チャッピー
その日は、私の母の三回忌の法要の日でした。
寝たきりになった チャッピー
を置いて行くのは気がかりでしたが
旦那ともども、法事に行かないわけにはいきません。
ただ、法事の後の食事会はキャンセルして家へ帰って来ました。
チャッピー
は大人しく待っていてくれました。
ポカリスエットをシリンジで口の中に入れるとゴックンしました。
チャッピー
は穏やかな顔をしています。
私は チャッピー
の寝ているすぐ横でをしていました。
チャッピー
の様子をチラチラ見ながら、皆さんのブログを読んだり
私のブログへのコメントを見たりしていたのですが
ふと、 チャッピー
を見ると呼吸をしていません![]()
今の今まで、ほんの数秒前までは息をしていたのに・・・。
唇はまだピンク色でした。
勿論、身体は暖かく肉球もピンク色です。
チャッピー
を段ボール箱の棺に納めて、の仏壇の前に寝かせました。
大和
はまだ暖かい チャッピー
にちょっかいを出します。
旅立ってから二日後に火葬しました。
の仏壇は大入り満員になっています。
家の庭にはのお骨を納められるようにお墓が作ってあります。
なのに、今までに看取ったのお骨は遺影の後ろに置いています。
この家で亡くなった最初の2匹のお骨は庭のお墓に納めました。
その後、旦那と結婚し旦那の家に引っ越す可能性があるのと
家の敷地内のお墓といえども、お骨を手放すのが寂しいのとで
お墓に納めるのを止めていました。
と、躊躇している間に20年近く経ちました。
チャッピー
を祭るにも手ぜまなので、思い切ってお墓に納骨することにしました。
しんみりした気分
で納骨の準備していたのに
やんちゃ坊主の 大和
が来て、 チャッピー
の祭壇の白い布を引っ張り
線香立てを倒して灰を散らかすは、水の器はひっくり返すはで
大騒動になりました![]()
気を取り直して庭のお墓へ
手前の蓋石を開けると、20年以上前に納めた遺骨が
土に還ることなく形を留めていました。
納骨を開始して21匹と2匹を納めるとお墓が
家の中の仏壇では チャッピー
をゆったりお祭りすることができました
チャッピー
の後ろに、 アラン
の遺骨だけが残っています。
旦那と相思相愛だったので、旦那から納骨に待ったがかかりました。
<不思議に思う事>
遺影の写真の チャッピー
は
正面を向いて見ていますが
右から見ると目が左を向き、左から見ると目が右を向きます。
私が左から チャッピー
を見て、旦那は右から チャッピー
を見ると
それぞれの方向に視線が向いているように見えます。
気のせいかしら