ドモー。
では、【前編】の続き。

本当は富士8合目でリタイアしようかと思ってました。
ずっと頂上のゴールを眺めては、「まだまだ先だな」と悲壮感ばかり感じてたりして。
途中、急な岩ばっかり登る箇所が8合目まであって、荷物が超重たくて、吐きそうだったの。
でも、優しい友人Tは「その重たい一眼レフ持つよ!」とか「ストック持つよ!」と
随分助けられて、何とか8合目の山小屋へ到着。
その日は、その山小屋へ宿泊の為、山頂までの必要な荷物以外は置いていける訳で、
荷物が軽くなった分、8合目でリタイヤせずに山頂を目指す事にしました。
ツアー的には4人ほどリタイヤしていたんですけどね。
荷物は楽になっても、結局、自宅へ帰るまで食欲はほとんど無かったデス^^;

なので、私が富士山を登れたのは、友人Tの支えのおかげなんデス♪
もう本当に感謝×2。

荷物が軽くなった事で、富士8合目~山頂までは、思ったより大丈夫でした。
本当に8合目までは吐き気と身体が重くて(荷物で)、大変だったんデス(泣)

なので、ここまで登ってきたんだから、中途半端に終わる訳にはいかないと思って、
「お鉢巡り⇒剣が峰(日本最高峰)」もリタイヤせずに目指しました。
写真で見ると分かるとおり、まだ山を登らないといけない行為に愕然としましたけど(笑)

途中で何度も挫けそうになって、諦めないでよかったと本当に思いました。
だって、「剣が峰まで登らないと、富士山登頂した事にならない」と思って。

“8合目でリタイアしたから、来年再チャレンジ!”・・・とか聞くんデスけど、
「・・・その8合目までが大変じゃん」って思うんデス・・・私は。
なので、この景色は一生に一度だけだな(笑)

あと富士山登山で思った事は、下山が大変。
とても傾斜がある上に、転びやすい。
途中、一緒のツアーの男性が頭からコケて流血してました。

荷物を置いてあった8合目で2泊目だったんデスが、
暗闇にヘッドライトが連なる風景は、富士山だけの光景なんだろうなー。
・・・私の最大の悲劇は、この宿泊してた山小屋で起きました。
2段ベッドから20時頃降りようと思ったら、ハシゴの1段目が梁にくっついていて、
足が入らず、どうにか2段目に足を下ろそうと思ったんですが・・・足が短いので届かず、
頭から落ちてしまったんデス(大泣)
後頭部を強打してしまったので、頭痛と吐き気がハンパなくても、山の上で病院はなく、
朝まで添乗員さん達の監視下でお世話になってました^^;
友人Tも私の様子を寝ずに介抱してくれて、本当に面倒かけまくりー。
あれだけ山で迷惑をかけないように、注意していたのにぃ。
その後、山小屋側の設計ミスとして、同じツアーの人達がオーナー側へ
ハシゴの改修工事を要望していたらしいデス。

なので、最終日の朝日を眺めながらも、とっても頭痛が酷くて辛かった。
その後、朝食も食べて下山だけだった訳ですが、
私の重たいザックをリーダー(プロの登山家)が背負って下山してくれました^^;
「私、持てますよー。」と言ってみたんデスが、「無理したら駄目」という事で、
私より年配のツアーの方々がいる中で、私だけウエストポートのみで下山。
下山だけなら楽ー♪と勘違いしていたんデスが、須走口下山ルートはとても大変で
本当に重たいザックがないだけでも、とても助かりました。
若い内に富士山は登っておかないと、多分無理・・・と思ってましたが、
それは体力と気力の問題で、年齢は関係なく、自分次第だなーって。
3日間、ツアーの方々とご一緒させて頂くと、私も少しだけ山の仲間になれたかなー。
とりあえず、今年の夏の目標達成したので、充実した夏休みでした★
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