山への情熱 音楽への愛

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2017年03月10日
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カテゴリ: クライミング
2日目6時起床、キムチおじやの朝食を取り、8時頃アプローチ開始。天気は曇り空で雪が舞い落ちている。ものすごく寒い。雪道をスノーシューを穿いて30分、その後スエットバレーという急坂を登るためアイゼンに履き替えて40分ほど登ると見えた!!大迫力で聳えるアナコンダとコブラ。こんな巨大な氷瀑は北海道でも見なかったし、完全なバーチカルアイスである。今日はアナコンダ3ピッチを昇るのだがとにかく長い。「私、大丈夫かしら」と多少不安を感じた。

rblog-20170310171202-00.jpgrblog-20170310171203-03.jpg
                    アナコンダ(左)とコブラ(右)                アナコンダから見るコブラ
アプローチで体を動かしたので朝よりは身体が温まってはいたが、それでも空気が冷え込んで寒い。オーバー手袋をし、装備を確認し、登攀開始。第1ピッチからすぐ手ごわくなり、長いのでいつもの調子でガンガン昇っていたらダメと思い、じっくり登った。第1ピッチの終わりで右側を見たらコブラがその細身で奇怪な姿を惜しげなくさらしている。何とも形容しがたくすごい!!。昇れるものなら昇ってみろと言わんばかりの威嚇的雰囲気を持っている。これがこの辺りの最難度ルートだという。   
第2ピッチは前半部がツルツルのバーチカルでアックスを打つのは問題なかったが、足がうまく決まらず、自分の弱点を痛感した。「足、アシ」と声に出して言って足がおろそかにならないよう注意深く昇った。何とかツルツルアイスをクリアしても後半がまた長く持久戦だった。やっとピッチの終わりまでたどり着くと第3ピッチが出現した。これまた大きな氷瀑だった。ひえー、まだこんな大きな氷瀑が続いているんだと今更ながらアナコンダの大きさを実感した。
rblog-20170310171202-01.jpg登攀中の写真を撮りたかったがあまりの寒さのために手袋を脱ぐのが辛くていつものように写真が撮れなかった。やっと第3ピッチになって1枚撮った。
これを昇れば終わりと思って頑張って昇った。やっと終了点まで到着し、ほっとした。が下降が最も怖く、リスクも高い。慎重に慎重を重ねて懸垂下降3回で地上に降り立ち、登攀は終了。自分なんか到底登れないだろうと思っていたアナコンダが昇れた。嬉しかった。ここでやっと行動食とお湯を呑んで人ここちつき、急坂を下ってテント場に戻った。
rblog-20170310171202-02.jpg 雪の急坂を下る





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Last updated  2017年03月11日 20時11分18秒
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