山への情熱 音楽への愛

山への情熱 音楽への愛

2025年07月27日
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カテゴリ: 登山
7月25日金曜日。楽しく過ごした夜が明けた。夜中の1時頃に小屋の外に出て見上げた夏空は大きな星がきらめいて空気が澄んでいることを実感させられた。気持ちも冴え冴えした。
朝は早く出る必要が無かったので朝食も食べ、ゆっくりスタートした。本来なら今日も一日縦走して下山する予定だったが、下山口の渋の湯にもバスがない。さすがに八ヶ岳なんて一般的なエリアで往復タクシーというのも年金生活者には痛いし、そこまでする意味もないので方向転換してバスがあるルートに変更した。
まずみどり池まで下ってあの美しい池とそこに投影する稲子岳を見、シラビソ小屋で美味しいコーヒーを呑む。その後は樹林帯を下って稲子湯まで下山する。
登山者が皆無でありのままの姿の樹林帯を独り、のんびり下った。シラビソの森の中、足元は地面も岩も苔が埋め尽くしている。静寂の中、鳥のさえずりが聞こえ、自然の中にいる幸せを感じた。

   同宿だったジモティの皆さんと       シラビソの森     苔が地面も岩も覆っている
みどり池も無人でひっそりとしていた。前回ここに来た時はクリンソウが華やかに咲いていたが、もう終わってしまってみどり一色だった。池は清らかに澄み、雲に覆われた稲子岳を投影していた。がっかりきたのはシラビソ小屋が空いてなくてコーヒーが吞めなかったことだ。仕方がない、諦めて再び出発した。


小屋を後にし、稲子湯まで下山した。徐々に標高が下がり、足元も苔からシダ類に変化していった。途中、数人の登山者にも会った。人と会話すると少し元気が湧く。この頃にはもうこの美しい自然にも慣れて当たり前になってしまい、同じ景色がずっと続くため、飽きてしまっていた。
やっとのことで稲子湯に到着。貴重な運行が有難い小海町営バスに乗って小海駅に出た。
 JR小海千小海駅
小海はめちゃくちゃ暑かった。アスファルトはフライパンの底のようだった。下界はこんなに酷暑だったのだ。山に入ってしばし暑さを忘れていたのが幸せだったことを痛感した。
小海駅から佐久平に出、新幹線に乗って帰宅した。無事故で帰れて嬉しい。





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Last updated  2025年07月27日 15時19分53秒
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