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最近、ゲルマニウム温浴(よくあるラジウム温泉とは別物)やらゲルマニウムネックレスやら、一般の人でもゲルマニウム(半導体)に触れる機会があるようだ。大学で半導体物性の研究室に所属して以来10年近く半導体の世界に関わってきた僕だが、一体ゲルマニウムがどうして体に良いと主張されているのか分からないので、ちょっとネットで調べてみた。(もっとも今の半導体素子はほとんどがゲルマニウムではなくてシリコンだけど)

ところが、、、、どれもこれもまとまな説明がないどころか、明らかにありえない説明をしていたりする。もし関係者がいたら是非科学的で納得できる説明をして欲しいものだ。
ほとんどの記述は例えば「ゲルマニウムは血行を促進し」みたいに理由がまったく書かれていない。そんな中でわずかに見つけた科学的を装った(?)説明が以下の説明。

「ゲルマニウムは32℃以上になると熱エネルギーで自由電子を放出し、、、」

思わず失笑。絶対にあり得ない。
そもそもゲルマニウムには自由電子はない。自由電子が存在するなら金属であって半導体ではない。
さらに32℃以上で電子を放出するだって?アホか。熱エネルギーで電子が原子外に放出されるためには熱エネルギーが原子核とのクーロン力よりも大きくなくてはならならない。電子の熱エネルギーは「k*T」で計算でき(kはボルツマン定数、Tは絶対温度)るし、原子核とのクーロン力もお気軽に(?)定義するなら「電子親和力」を調べればすぐ分かるので、比較は可能だ。しかしそんなことをするまでもなく、半導体物性に関わったことにある人なら結果は明白なので計算する気もおきない。

さらに意味もなく「FTIRによる放射率測定結果」なるものが掲載されていたり。そのデータで何が言いたいのかさっぱり分からない。ちなみにFTIRで測定できるのは吸収率(または透過率)であって放射率(?)なんて測定できない。

どのwebサイトを調べてもこんな胡散臭い説明ばかり、、、。関係者がいたら是非もっとまとまな説明を聞いてみたい、、、。





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Last updated  2006/02/05 12:51:44 AM
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