2ヶ月振りに伊豆城ヶ崎海岸にクライミングに行った。さすがに伊豆でかなり温かく腰痛再発防止のため、日々慎重に行動している私には有り難かった。伊豆高原駅からちょっと歩き、崖を懸垂下降してシーサイド・ロックの海辺に降り立った。
平日だったが岩場は若者中心のグループでそこそこの混雑だった。私はすごく間隔が空いているので先生の配慮でまず大磯ロックで「名探偵登場」(5.8)、「ハジノライン」(5.10a)で体にクライミングを思い出させ、ウオームアップした。何とかこなしたものの、指の力が無くなっていて、岩を掴む感覚が全く無かった。
賑わうサンセット・エリア 大磯ロック 名探偵登場
その後、常連の熱心な皆さんのトライしているサンセット・エリアの方へ移動した。こちらのルートは海辺から崖の上まででかなり長く、「名探偵登場」の3倍は距離があるルートばかりだった。
ここにトライするのは初めてだし、とても不安だったが、海賊フック(5.10b)に取り付く。未経験ルートということで先生が取り付きからルートの道筋を示して下さったのでそれに添って昇るがとても難しい。どこもかしこも難しい。握力も腕の筋力もかなり衰えているので指に力が入っている感覚がない。どうにかこなして中間地点まで到着。つるつるの壁を右トラバース、岩に精一杯短い足を伸ばして着地できたもののそれで両手両足はツンツン、どうしてもあと1センチ上のホールドに手が届かない。そのうち腕が疲れてくる。苦肉の策で植物の枝を掴み何とか切り抜けた。リーチが無いって何て非情なんだ!!
終了点直下は水に濡れていて掴めるホールドが無くあと1,2手というところで四苦八苦。でもどうにか「海賊フック」をトップアウトして満足した。
海賊フック 前半 同 核心部
その後はピーターパン(5.10b)にトライ、核心のつるっとした1枚岩をクリアするのが難しいと聞いていたが、そこに行くまでのラインをどうやっても突破できない。ホールドが丸っこく甘く、体重を預けられるホールドを見つけられず、適切なムーブを作れない。何度もトライしたができない。結局、無理は禁物と潔く撤退。悔しいがこれが2ヶ月振りクライミングの現実だ。最後に「人生楽ありゃ苦もあるさ」(5.8)という黄門様ルートを楽しく昇って終了した。
久し振りに先生ご夫妻や気のあうクライミング仲間と再会してとても嬉しく、自分をさらけ出すことができてストレス発散できた。
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