弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

晩春に、枝先の葉のわきに、白い５弁花が甘く香りながらたくさん咲き、小さな緑の実が次第に大きくなって、晩秋から冬に黄橙色に熟しだんだんと甘くなります。

１２月１６日の誕生花は、色づくと医者が青くなるといわれるフルーツ、ミカン（蜜柑）。

花（木）の名は、蜜のように甘い柑子（カンジ、コウジ）で、室町時代に中国から渡来した柑橘類がそれまでの柑橘類より甘かったことから名づけられました。

ウンシュウミカン（温州蜜柑）は鹿児島県で誕生し、中国浙江省の柑橘類の名産地の温州（うんしゅう）にちなんでつけられています。

花言葉「純白」は、枝いっぱいに咲いて甘く香る小さい花のきわだった白さからつけられています。

花言葉「親愛」は、タネがなく包丁を使わずに果皮をむいて、みんなでこたつを囲んで食べられることからきているのでしょうか。

冬枯れが近づくご近所の畑の片隅や庭で、色づき始めたミカンが急に目を引くようになりました。

「ミカンが色づくと医者が青くなる」という諺は旬のものを食べると、健康になり、病気、病人が少なくなり、お医者さんは患者さんが来なくなってしまうので、青くなるのだそうです。

ミカン科ミカン属、半耐寒性常緑低木、原産地：日本別名：ウンシュウミカン（温州蜜柑）

ミカン（蜜柑）の花言葉：花嫁の喜び、清純、純潔、親愛、純白。

ミカン（蜜柑）の誕生花：５月２２日、１１月２３日、１２月１６日、１２月２８日

流通時期：苗木や実つき鉢植えを秋～冬に見かけます。
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