6日間の断食がつつがなく無事終了した。今回なぜ断食かというと突然腰痛が起こったことがきっかけだ。腰痛でしばらく登山もトレーニングもできない。筋肉の休息が必要になった。しかし肉体の休息と共に内蔵の休息もしたほうがよいのではないかという考えが浮かんだ。
断食は過去何度もしたことがあるので一応は慣れている。断食中は激しい運動はできずせいぜい軽いウォーキングやヨガ程度である。準備期間・本断食・回復食の期間が必要なので2週間程度が必要になる。結局登山に熱中している期間は無理だから、一年中山に出かけている私は断食できる時は少ない。今回が千載一遇のチャンスだと思ったのである。
まず準備期間を2日間とって減食した。次に本断食に入る。私の断食はジュース断食正確にはグリーンスムージー断食である。水断食は素人がやるにはリスクがあるからである。グリーンスムージーは毎朝飲んでいるが断食中は1日3回ともそれになる。毎日グリーンスムージーばかりだと4日目あたりで飽きてくる。トマトやパプリカなど赤い野菜も加えたり、加える水分・甘味もリンゴや豆乳を工夫して変化をつけた。
1日目~2日目は空腹感もあるし精神的にももやもやしていた。3日目に大量の排便があり腸がすっきり、頭がクリアになってきた。最初は3日間で終わるつもりだったのにあまりにも気持ちがいいので6日間に延長した。4日目・5日はすばらしく快適な日になった。頭は澄み渡り、精神的に安定し、圧倒的な平安と安らぎを感じた。イメージで言えば鏡のように静かな湖に月光が靜かに降り注いでいるという風景だろう。「 断食療法の科学 」によれば体の代謝系が通常の解糖系からケトン系(ミトコンドリア系)に変化し、α波やβエンドルフィンという物質の量が増えるらしい。α波はリラックスの脳波で、βエンドルフィンは快感物質と言われている。とにかく希にみる平安と安らぎを感じ、家族にも優しくできたし、仕事もはかどった。
6日目は娘宅に行ったりウォーキング時間が長すぎたりして多少疲労感があった。しかし破綻なく6日間の断食が終了した。体重はほぼ3キロ減。ダイエットのためにも有効だがそれ以上に体のリセット、精神の安らぎが大きい。ずっと悩んできた足親指付け根の痛みや手のむくみが解消するなど肉体面の改善もあった。
これから1週間かけて復食だ。これは断食するよりも難しい。猛烈な食欲に襲われて過去何度か失敗している。こつは必要なタンパク質を摂りながら糖質を制限することである。休息させていた内臓を少しづつ元の機能に復帰させながら運動できる体に戻していく。
さあ、うまくいきますように。 
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