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2003年03月28日
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 在宅ワーク情報の「 女性のパソコン

 ちょうど書店に行く機会があったのでパラパラと見てみたら、切手ぐらいのサイズで隅のほうに小さく小さく掲載されていた。立ち読みしただけなので正確には引用できないが、「クライアントからの意見にも耳を傾けてみよう」といったニュアンスで書かれていた。

 1/5頁程度のカコミのさらにその一部分なので、字数に制限があるのはわかるが、一言お断りしておくと、当方の意図は、「クライアント側の論理」を振りかざすことではない。

 たしかにこれまでの日記には、発注者の立場から非常識な「SOHO」への鬱憤を書き散らかしたものもある。だが、ふがいない「SOHO」たちの問題点を通して、プロとして働くというのはどういうことなのか、仕事に大切なのは何かを問い続けてきたつもりだ。変な話かもしれないが、日記を読み返しながら自分自身の襟を正すこともある。

 編集部が、当サイトを「クライアントの一方的な言い分」と解釈したのなら、それは私の筆力が足りないということなのだろう。しかし、もしもそうでないとしたら、あの紹介文は読者に禍根を残す誤解を与えはしないだろうか。

 当該ムックのターゲット層は、これから在宅ワーカーとして働きたい主婦、あるいは在宅ワーカー初心者のようだ。まさにSOHOとしての常識を身につけ始めた人たちである。

 その人たちに対する読み物として、「発注側には発注側の、請負側には請負側の言い分がある、立場が違えば言い分も違う」と受け取られかねないような構成はいかがなものか。

 それはまさに哲学でいう「相対主義」の立場であり、合理的真実にヴェールをかぶせる役割を果たしかねない。何に対する「合理的真実」か。すなわち、この社会構造の中でSOHOとして働くことの真実である。



 何よりそうした「相対主義」の主張は結局、中小編集プロダクションと在宅ワーカーが相容れない対立関係にあるという価値観を生む。そうやって無限の対立を作り出すことは、結果的に誰を喜ばせることになるのか、書籍・雑誌媒体であれ、ホームページであれ、本当にSOHOを「支援」する意図があるのなら、そこを見失ってはならないと思う。

「そうはいっても、しょせん発注側は強い立場だ。弱い立場のSOHOをあげつらっているだけではないか」という人もいるだろう。

 私、というより弊社は吹けば飛ぶような編集プロダクションであり、より大手のプロダクションや出版社からの仕事を請け負っている。つまり、発注者でもあり請負者でもあるわけだ。「Small Office」という点では弊社もSOHOなのである。

 そこで、今後はサイトの名称も「悪徳SOHO劣伝」から「悪徳SOHO・無法ビジネス列伝」と変更し、請負者の視点からの話も少しずつ加えていきたいと思う。SOHOたちが最も知りたがっている債権回収の話も、差し障りのない範囲で紹介していくつもりだ。





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最終更新日  2003年04月01日 01時46分33秒
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