵役は不可欠なのだろうけど……もっと経験値を積んだ人が名探偵役じゃないと設定に無理があるのでは? そう思うのは、本格ミステリーの読書量が足りないのだろうか~再読すれば、この作品の良さがわかるのかもしれません。にしても、一人称視点で主人公の心の動きが細やかに描かれているので、楽しめた面もありました。ドッペルゲンガー宮にほんブログ村
2009年07月29日
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なぜか、近所には池のある公園が多い。知っているだけでも三つ、市長の趣味なのかもしれない。釣りをする人もちらほらと。時折、水面から顔を見える鯉がいたり。取り囲む木々が弱風にゆるりと揺られ。缶チューハイを飲みながら語らっている人の気持ちがわかる。この時間の公園は涼しい。弱冷房ぐらいの温度。夜は人通りが少なくなるので、冷えたコンクリで野良猫がうたた寝している。ベンチに座り、黒眼が開いた野良猫三匹を眺めているだけでもオチつく。アイデアが浮かばずとも関係ない。ただ今日は全然進んでいない
2009年07月28日
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アメリカの詩人で作家のチャールズ・ブコウスキーの自伝的映画です。小説も何作か読んでいたので、期待していました!マット・ディロンという俳優が主演、今まで知りませんでしたが、渋いですね~就職した先の仕事中に酒を飲み、何度もくびになり、かすかな失業保険をあてに、住む家さえも定まらずに飲みまくる。『作品の価値を最後に決めるのは作家自身だ』と強い信念で、いっこうに相手にされない出版社に、ひたすら原稿を送り続けている日々。バーでの女との出会いと別れ、家族からも見放される。あしたのことなど何ひとつ見えない、が手書きの原稿が遠い未来への希望となる。静かな雰囲気に、退廃的なワイルド感漂う作品でした。特筆すべきは、映画に散りばめられている心中を語る部分です。力強いメッセージの中には、繊細な詩が存在し際立っています。最近いい作品に出合う率が高く、開運しているのかもしれません。今日発売のジャンプ「ワンピース」も、コンビニで立ち読みしていて鳥肌ものでした。ついに!! 海軍本部に白ひげの登場、です!酔いどれ詩人になるまえに身のまわりはというと、昨日からPCメールで送信エラーが出て、受信しかできない状況です(泣)この手の知識に明るくないので、迷ってます~にほんブログ村
2009年07月27日
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今日は東海道線で出かけていまして、車中で浴衣姿を沢山みました。そういえば、花火の季節ですね一昔前は、花火、海にいけなかった場合、夏を楽しんでなかったなと湿っぽくなっていたのに、今はなくなっている~僕の住んでいる場所は、海岸にも近いので海へのあこがれも薄まっていたり夜ドライブの方が楽しめている今日この頃です書いてて思いました。あかん、これはヒガミや……夏中に、旅行を予定してます!場所はまだ決まっていませんが、方向は東北のどこか。それまで小説が出来上がっていることを
2009年07月26日
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大きな傷を負った過去を持った三人が、とある街で偶然であう。生きていることさえ無駄だと考えているのだけれど、ピュアな心が引き寄せる。ワイルドで喧嘩三昧の不良、いじめに合い顔に傷を残した女の子、他人の傷を自分に移動させる能力をもつ男。あまりにも切なく、引き起こる残酷な現実にいたたまれなくなりました。小池徹平役があまりにも優しすぎる!最後には三人が笑顔でいられたまま終わったのが救いです。乙一さん原作の映画、小説も読んでみたくなりました。
2009年07月25日
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定年後に作家を目指す人に向けられて書かれた本です。ちょっとネタばれ満載なので、もし読もうとしている人は、注意してください。小説家だけでなく、自伝やハウツー本、専門書にいたるまで、何をしたらいいか?を区分しています。どういう文章修業をしたらいいのか? ではなく、どういった志を持ち、進むべきかを具体的に示しています。意外にも、作家の近道はファンタジー、ホラー、官能というジャンルで行くべきだとも。でも、中高年層は今までの経験、知識があるので自伝やハウツー向きであると。出版社に企画書あるいはプロットを持ち込んで、見てもらうことを押しています。賞に応募して、受賞まで書き続けているのは相当時間がかかるからですね。自費出版や共同出版の危険性にも触れています。ここら辺は結構調べていたのでデジャブでした。年齢を重ね、組織に属していれば必ず固定概念が芽生えるのであって、脳も凝り固まる。そこで脳をほぐし、客観視の訓練を進めたり。最短で作家となりたい人には必見ですね。僕の経験になりますが、会社の同僚がマウント富士に登った話をしている時でした。同僚は、マウント富士の何合目が辛くて、大変だったという話に熱が入っていたのですが、聞いている僕はこんなことを考えていました。山に生えているキノコって、危ないものもある。例えば大笑いダケとか…… ↓人間は知っているから食わないが、動物(笑わないので)が食ったらどうなるんだろう? ↓笑うのだろうか……?もちろん、口にはだしません(笑)次の日から、距離を置かれても文句言えませんからね~まあ、かなり怪しい想像ですけども、そういう資質も必要と書かれていたので、胸のつっかえみたいなものが取れました。小説は想像力、自伝やハウツーは経験、ドキュメントは取材など、必要な資質が書かれていて明解です。中高年からの最短作家修業にほんブログ村
2009年07月24日
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のっけから、度肝を抜かれました。主人公である売れない貸本漫画家の頭の中を再現し、ふと現実にかえる。アパートを追い出され、一緒に暮らすこととなった彼女の浮気疑惑が発覚、自分の甲斐性のなさに愕然とし、追及をあきらめ、なんとなく放浪の旅に出る。コメディー要素があり~の、幻想的な流れがあります。ねじ式の意味ってそこかい! ちょっと突っ込みを入れたくなります。「無能の人」という漫画を映像化しているそうですね。B級映画的ですが、抜きん出た芸術性がそれを気にしなくさせます。【送料無料選択可!】ねじ式 / 邦画
2009年07月24日
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TVドラマで描かれた物語から3年遡った話です。草薙刑事との関係がどのようにできたかや、長澤まさみの塩野谷あかり(湯川研究室の研究生)役もチャーミングですね。殺人は密室で発生し、不可能殺人とされていた現場から解き明かしていきます。正直、どうやったのか? を推理するのは無理ですね。もし、本当に起こったのであれば、天才ガリレオでなければ解決できないでしょう。それぐらいトリックは難解、科学的には証明されていなくても、映画の中では実験で立証するから、納得しちゃうんですよね。ドラマも含め、完成度が高くて面白すぎです!(DVD)ガリレオφ
2009年07月23日
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46年の歳月を経ての記念すべき日でしたね聞いてよ、46年といえば16790日ですよ!部屋からは見れませんでしたが、テレビで見ていましたそうです、『皆既日食』です僕がテレビで見ていたのは、三地点からの中継でして、中でも悪石島という人口が数十人という小さな島からのものでした。観測する人も、制限していたみたいですね。水や宿泊とかの関係で。いや~曇り空でも充分昼間の明るさはかもしだしていたのに、時間が来ると瞬時に真っ暗ですよ!漆黒です!!まさに幻想的それはもう魅せられた、魅せられた物語の中でしか見たことなかったので、びっくりです。テレビの前でひとり歓喜の声をあげる、怪しいおっさんになってました~次は20何年後(正確な数値を失念しました……)また魅せられたいですね一変して、小説推敲も終了~原稿にして390枚、登場人物が饒舌なので、わりかし長く。よし、次書いていってみよう!
2009年07月22日
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新宿の大型書店で見つけました読破はしていませんが、パラパラめくるだけでもためになります。ハードカバーで辞書のようなボリュームはありません。各カテゴリーの感覚で区分されています。文学作品から引用し、波線の部分が感覚表現に該当するもので、それらを辞典にするという、かなり斬新です。文章を書くときに、ここはどう表現すればいいかな? と迷った時の助け舟になりますね。ワインの味とかの表現もあるので、いろんな用途で使えるのではないでしょうか。もちろん、既存作家さんの引用文なので、それなりにアレンジしなければいけません。感情表現とか、人物表現等の辞典も出版されているようなので、辞典マイブームが来るかもしれません欲を言えば、エンターテイメント系の作品も取り上げてほしいな。【内容情報】(「BOOK」データベースより)文学作品等から「感覚」を表現する言葉の用例を集めた辞典。102人の作家の314作品より4642点の用例を集め、光影・色彩・動き・状態・音声・音響・嗅覚・触感・痛痒・湿度・温度の12分野に分類・整理する。巻末に感覚表現別の五十音順索引を付す。―漱石・芥川から春樹・ばななまで多彩な感覚描写を収録。 【目次】(「BOOK」データベースより)光影/色彩/動き/状態/音声/音響/嗅覚/味覚/触感/痛痒〔ほか〕感覚表現辞典今日はブログ開設100日でした長く続けれるといいな
2009年07月21日
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クリアもせず、中ボスでつまずき、しばらくやらなかったRPGです。なぜか今日になって久々のプレイ。攻略サイトの情報を頼りに、何とか進みましたやっていくうちに、メタクタ面白くなり、もうすぐクリア目前だったり。このゲームの特色は、人間パートとガンダムのような機械パートが分かれていることで、強さも戦闘力も全然ちがいます。前のデータを残しておいてよかった!【新品】PS2 ゼノサーガエピソード3【ツァラトゥストラはかく語りき】その他、今日も推敲の一日でした~
2009年07月20日
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今日は出来上がった小説をひたすら推敲してました。途中までネットに載せてしまっているから推敲誤字脱字なおしで推敲自分でも意味もわからない表現を推敲話の前後が破綻していたので推敲推敲していなかった作品の分まで推敲つまらない作業なのだけれど、けっこうひどかったのでなかなか止められずまだ何日か続きそうです~ふと休憩中に見たNHK教育テレビが面白かった内容は携帯電話の歴史から進化についての番組です。『プロジェクトX』的な感じです。指をはさんで回転ダイヤルの電話(けっこう大きな基板で通話の機能を果たし)と、初期の携帯電話(システムLSIという小さい集約回路のチップで通話の機能を果たし)の構造を分解した状態で比較する。最近になると、テレビやネットを見るために画面が大きくなってきた等。バッテリーについても特集されていました。今研究されているのは、自家発電できるものらしいです。充電しなくとも、半永久的につかえる。まだ大きさの問題があるようですが、近い将来は携帯電話での使用も実現するとのこと。エコですね~すばらしい!他の番組ですが、電気代はある一定の使用料を超えると単価が上がるらしいです。例えば(※正確な値ではありません)トータル使用料 単価1kW~10kW 1kWあたり20円11kW~100kW 1kWあたり25円101kW以上 1kWあたり30円みたいな。今日初めて知りました。いや~使い過ぎに注意しないと。
2009年07月19日
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午前中に郵便物を確認すると、出版社からの通知書が混じっていました内容は、以前投稿したエッセイ賞の中間報告でしたご丁寧にも、一次選考通過のお知らせがやった! と思い、前回の結果をみると、一次選考通過作品の数が多く、選考数も多い……いや、少しの間だけでも嬉しい時には浮かれようと思い、今日は随分進みました
2009年07月18日
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ここ二、三日風邪をひいてました~鼻がメインの症状で、あまり酷くならずに回復。今日は普通です。その間、心の風邪の方がひどかったように思います~こういう時は、本来ならいい作品だったとしても、心が狭くなっているので、つまらないって思っちゃうもの。てことで、本も読めずに書けず。一日が勿体なかったなぁ朝ニュースを見ていると、某大学の生徒がお手洗いの個室で食事をしているという特集がありました。えっ? って思ったのだけれど、理由は一人で食事が嫌だかららしいです。取材で、数人の生徒が学食を使って実験台となり、もし誰とも予定が合わなかったりする場合を想定したシュミレーションをしていました。実際やってみると、うつむいてたり、勉強しているふりをしながらだったり、電話しながらだったりで食事を済ませていました。やり終えて、お手洗いの個室で食事している人の気持ちがわかるという結論でした。それでいて大学の敷地外であれば特に気にならない。要は哀れに思われるのが怖いみたいです。テレビなので、快く取材を受けてくれそうな、皆でワイワイやるようなタイプの人を選んでいるようにも見えますが、(学食で一人で食事なんて、余裕っすよみたいな人は選ばずに)まあ、哀れに思われるのが怖いのが一般的なんでしょうね。僕の場合、学食でも一人で食べることに慣れていたので、そういった心配はありませんでした。なので、今の大学生って大変だなと。
2009年07月17日
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前回の記事ですが、今書いているミステリー小説に内容を変えて流用しました~書いていくうちに、丁度フィットする場面があったので。進捗としては、もうすぐ書き終わります。でも、さっき最後のトリックを思いついたので、行き当たりばったり感満載だったり。終われば、メフィスト賞向けをがんばれます!そのためにも、勉強するつもりでもあります。生意気にも、資料収集をしてみたり。最初っからそっちに力を注ぐべきかもしれませんが、途中で放置したものも何篇かあったので、それが癖にならないためにもってことで。初夏の時期って、不思議とミステリーが読みたくなるんですよね。僕の場合、ホラーではなく、ミステリーです。目が元気で、集中力が持続するのであればずっと読んでいたいぐらいそれではおやすみなさいまし
2009年07月15日
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コーヒーとお茶にはカフェインが含まれている。でもペットボトルのお茶をガブガブ飲んだところで眼が冴えて来たという経験がない。冷蔵庫にコーヒーとお茶が入っていて、眠気を押さえなければいけない時、少量であってもコーヒーを選ぶだろう。でも、本当は同じ量のカフェインが含まれる。これを推理小説で例えると、A(危ない雰囲気の人)とB(普通の人)の犯人候補がいたとして、両者共アリバイがなく、かつ動機は充分だったとする。そうなると、見てくれで判断し、Aではないかと考える。実際の犯人はAとBの共犯である。逆に、風邪をひき、買い置きしていた風邪薬を飲んだとする。次の朝、完治した状態で目覚め、掃除していると、昨日飲んだのは風邪薬ではなくビタミンサプリだと知る。同じくA(危ない雰囲気の人)とB(普通の人)の犯人候補がいたとして、両者共アリバイがなく、かつ動機は充分だったとする。そうなると、見てくれで判断し、Aではないかと考える。実際の犯人はBである。結構強引ではありますが最近読んだ推理小説ではこういった感じで犯人当てを外すんですよね~
2009年07月15日
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を読んだ。八編の短編。個々で独立している。全編、今の不良が出てくる。その文体に無駄な贅肉がない。スピード重視の短距離走を見るよう。身近ではない世界なのにリアルと感じる。エグイ描写に引きながら、次を読みたくなる。ハイドボイルドの新化系、小説であるから面白い。にほんブログ村今日は本当に暑かったですちょっとした距離なのに、電車で座れなくてつらかった~普段飲んでいる水が、格別に美味しかった
2009年07月14日
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楽天ブログはテーマを投稿できると知ったので、『好きな作家さん』を投稿しました。これは、・その作家さんの出版物は殆ど読んでしまったけれど、ブログに書きたい。・今日読んだものではないけれど、その作家さんのことが頭から離れない。・出版物を手にして、過去を思い出した。・その作家さんがどれだけ好きなのかを示していきたい。・ネタに困った。等のどれかが発生した場合に使えればいいという意図があります。偉そうな前おきが長くなってしましましたが(汗)、第一回目は『中島らも』さんです。ご存じの方もいると思いますが、今は亡き人です。時々、ふっと新刊を出して、驚かしてくれるのではないかなんて思ったりもします。僕が趣味は読書にしようとする前、中島らものエッセイに出会いました。確かBOOKOFFで買った覚えがあります。そのエッセイは社会人として活躍されている頃の話がメインであり、コピーライターとしての極意、日々出会う変な人、自分なりの営業の仕方がオチ付きで書かれているのを思い出します。本って関西弁もでてくるんや! なる衝撃もあったり。高校生の頃からアルバイトはしていたので、漠然と社会人の大変さみたいなものはわかっていたつもりでしたが、社会に出ても、厳しいだけではなくこんな愉快な人たちがいるんだなぁと思いました。エッセイを読んだだけで、少なからず将来が明るくなりました。中島らもさんは、「俺は作家なので体験主義」と豪語し、読者を不安にさせるようなことまでしながら有言実行していきました。体裁を飾らず、赤裸々に告白していき、それでいて読者をダークな気分にもさせない。ビートルズよりもローリングストーンズが好きなように、文学よりもシュールレアリズムを好んだように、癖のあるものに惹かれている。いつの間にか、新刊を待ち望むファンになっていました。晩年、次の曲を書かれていました。最近では藤木直人さんがアレンジしてカバーしている曲です。『いいんだよ』殆ど放送禁止用語が混じっているのですが、中でも、「君がいいやつで だからだめなやつで 自分のしたいことが 全然わからなくても いいんだよ いいんだよ」というフレーズが心にしみてきました。ここに紹介していない歌詞も含めて物語るように、すべてを受け入れてあげるから、心配しなくていいんだよ。この曲を聴き、どれだけ救われたかわかりません。最近になっても、YouTobeで中島らもさんの出演している映像を探していたほどです。ここまで書いてみて、うーん、まだまだ書き足りませんね!第2弾を書くかもしれません。
2009年07月13日
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を読みました。1977年に書き終えているから、僕の生まれる1年前であり、発行は1980年とされています。その時代背景や映画、音楽、もちろん小説までの意見が述べられている。辛口批評しながら、その理由についてもきちんと説明している。五木寛之さんと言えば、多作で有名ですし、『青春の門』も本当に読みやすい。このエッセイを見れば多作であることを納得しました。量より質が美徳とされていた風潮があったみたいで、それをよしとしない者にはあまり良い目では見られていなかったみたいですね。質の良いものを書いて、質の良い人だけに読まれても、小説にかぎらず活性化にならないというのが言い分でした。確かにそうだな! と思いました。もしかしたら、今でいうエンターテイメントと純文学の中間ぐらいの小説を書いた先駆者かもしれませんね。40歳を超えてデビューした松本清張さんの創作意欲に感心していたり。良い言葉ではありませんが、シカト(無視すること)をシカトオとされているのが面白かったりしますね。面白い小説がないなら、自分で書きたらいいのだが、そう簡単にはいかないと愚痴っていたのもほほえましかったり。小説家になるには、小説家のような文章ではなく、小説家離れした文章を書いた方が近道だなんてことも書いてありました。即座に頭に刻み込みましたよ!
2009年07月13日
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知らない番号から電話がかかってきた。それほど遠くない市外局番だ。スルーして留守電をきく。マンション購入を進めてくる営業からだった。この人と最初に会ったのは、僕がまだ会社員のころであり、去年のくれあたり。インターホンが鳴り、ドアの先にコートを着て立っていた。気が弱いので、話を聞き、年収や業種等を書き込むアンケートに若干の嘘を加えて提出。この時、明確な拒否がなかったから、今に至っているのだ。最初の頃はけっこうしつこかったので、「こういうものは、しつこくされても自分が買おうと思わなければだめですよ」「そうですね。なので是非とも弊社のシュールームを見学されては如何でしょうか」「今は考えていません、資金もありませんので」「だいたいのお客様はそうなんですよ。ローンを組んで……」みたいなやりとりを繰り返し、うんざり。取り越し苦労になるから他を当たってくれとも言ったはずなのに、無理。家族と彼女に相談するから待ってくれなんてことで話が終った。それからというもの、十回以上電話があったのだが、すべて応じなかった。番号通知はしてくるので、時には携帯電話、時には東京03だったり。で、今日もかかってきたわけ。あの執着心はどこからくるのかな。押しまくれば、いずれなびくとでも思っているのかね。アポなしであれ、説明を受けたとしても、あれは魅力的だなと思案して、こっちが出向くのが本来の形だと思うんだけど。十回以上も「どうですか? その気になりましたか?」なんて催促されれば、普通の人は興覚めするんじゃないかなと。そういう営業マンって、コミュニケーション能力は、僕の数倍優れているような人なので、もっと別のことに使えばいいのに。子供のころは、教材を売りに来る業者もいたっけ。その時は、あまりにもしつこかったので祖父が追い出してくれた。その点、宗教や新聞の勧誘はまだまし。こっちがその気ない態度を見せるだけで、引き下がってくれる。あるいは、会社間の営業だったら話は別なんだけどね。例えば良い製品が開発されたので、意欲的なプレゼンをしにくるとか。
2009年07月12日
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龍臥亭事件(上)を読んでからだいぶ時間がたってしまったのだけれど、ようやく読了した。これだけ長いと、内容の中だるみを懸念するのだけれど、裏切られた。中だるみしたのは僕の集中力だけだった……最後まで気が抜けない展開となっている。移ろいやすい感情の石岡が、時には危ない目にあいながらも、全力で解決していく。亡霊と表された者が、まさか!?壮大なスケールの情報量と殺人動機。サプライズの連続だった。残念ながら、僕の犯人予想ははずれ。特に、作中にある、昭和初期に起こった事件のモデルが本当にあったものには驚きだった。事実は小説よりも奇なり!龍臥亭事件(下)
2009年07月11日
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昨日購入した二冊目です。帯に、「お金の本質を見抜けなければ、一生搾取される!」なんて書かれていたので、思わず買っちゃいました。先日、銀行の通帳を更新してみると、この収入はなんだっけな? って考え込んだぐらい、僕はお金に無頓着なので、もっと危機感を持とう!と思った理由もあります。 対談と語り下ろしが交互になって進んでいくもの。内容的にも大変わかりやすく説明されています。ただ「貯金はしない方がいい」論は、確かに景気を良くする結果につながるのですが、今の僕には厳しいなかと。これから起業を考えている人や、ギャンブルにはまってやめたい人にはお勧めですね。僕はどちらも当てはまらないのですが、お金の使い方については参考になりました。
2009年07月11日
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今日書店で購入した1冊目です。世界の名作文学をまんが化されたものです。父の遺産を相続した貴族、文学好きで将来作家になろうとしている私が主人公になっていて、メイドの出したマドレーヌを食した時に過去の記憶が蘇る。そこから物語は始まりをむかえます。社交界での苦悩、恋愛、小説を書き始めるまでを描いています。正直、男爵のおっちゃんが同性愛者で、そのシーンがこれでもかというぐらいあるので、少々ゲンナリする側面もありました。主人公がそれで衝撃を受けたのはわかるけど、世界でも名だたる文学作品なのだし、もうちょっと違う部分を書いてもいいんじゃないか、と思いました。それを抜きにすると、なぜこの物語が書かれたのかがわかります。第一次世界大戦で失ったものは大きく、ぼっちゃんとして育った私には、なおさら衝撃が大きかった。心が冷え切り、人生の目的を失った中、あるオーケストラを聴き、再度過去の回想が始まる。それが、晩年になってから、自身の人生を大長編として執筆する様は感動的でした。失われた時を求めて
2009年07月10日
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窓の社で紹介されているフリーソフトです。周波数を可変していって、どこまで聞こえるかを試すソフト、基本的には可聴周波数が高い方が、耳年齢が若いということになっています。ニュースで、とある公園に深夜でも若者がたむろすることを防止するため、高周波数の出る装置を設置しているというのが特集されていました。(最近では取り外すのどうのみたいな話もありましたが)実際、若い人が試してみると、黒板を爪で引っ掻いたような音がすると表現していました。ぞっとしますね~まあ、それはさておき、僕も試しにやってみました。このソフトは、黒板を爪引っ掻きではなく、ピーと聞こえます。聴覚検査でやるような感じですね。結果は…………15MHz何回聞いても同じでした。17MHz以上が若者の目安らしいので、この結果は、若くはない(苦笑)15MHzの場合、耳年齢○○歳的な評価はないようなので、それ以上は何も言えません。う~ん、気を取り直して、書店に行ってきます~
2009年07月10日
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売ろうと思って、でも取っておいたゲーム攻略本です。なぜ取り上げたかというと、ネタになったからです。特にモンスターのデータべースはかなり丁寧になっている。ファンタジー小説を書くときに、参考になるとは思いませんでした。まんま、形と名前を流用するのは気が引けるので、ちょっとアレンジし、使わしてもらいます。それにしても、辞書に匹敵する分厚さ。この本を書いて編集する人って大変なんだろうなと思いました。ワイルドアームズザフォースデトネイターコンプリートガイド
2009年07月09日
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なんやかんやでこの時間になってしまいました書き始めは、若干キーボードを叩く手が重かったのですが、深夜になってから、休憩いらずでした昼に飲んだコーヒーが効いてきたのかもまあ、頭が冴える時間を考えると、完全に夜型ですね~僕の知る限り、両親は本当に規則正しい生活です何十年って、同じような時間に起き、寝るってほんとすごい尊敬するところ間違っているかも……まあ、いいやと思いつつ、もうチョイしてから寝ます
2009年07月08日
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今日は市民税、住民税を納税してきました。郵便局が近くにあると便利ですね帰り道、遠回りして散歩していましたその間、急に書きたい欲が舞い降りてきましたちょっと前までに10枚近く書いていたのですが、全然まだ書きたい欲が収まっていません今日は限界までいってみよういつもこうだと良いんだけどな~
2009年07月08日
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初見作者で、文中のまんがの挿絵に引かれ、衝動買いした本です。加えて著者は、大学で民族学を学ばれ、まんが関係の編集者をへて、まんがの原作者、評論家、小説家、大学の特別講師でもあるという、異例の経歴をもっているからなおさら興味を持ちました。表題の『キャラクター小説』とはライトノベルであり、数ページ目から「文学」の起源のときからあったと言いきっています。それは文体等ではなく、構造上の話です。当然ながら、僕もその時点ではぴんときませんでした。まんがの挿絵は、様々な作品が出てきますが、中でも天才と言われた手塚治作品を例にとると、実はキャラクターの動きはパターン化されている。創作する上でやっておきたい訓練を交えつつ、ハリウッド映画の脚本作法からテキストをもってくる。取り上げたのは、小説創作にだって生きてくるからです。もちろん、「ライトノベル」作品も「文学」作品も例にとっています。という感じでどんどん話が広がっていきます。これは収束するのかな? と思うぐらいですが、とり越し苦労でした。読んだあとには、そういうことか! なんて思いました。感想としては、ライトノベルの書き手だけに向けられた書ではなく、さらに言えば、何かしらの賞を取るための書でもないというものでした。それでも、創作する側としては、だいぶ気を楽にさせてくれます。小説の構造上、ライトノベルも含めたエンターテイメント小説と文学系小説の垣根は、実はあまりないという方法論を唱えています。まるでジャンルに固執した評論家への挑戦状のような書でもありますが、僕はこういうの好きです。あらゆる物語入門者へ贈る、物語の仕組み! なる内容紹介があったのも納得でした。1センテンスもそこそこ長いのにも関わらず、次々と読んじゃう本です。それは、著者が大学卒業後の進路を考えていた時、「君の文章は学者向きではない」教授からの言葉が物語っている意図がそこにあるのかもしれません。要は、読み手を意識しているからだと。著者の小説も読んでみたいですね。キャラクター小説の作り方
2009年07月07日
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午前中はハローワークのお世話になりました。職業別相談所の込み具合が、業種によって違うんですよね。当たり前なんだけども。最近は、技術系の求人が増えてきたように思えます。もしかして景気回復?一方、面接までたどりつけないパターンばっかでして。募集も多くなっているから、書類審査も厳しいのかもしれませんね。けっこう考え込むとまいっちゃうから、のんびりやっていく予定です。
2009年07月06日
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新たな小説投稿サイトに登録させてもらいました『NEWVEL LIBRARY』というサイト名です。利用規約もきっちりしているし、無料投稿が可能です。登場人物タグも作成できるので、読者にもやさしいサイトだと思います作品は『異界へのオーバードーズ』、これは『小説家になろう』で載せているものと同じです。『NEWVEL LIBRARY』のURLhttp://www.newvel.jp/library/後、ニコニコ市場に僕の著作が載っていました!ゲーム『ウィザードリー7』を進めていくというネット動画にリンクされています嬉しいです!管理人さんの連絡先がわからないのでお礼が言えないんですが、この場をかりて「ありがとうございます!!」『【第四話】PS版ウィザードリィ7を行ける所までいってみる ゆっくり声』のURLhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm7476135昨日、飲み過ぎましたその状態でブログ更新しているなんて……デンジャラスですね少々運動したら、だいぶましになったので、よかったです。
2009年07月05日
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最近、相次いで偉人の訃報が絶えないので、僕の中での偉人はなんぞやと思い、読み返しました。訃報はどうしようもないのだけれど、悔やんでも悔やみきれない人はいます。その一人、奥山貴宏さんは今は亡き人です。メディアで見かけたのは『ジャンジャネ』という番組でした。現実社会で絶望し、まるでファッション感覚のようにリストカットをするような若者が議論するなか、奥山氏は意見を述べていました。しゃべるのもやっとであり、余命を宣告され、ガンと戦い、一日でも生き抜きたいと思っている奥山貴宏さんのメッセージは強烈でした。それを聞いて、どんだけ自分たちは恵まれているのかを再認識した映像もありました。お涙ちょうだいの闘病記であれば、他にも沢山の書物がある。そういうのを欲するのであれば、この本を読まなくてもいい。というスタンスで書かれています。本書は残り少ない命で、命を削るように書かれている。しんみりしないよう、あえて悪者ぶり、シニカルな視点で現状を見据えている。どうやって強く生きていくべきかを、なに不自由ない暮らしがどれだけ幸せなのかを、問いかけてきます。ストレートではなく、バックグラウンドでそういう想いがあります。【古本】31歳ガン漂流/奥山貴宏奥山貴宏さんが闘病中、頭を駆け巡った音源です。アンダーワールドの『ボーン・スリッピー』、とある映画のエンディングテーマになっています。歌詞については、僕もあまり理解していないのですが、やっちまったけど、なんとかなるぜ的なニュアンスが伝わってきます。【中古CD】ボーン・スリッピー 2003/アンダーワールド
2009年07月04日
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一時期、原田宗典さんの著書はむさぼるように読んでいたので、安心して読めました。内容としては、大学在学中から就職して間もないころまでを描いたエッセイです。痛快で面白可笑しく読めるのに、コピーライターとして働き出す最中、厳しい上司の話もあったり、時代を感じるコピー等があって懐かしんだり。ご本人は苦労されていると書かれているのに、読んでいる方は、笑えるんですね。しかも、ちっともみじめではない。自意識過剰が社会に出てからは通用しえないというのは共感しました。知ったかぶりが、後で大変なことになるとか、うんうんと唸ってました。文中の先輩がコメントしているように、原田宗典さんは『モテる』僕もそう思います。モテるとは、異性だけではなく、同性からもという意味で。それにしても、半年間で四回の引っ越ししているので、それは大変だなと。【内容情報】(「BOOK」データベースより)ベンツの運転を任されてびびり、下宿に引いた電話にはしゃぎ、初めての自分の名刺にときめき、何でも見透かす先輩の千里眼におののき、自分ほど盛り上がってくれない恋人に失望―。次から次へと訪れる困難と、めくるめくパニックに原田青年は耐えられるのか!?「まだまだ青いぞ」度一〇〇%エッセイ。新人だった!
2009年07月04日
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まさに革命ですマルチモニタと言えば、出来る人にだけ許された機器だと思っていたので実現できたのも、近年の液晶モニタ価格が激安だからですWXGA(1440×900)で15,000円は相当ですよ~価格に比例してくるコントラスト比だとかは低くても問題ないです。むしろ、僕の眼は、濃い色をした画面や輝度の高い画面を見ているとあっという間に充血してくるので、薄暗い画面の方が目に優しいんですよね。ちなみに、視力は1.0から1.2をキープしています。ばらつきがあるのは、健康診断時にどれだけ疲労が残っているかで代わってくるんですね。限りある僕の自慢でした。それはさておき、この価格は儲かるのか心配になるぐらいです。(モニタ開発業務をしていた感想として……)セッティングには手間取って、ようやく映った感じです買ったのは、右側の小さい方です~デスクトップは足元に隠れています。ジワジワと慣れて、いずれは手が休まる時間さえない状態になりたいですね。アイデアが在りすぎて、休む暇のないとか。
2009年07月03日
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大槻ケンヂさんの原作『グミ・チョコレート・パイン』のグミ編を読んだのが、まだ大学に入り立てで十代の頃だった。当然のことながら、ミュージシャンとしても活躍されていたし、まさか小説も書かれいるのかと衝撃を受けていたと思う。冒頭の大橋賢三(大森南朋)は会社をリストラされて久しぶりに実家に帰ってきた。母親が残していたのは手紙の束、その中には高校時代に憧れたあの子からの手紙が混じっていた。冒頭の部分から、僕の持っていた記憶がいかにいい加減であるかと再認識した。ストーリー展開はこんなだったっけ? とまるで覚えていない。反面、映画の中で強烈に感じ取ったものは、原作を読んだ時と変わらなかった。青春映画の代表作として、ウォーターボーイズやルーキーズ、クローズは、僕の学生時代とは無縁の話であり、それで感動するしないの話は別として、まったく非日常的なストーリーである。『グミ・チョコレート・パイン』の意味するものは、ジャンケンでのゲームを例えとし、同じ時を過ごしていても、グミで進む人(2歩進む)がいれば、チョコレートで進む人(6歩進む)もいる。誰も知らないような映画や音楽を聴くにつれ、それらの持っている力は勉強やクラスメートとの会話を凌駕する。人とは違うんだと陶酔しているうちに、どんどん先に進んでいく人を見、焦りを感じる。気がつけば、自分が放りだされていることに気が付く。この人が表現しているのは、学生時代の自分に近いものなんだと切実に思い、泣きの部分はないのだけれども、かなり切なくなった。全編ダークではなく、リピドー的コメディー要素があって、消化不良を起こすこともない。制作年が2007年であり、良い作品は時を経ても映画化と考えただけでも嬉しくなった。 【DVD】グミ・チョコレート・パイン邦画
2009年07月03日
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テーマに沿った話題とは言い難いのですが、最近ゲームをしなくなりました。時間がないわけでもないんですけどね~わけは、ニコニコ動画にて人がやっているのを見るのが楽しいからですゲームセンターに行き、人が無言でプレイしているのであれば、そこまで楽しめないのかもしれません。ネットラジオで鍛えているトーク力がエンターテイメント性を高めているんでしょうねとても素人とは思えない面白さを持っている方が沢山います。そういった点で、テレビでは放映されない規格番組を作れちゃうのが、ニコニコ動画の魅力の一つです。特にはまっているのが、『シムシティ』シリーズです。ゲームの概要としては、市長になって街を開発していくというストーリーですね。住宅や商業、工業地区を選定したり、道路で込み入ってくれば、バス停や鉄道を設置し、学校から消防署、カジノやスタジアムまであり、それらがさまざまな要素で関係してきます正直、街はこうやって発展していくのかと思わされるぐらい関心します。県民税、市民税もこうやって使われているのかなと理解すれば、ちょっとは払いやすくなるのかも。逆に、あまりにも綿密に作られている『シムシティ』シリーズなので、僕レベルは楽しんでプレーできそうにありません
2009年07月02日
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島田荘司著の長編推理小説『龍臥亭事件 (上)』を読んだ。名探偵、御手洗潔が日本を留守にしている間、推理作家の石岡に依頼が舞い込む。その依頼は、岡山県まで悪霊祓いに行くという目的である。霊感の導かれるように、龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。そこで石岡は、世にもおぞましい、大量連続殺人事件に遭遇する。田舎の田園風景がイメージしやすかった。知り合いに名探偵が存在するが故、自信のなさといい、推理の進行速度といい、感情移入しやすい。御手洗潔が登場する小説はもっと派手で、突拍子もないので、本作は落ち着いて読むのにはうってつけなのではないかと思う。主人公が推理作家とだけあって、連続殺人が起こっても龍臥亭に居座り、警官と協力していく様もリアリティーを失っていない。ただ、全体的には本格推理小説のオーラが漂っているので、どの描写に犯人当てのヒントが隠されているのか、わからないというスリリングさがある。気を抜いていると、即座に犯人当てレースから脱落しえる感じだ。『これはたいしたことではないように思えるが○○は~~』なんて文章があると、どうでもいい話なのに余計気になってくる。『龍臥亭事件 (下)』も楽しみだ。龍臥亭事件(上)かなり長いので(原稿用紙換算枚数2000枚)『龍臥亭事件 (下)』は読了後、レビューを予定。
2009年07月01日
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