1月9日、マイナス16度くらいの痛烈な冷え込みの中、河原沢左股のマルチめざして朝5時半出発。舟山十字路ゲートから登山道に入りチェーンアイゼンで雪道を1時間半登る。二股でアイスアイゼンとハーネスを着け、更に昇る。最初はまだトレースが残っていたがその内またしても深い雪のラッセルになり、思うように進めなくなった。段差がある部分で腿が上がらない。落とし穴に落ちると出るのに時間がかかる。
途中で「雪が多かったので氷瀑そのものは小さく貧弱になっている。そんな滝が4つくらい続くがその間はトレースのない雪道を登って滝を繋いでいくことになるがどうするか」と問われ、氷瀑につけばラッセルは終わりと考えていた私は滝は貧弱、ラッセルは続くという現実に意義を見いだせず、転戦を選ぶ。ここまで登ってもったいないけどもうラッセルはうんざりだった。登った道を再び下って美濃戸の滝に行った。途中振り向くと阿弥陀岳が素晴らしく輝いていた。

美濃戸の滝は沢を渡った上にあり、完全な日陰だった。左右二つの氷瀑があり、小さくて見た目より結氷状態もイマイチだったがこの時間から転戦できる氷瀑がないから止むを得ない。 考えられるすべてのルート6本を昇って早く終了した。


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