母は、以前ご紹介した柏市の吉田邸訪問以来、
こういった旧家訪問が気に入っています。
どちらも江戸期からの古い庭や屋敷を公開しているのですが、
比較的最近まで当主の方が、古い家具や道具を大切にしながら、
実際に居住されていたという特徴があります。
今回私たちが一番驚き、気に入ったのがこの台所器具です。
さて、これは何だと思いますか?
正解は、昭和初期のパン焼き機。
当主の奥方がパンがお好きで、これでパンを焼いていたそうです。
一番下の段に、おそらく炭を置き、上の段にパン種を並べたのでしょう。
わが家も父がパン好きで、
小さい頃からフランスパンなど食していましたが、
家庭用パン焼き機が存在するなんて想像もしませんでした。
この他に布巾などを乾燥させる乾燥機もありました。
水屋箪笥、蠅帳、ちゃぶ台、古時計…、
母は娘時代の記憶に遊び、ずっとハイテンションでした。
母屋の作りは母の実家に近い感じなのでしょうが、
高梨邸は醤油醸造を営んでいた名主の家柄なので、
邸内には他に長屋門、書院、稲荷神社など、多くの建物が点在しています。
醸造の神様も祀られています。
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萌芽月さんComments