久し振りに山友のエーデルワイズさんとハイキングに出かけた。丹沢山系の東端、相州アルプスと言われている低山の縦走である。ルートは本厚木から半原方面のバスで野外センター→高取山(705m)→宮が瀬越→仏果山(747m)→半原越→経石→経ヶ岳(633m)→華厳山(602m)→高取山(522m)→大厚木ゴルフ場という初めて行くルートだった。スタートの高取山と最後の高取山は同名だが全く別の山である。
スタートの高取山はしばらくするとする雪道になり、山頂は雪で覆われていた。展望塔の上まで登ると雲一つない晴天でうっすら雪化粧した丹沢山系とブルーの宮が瀬湖が箱庭のように美しく見えた。
雪の高取山頂 展望塔で
高取山から穏やかな稜線をたどると仏果山で、書道家が書いたような立派な山名標と小さなお地蔵さまがあり、こちらも雪があった。目の前には先日登ったばかりの丹沢山、蛭が岳、大山、表尾根などすばらしい山の眺めが広がっており、眼下には宮が瀬湖がまるで出島のように入り組んだ形をして水色に輝いていた。
丹沢と宮が瀬湖
仏果山頂 経石
仏果山でランチにし、絶景を楽しみながら1時間ほど寛いだ。そこからは稜線が細くなり、雪や岩などもあり、多少慎重に歩いたが、日差しがたっぷり降り注ぎ、風はなく、本当に日だまりハイクだった。低山だが左右がスパッと切れ落ちた稜線は変化に富んで面白く、左右の景色が楽しめてすばらしかった。昔、弘法大師がお経を隠したという経石を過ぎ、経が岳に到着。
ここからが本日の核心部。というのは通常のルートは半僧坊へ下山するのだが、今回は地図に道が載ってない華厳山、高取山を通って縦走を完成させようという計画なのである。ルートの説明書が木に打ち付けてあって参考になった。エーデルワイスさんと時間と地形を確認しながらピークをたどっていった。
多分地元の山岳関係者が手書きで作成されたのだろう、味のある標識が立っていた。説明によるとこの経が岳、華厳山、高取山を西山三山というらしい。西山保存会というものもあるようだ。地図に道が載ってない地元の山を愛する皆さんの気持ちを感じた。
経が岳から下は雪も消え、しっかりした道があったので、何の不安もなかった。一日中温かく最高の友と最高のハイキングができた。
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